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now and then

2023/11/3の珈琲日記

少し前に買っておいた堀口珈琲のデカフェのコスタリカ、シティローストを淹れてみる。実は人生初のデカフェ。連日仕事帰りが遅いので、寝る前に飲む用として買ったのだけど、実際にはコーヒーを淹れる元気などなく、しばらく冷凍庫に眠っていた。

30gを90度450gのお湯で、1回目はカリタウェーブ、2回目はハリオV60で淹れ比べてみる。他のデカフェを飲んだことがないので比べられないけど、普通のコーヒーと遜色ない味に感じた。すごく注意深く味わうと鼻に抜ける香りが少し平べったいというか、遠くにあるような感じがするくらいだろうか。カリタとハリオの明確な違いは分からなかったけれど、粉にお湯を注ぐ時に盛り上がってくる泡の色が明らかに濃いこととか、色々発見もあった。

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昨夜はBeatlesの最後の新曲"now and then"のリリース日だったこともあって、曲を聴いたりしながら遅くまでワインを飲んでしまったのですが、それまでの疲労の蓄積もあってか、今朝起きた時に絶望するくらい喉が痛くて、もうおしまいな感じがしました(しかも貴重な三連休の幕開けとともにやってくる嫌がらせよ…)休日なので病院もやっていません。喉の痛みもすごかったけれど眠気も壮絶で、途中何度か起きたけど、気づけば17時まで何も食べずにひたすら眠りました。

5時。早朝かな?という感じで起きて、家族には不審な目で見られながらも、早めに済ませておきたかった年末調整の書類にとりかかり、前述のとおりデカフェのコーヒーを淹れたり、デカフェについてのStandart Japanの記事を読んだりしました。超臨界二酸化炭素抽出法!名前が格好良いですね。今後デカフェの需要はもっと高まると思うので、色々勉強したいなと思います。

今日はレコードストアデイ、プレイヤーを新調したのでうってつけのタイミングだったのにレコード屋に行けず残念。ネットで色々物色しました。Joao Donatoの"a Bossa Muito Moderna"というアルバムのレコードが欲しいです。

夜には"now and then"のMVが公開されたので、ドキュメンタリー映像とあわせて観ました。ネットを見ていると色々な意見があるようですが、僕は今のところ、Beatlesの"now and then"とJohn Lennonの"now and then"は別物でどちらも良いのではないか、というスタンスです。よく言われているデモの転調するパートはとても印象的だけれど、Beatlesとしての演奏であの部分を(良くも悪くも綺麗に)昇華させるのは相当難しかったのではないか、と推測します。ジョンの弾き語りのヨレヨレとした良さ、あれはあれでそのまま原曲の中に閉じ込めておくので良かったんじゃないかな、と思います。

その後、"free as a bird"や"real love"のジョンの音源を聴いて、さらにその思いは強くなりました。転調ありのBeatles版"now and then"はどんなものだったのだろう、そんな答えのない想像を巡らせるのも、Beatlesに触れる楽しさのひとつではないかな、と思うのです。

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