見出し画像

中野京子「クリムトと黄昏のハプスブルグ 第1章 ハプスブルグ家、延命成功」『オール讀物』2022年11月号 文藝春秋 

『オール讀物』2022年11月号
文藝春秋 2022年10月21日発売
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BHN57KQM

中野京子
「クリムトと黄昏のハプスブルグ
第1章 ハプスブルグ家、延命成功」
p.203-207
2023年6月10日読了

https://en.wikipedia.org/wiki/Gustav_Klimt
https://ja.wikipedia.org/wiki/グスタフ・クリムト

Gustav Klimt (1862.7.14-1918.2.6)
「グスタフ・クリムト
『接吻』1907-1908年、
オーストリア・ギャラリー、
油彩、180×180cm
四十五歳の円熟期」



https://en.wikipedia.org/wiki/The_Kiss_(Klimt)
https://ja.wikipedia.org/wiki/接吻_(クリムト)

「無数の星が輝く宇宙空間的な現実離れした不思議な花野。
若い男女が金色の膜のようなものに包まれて抱き合う。

右端が鋭く削られた崖。
没我状態の恋人たちは、危うい場所と気づかないのか、
それとも気づいているから興奮は高まるのか。
このままもつれて倒れれば、奈落の底へ落ちてゆくだけだが、
むしろ望んでのことなのか……
これこそが同時代人フロイト[1856-1939]の唱えたエロス(性、つまり生への衝動)とタナトス(死への衝動)の無意識的一体化であり、且つ帝国の死を目前にしたウィーンの視覚化であった。」
p.203-204

「ハプスブルグ大王朝消滅前の残像を後世に残すべく天に配剤されたこの画家は、まばゆい金箔をふんだんに使って、当時の空気感をキャンバスに映し出した。」
p.203

https://ja.wikipedia.org/wiki/ハプスブルク帝国
https://www.y-history.net/appendix/wh0904-033_1.html
「第一次世界大戦によって1918年に消滅」

中野京子 雑誌掲載記事
http://www.hatirobei.com/ブックガイド/作家から/中野京子/雑誌掲載記事

読書メーター
中野京子の本棚(登録冊数11冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11442729

グスタフ・クリムトの本棚(登録冊数9冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11333645

オール讀物の本棚(登録冊数18冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11092057


https://note.com/fe1955/n/n8cc645712bcd
中野京子
「クリムトと黄昏のハプスブルグ
第5章 クリムト的エロス」
『オール讀物』2023年3・4月合併号


https://note.com/fe1955/n/n4917adc590d6
中野京子
「クリムトと黄昏のハプスブルグ
第6章 カフェ文化」
『オール讀物』2023年5月号

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?