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丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)『古典それから現代 丸谷才一対談集』構想社 1978年5月刊 堀口大學(1892.1.8-1981.3.15) 平野謙(1907.10.30-1978.4.3) 司馬遼太郎(1923.8.7-1996.2.12)他   関容子(1935.5.24-)「丸谷才一さんのスーツ」『銀座で逢ったひと』中央公論新社 2021.9

丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『古典それから現代
 丸谷才一対談集』
構想社 1978年5月刊
238ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J8P34G
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/1522955804445720

福岡市総合図書館蔵書
2012年11月20日読了

本書の存在は、
1978年の刊行直後から知っていたけれど、
三十五年もたって、
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
の没後にようやく手に取った……が、
久保田淳・司馬遼太郎と読み進むうちに、
再読だったことに気付いた…。
聖心女子大学図書館に勤務していた頃(1978-1987)、
目黒区立中目黒駅前図書館か、
都立立川図書館から借りて読んだのだろう。

2021年6月25日購入
アマゾン中古 633円

丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
岩松研吉郎(1943.10.31-2019.8.24)
「日本文学史とわたし」
『三田文学』1975年8月号
「新古今を語る」

久保田淳(1933.6.13- )
「宮廷文化としての和歌」
『カッパまがじん』1976年9月号
「宮のうた 里のうた」

司馬遼太郎(1923.8.7-1996.2.12)
「日本文化史の謎
 なぜ天皇が恋の歌を詠まなくなったのか」
『文藝春秋』1977年5月号

大岡信(1931.2.16-2017.4.5)
「唱和と即興」
『俳句』1974年9月号

岡野弘彦(1924.7.7.- )
「折口信夫を中心にして」
『短歌』1977年7月臨時増刊号
「現代短歌の中の日本詩史」

堀口大學(1892.1.8-1981.3.15)
「「明星」の詩と短歌」
『カッパまがじん』1977年1月号
「「明星」の詩とエロス」

平野謙(1907.10.30-1978.4.3)
「文学と実生活」
『文學界』1972年10月号
「文学・実生活・死 私小説の評価をめぐって」

谷沢永一(1929.6.27-2011.3.8)
「文庫文化の過去と未来」
『波』1977年8月号

「丸谷才一
要するに日本文学の一番のエッセンスは
「二十一代集」だというのがぼくの持論なんですがね。
でも、「二十一代集」が日本文学の中の
一番重要な部分だと言ったら、
気違い扱いされるんじゃないかな。
 … 
こういう常識は、
一体なぜ出来あがったのかということになると、
応仁の乱の直前で勅撰集は終った。
それで、応仁の乱以後、
日本はまったく変っちゃったと思うんです。
それで、変る前の日本文学の価値体系が、
まず一ぺんわからなくなっちゃった。
それが一つ。
そしてその次に今度は明治維新で
もう一ぺんわからなくなった。
その二つの激変があったものだから、
何がなんだかわけのわからない、
不可解な、つまり、無価値なものとして
「二十一代集」をつかまえていると思うんですね。」
p.7
岩松研吉郎(慶応大助教授[当時])との対談
「日本文学史とわたし」
『三田文学』1975年8月号 

丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『日本文学史早わかり』
講談社 1978.4
『群像』1976年10月号
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J8PMH4
https://www.amazon.co.jp/dp/4061983784
https://note.com/fe1955/n/ncecbb5720ade
の要点がこの時期に、
もう語られていたことを確認しました。


関容子(1935.5.24-)
『銀座で逢ったひと』
中央公論新社 2021.9
https://www.amazon.co.jp/dp/4120054667
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/6627941883947061

「丸谷対談の構成
[『カッパまがじん』1976年7月号~1977年5月号]
をまかされ、その対談の席で
堀口大學先生にお逢いできて[1977年1月号]、
その聞き書きで物書きデビューが果たせたのは、
思えば不思議な巡り合わせというしかない。
丸谷さんが角川書店の雑誌『短歌』編集長に電話して、
まだ海のものとも山のものとも知れない
私の連載を強く推してくださった」
p.26「丸谷才一さんのスーツ」

「昭和五十年[1975]に創刊されて、
六号で廃刊になる雑誌
『カッパまがじん』(光文社)連載
「文藝閑談対談」の構成を引き受けたことから、
私のエッセイストとして道が開ける。
ホストの丸谷さん自身の企画で、対談相手は、
中村稔(詩人・弁護士)
久保田淳(国文学者・中世文学)
水上勉(作家)
堀口大學(詩人・仏文学者)
谷崎松子(谷崎潤一郎夫人)
里見弴(作家)」
p.22「丸谷才一さんのスーツ」

連載六回分のうち、以下四篇を読みました。
久保田淳(1933.6.13- )
「宮のうた 里のうた」『カッパまがじん』1976年9月号
堀口大學(1892.1.8-1981.3.15)
「「明星」の詩とエロス」『カッパまがじん』1977年1月号
『古典それから現代 丸谷才一対談集』構想社 1978年5月刊
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/5467555606652367
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/1522955804445720

谷崎松子(1903.9.24-1991.2.1)
「倚松庵日常」『カッパまがじん』1977年3月号
里見弴(1888.7.24-1983.1.21)
「いろんなことをするから人生」『カッパまがじん』1977年5月号
『文学ときどき酒
 丸谷才一対談集』
集英社 1985年8月刊
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/516118751796102

中村稔・水上勉、は単行本未収録?

関容子『銀座で逢ったひと』イラスト 南伸坊 中央公論新社 2021年9月刊。288ページ。 https://www.amazon.co.jp/dp/4120054667 「「銀座百点」連載のエッセイ、待望の書籍化。聞書きの名手である著者が...

Posted by 山本 鉄二郎 on Saturday, December 11, 2021


関容子(1935.5.24-)
『日本の鶯
 堀口大學聞書き』
角川書店 1980.5
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J88BTK
https://www.amazon.co.jp/dp/400602181X

読書メーター
丸谷才一の本棚
登録冊数178冊 刊行年月順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091201

高校生の頃(1970-72)に読んだ
福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
『深夜の散歩 ミステリの愉しみ』
早川書房 1963.8
https://note.com/fe1955/n/n26e000989c48
https://note.com/fe1955/n/n49dc2860af81
https://note.com/fe1955/n/nf236daad7399

以来五十年以上読み続けてきました。

読書メーター開始以前に読んだ本が多いため
メモを記入していない本も多いですけど、
ご笑覧いただけましたら幸甚と存じます。

"発表年月日順・丸谷才一作品目録.xls"
エクセルファイル(約三千行)
単行本・文庫本90数冊分の
目次・初出・書評対象書を、
発表年月日順に並べ変えて
編成、作成中。
完全編年体・丸谷才一全集
(の目次・内容一覧)

1925年8月27日誕生
2012年10月13日逝去
「ゆがんだ太陽」
『秩序』第1号(1952年1月発行)

「わが青春の一ページ
 桐朋学園音楽科60周年記念
コンサート・祝賀会での挨拶
 2012年10月8日」
『別れの挨拶』集英社 2013年10月刊

を夢想(妄想)してます。


https://note.com/fe1955/n/n49dc2860af81
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『梨のつぶて 文芸評論集』
晶文社 1966.10

https://note.com/fe1955/n/n3c66be4eafe5
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『日本詩人選 10 後鳥羽院』
筑摩書房 1973.6

https://note.com/fe1955/n/n39b0bac5071d
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『星めがね』
集英社 1975年10月刊
320ページ
[写真]
「新聞や週刊朝日などで多くの書評を書き続けた
丸谷才一氏 1968年」

https://note.com/fe1955/n/n026b8f7779a3
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『男のポケット』
新潮社 1976年4月刊
新潮文庫 1979年5月刊
272ページ
解説 粕谷一希(1930.2.4-2014.5.30)

https://note.com/fe1955/n/n6458c3ec5b1e
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『遊び時間』
装釘 山藤章二(1937.2.20- )
大和書房 1976年12月刊
285ページ
中公文庫
カバー 山藤章二
解説 金関寿夫
中央公論社 1981年10月刊
310ページ

https://note.com/fe1955/n/nd6424820220b
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『低空飛行』
装幀 池田満寿夫
新潮社 1977.5

https://note.com/fe1955/n/ncecbb5720ade
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『日本文学史早わかり』講談社 1978.4
『無地のネクタイ』岩波書店 2013.2
池澤夏樹(1945.7.7- )
「メイキング・オブ・文学全集」
『池澤夏樹、文学全集を編む』
河出書房新社 2017.9

https://note.com/fe1955/n/n3c0584d6e951
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『コロンブスの卵』
筑摩書房 1979年6月刊
363ページ
「徴兵忌避者としての夏目漱石」
『展望』1969年6月号

https://note.com/fe1955/n/n766d60240b79
『オール讀物』
1982年5月特別号
文藝春秋
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 2
 ちよつと政治的?
 アメリカ橋
 小説作法」
和田誠(1936.4.10-2019.10.7)
東海林さだお(1937.1.30- )
椎名誠(1944.6.14- )

https://note.com/fe1955/n/na23a2eb002ed
『オール讀物』
1982年7月特別号
文藝春秋
392ページ
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 4
 扇の風
 馬芝居
 タイム・マシーン的方法」
 いしいひさいち
 椎名誠
 東海林さだお(1937.1.30- )
「男の分別学
「のぞき部屋」について
 急に痴漢になったような気がして」
椎名誠(1944.6.14- )
「全日本賛否両論型録 国鉄問答」
いしいひさいち(1951.9.2- )
「忍者無芸帖」

https://note.com/fe1955/n/n8d39fb24356a
『オール讀物』
1982年8月特大号
「第28回 文藝春秋漫画賞
 植田まさし(1947.5.27- )
戸板康二(1915.12.14-1993.1.23)
「泣きどころ人物誌 永井荷風の勲章」
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 5
 佐々木邦の糞尿譚
 麻雀必勝法
 二日酔ひの研究」他

https://note.com/fe1955/n/nf7b96d51f990
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 6
 パロディ白秋詩集
 顔について
 画家の来訪
 雑誌づくし」
『オール讀物』
1982年9月特別号
文藝春秋 1982年8月刊

https://note.com/fe1955/n/ne7c88687dcfd
『オール讀物』
1982年11月特別号
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 8
 甲子園の土
 料理雑誌の編集長
 孫の手考」
田辺聖子(1928.3.27-2019.6.6)絵と文
「絵入り随筆
 まことより嘘がたのしや……」

https://note.com/fe1955/n/n6884d26dc428
『オール讀物』
1983年1月新年特別号
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 10
 犬の名前
 コルク考
 偏読」
黒岩重吾(1924.2.25-2003.3.7)
森浩一(1928.7.17-2013.8.6)
「蘇我氏と卑弥呼」

https://note.com/fe1955/n/na04841444a88
『オール讀物』
1983年3月特大号
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 12
 赤と白
 理屈学入門
 恐怖」
戸板康二(1915.12.14-1993.1.23)
「泣きどころ人物誌
 松井須磨子の香水」

https://note.com/fe1955/n/n534af899ac1a
『オール讀物』
1983年5月号
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「好きな背広 14
 ほととぎす
 影響について」
山藤章二(1937.2.20- )
「山藤章二のオール曲者
 立川談志
 東海林さだお
 百目鬼恭三郎」

https://note.com/fe1955/n/n755f00287f6f
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『好きな背広』
文藝春秋 1983.8
文春文庫 1986.11
『オール讀物』
連載エッセイ集
第一冊(全十一冊)

https://note.com/fe1955/n/n1998cbebf2ac
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『挨拶はむづかしい』朝日新聞社 1985.9

https://note.com/fe1955/n/n17b237a668df
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『世紀末そして忠臣蔵 丸谷才一対談集』
立風書房 1987年9月刊

https://note.com/fe1955/n/n0d04f004682c
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『新々百人一首』新潮社 1999.6
丸谷才一・大岡信(1931.2.16-2017.4.5)
「詞華集と日本文学の伝統」『新潮』 1999年8月号

https://note.com/fe1955/n/n8df1c95b5881
大岡信(1931.2.16-2017.4.5)
『おもひ草』
世界文化社 2000.2
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
由良君美(1929.2.13-1990.8.9)
大岡信「日本の「中世」の特色」
『國文学 解釈と教材の研究』1973年9月号
丸谷才一・大岡信
「詞華集と日本文学の伝統」
『新潮』 1999年8月号

https://note.com/fe1955/n/n56fdad7f55bb
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『樹液そして果実』集英社 2011.7
『後鳥羽院 第二版』筑摩書房 2004.9 
『恋と女の日本文学』講談社 1996.8

https://note.com/fe1955/n/na3ae02ec7a01
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
「昭和が発見したもの」
『一千年目の源氏物語(シリーズ古典再生)』
伊井春樹編  思文閣出版 2008.6 
「むらさきの色こき時」
『樹液そして果実』集英社  2011.7

https://note.com/fe1955/n/n2b8658079955
林望『源氏物語の楽しみかた(祥伝社新書)』祥伝社 2020.12
『謹訳 源氏物語 私抄 味わいつくす十三の視点』祥伝社 2014.4
『謹訳 源氏物語 四』祥伝社 2010.11
『謹訳 源氏物語 五』祥伝社 2011.2
丸谷才一「舟のかよひ路」
『梨のつぶて 文芸評論集』晶文社 1966.10

https://note.com/fe1955/n/nfa05714e8ec4
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『袖のボタン』
朝日新聞社 2007年7月刊
192ページ

https://note.com/fe1955/n/na6c90e3b93cc
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『人形のBWH』
文藝春秋 2009年11月刊
320ページ

https://note.com/fe1955/n/nd41726da27bb
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『快楽としてのミステリー(ちくま文庫)』
筑摩書房 2012.11

https://note.com/fe1955/n/nf236daad7399
福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
『決定版 深夜の散歩 ミステリの愉しみ』
講談社 1978.6

https://note.com/fe1955/n/n26e000989c48
福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
『深夜の散歩
 ミステリの愉しみ(創元推理文庫)』
東京創元社 2019.10


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