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HEIMA

2023/11/12の珈琲日記

朝、Post Coffeeから新しく届いたインドネシア フリンザコレクティブを淹れてみる。プロセスはwet hulled、いわゆるスマトラ式。ちょうど昨日川野優馬さんがスマトラ式のメリットデメリットを語る動画を観ていたので、意識してはいけないと思いつつも、少し偏った感じに味わってしまったかもしれない。豆30gに435gのお湯で3:30くらいで抽出。川野さんが良い意味も悪い意味もあると言っていた「アーシーな」という形容詞がまさに合いそうで、でもどっち側にも振り切れていない感じのアーシーさ、草地のにおい、をわりと感じた。最近フルーティーなコーヒーを比較的たくさん飲んでいたので、なんだか久しぶりな感覚。もう少しあっさり抽出した方がいいのかもしれない。


続けて興味本位で昨日焙煎したコスタリカを少し淹れてみたけど、まだちょっと早かったみたいだ。まだ僕には「焙煎香」というのは分かるようで分からないのだけど、なんというかもっさりした重心低めの印象、でもさっきのインドネシアよりは幾分華やかな香りもした。とりあえず1週間寝かせてみよう。

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朝食後は出勤前のせめてもの抵抗って感じで、レコードプレイヤーまわりを整理。Bluetoothだけでなく、ずっと愛用しているYAMAHAのモニタースピーカーで色んなレコードを聴きたかったのです。RCA端子をフォーンに変換するやつをAmazonで購入、無事に音は出たが音がデカすぎる、、これまでオーディオ周りの接続とかを雰囲気でやってきたので、こういう時に知識の薄っぺらさが露呈してしまう。この辺は来週以降の宿題となりました。その後、ずっとアナログで欲しかったポスクラ名盤レコードを再びアマゾネスで発注。12月頭に届くようで、至上のたのしみとなりました。絶対壁に飾りたいのでその手法を色々考えています。

ほんとのこと知りたいだけなのに、夏休みは、自分のための時間はもう終わり〜クリーニングを出して駅前で焼肉定食で英気を養い、いざ戦場へ。水筒にコーヒーを淹れてくるのを忘れたので、職場の近くで自分にしては珍しくセブンのコーヒーを買ってみました(買う時の手順をきちんと踏めるか怪しかったのでyoutube動画で予習しました)。サニーデイサービスが「コンビニのコーヒー」って歌ってたやつです。うまいようでなんとなくさみしい。まさしく人気のない日曜日の職場にはさみしいどころではなくて、夕方にはホラー映画化決定。みたいな廃墟感がすごくて、結局五時間弱労働して逃げるように退勤。

帰りに二子玉川でビール、とハムカツなどを食べて帰宅。最後にいつもの堀口珈琲のデカフェを淹れました。それからSTANDARTが届いていたので開封、すごくすごく表紙がすてきで、まるで映画のワンシーンみたいです。いつまでも手にしていたくなるような本と出会えることも小確幸ですね。

ふと気づくと、最近買い逃して後悔していた再発レコードが奇跡的に楽天のショップで定価で売っているのを発見、反射的に注文しました。アマゾネスでは既に定価の3倍以上で売っています。たまにはいいこともある。そう。買ったレコードは届いた時にバーンと写真を載せたいので、名を伏せているのです。あばば。

寝る前に昨日買ったカベソーを飲みながら、シガーロスの"HEIMA"を観ました。一度は、あんなシチュエーションで音楽を奏でられたらいいのにな、という映像のオンパレードで、BGMがわりに流しておくことも多いです。みんな思い思いにコーヒーやワインやビール(もちろんジュースやお茶や水でもいいのですけれど)を手に音楽に浸れる、自然に囲まれた場所。そんな空間をいつか作ることができたら、僕はきっとこの世に思い残すことは他にないでしょう。

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