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本のよみ方

ここしばらく、職場での異動などもあり、勉強しなきゃなぁ、と思うことも多かったりするので、本を読む量が増えています。もちろん、前述のような事情があるため、ここで言う本とは実用書のことです。
小説なんかだと、思いっきり没頭し、その世界に入ってしまえばいいのですが、実用書、それも必要に迫られて、あるいは「読んでみよう!」と思って読む本は、おおむね自分の一歩先、あるいは今までの自分の枠の外のことを書いてあるわけで、頭を使いながら、一生懸命ついていくわけです。

そんな、本のよみ方。

人はどうやってるんだろうな、と思ったときに、そうだ、私のやり方を書いておくのも、面白いかも知れない、という気がしたので、ご紹介します。

用意するもの

ふせんとノート。ノートに書くための筆記用具。もちろん、読む本。しおり。
ふせんは、正直なんでもいいので(でも透けて見えるフィルムふせんがお気に入り。っていうかフィルム付箋の方が便利だと思う)潤沢に用意する。

ノートはストレスをためないためにも、ある程度書きやすいものを選ぶ方がいい。第一、後から見返したり、書きくわえたりするので、そこの段階で何かのおまけでもらったようなノートだと、コンディションによっては萎えてしまったりするので。
おすすめは無印の高紙質ノート。おだやかなクリーム色と、万年筆でも気持ちよく書けるが売りのノートです。サイズは……小さすぎると私は足りなくなっちゃうのでA5。でもこればかりはこの先の「使い方」を見ての相性で決めたら良いと思います。

使い方

本を読みます。マーカーとか使う人、いるのかな? マーカーは消せないので(昨今だとフリクションという手もありますが、あれだって多分、紙を傷める)私はそこで付箋を使います。

マーキングしたくなった行。章。自分だけ分かればいいので、わざわざ一語一句マーキングしなくても、ほぼその辺りに貼ればOK。

そういえば昨年読んだ本で、ちょっと感動したのがこれ。ページのほぼ真ん中にふせんが固まっているのが分かりますか?
もちろん、私が「これいいな」と思ったこと、「これ大事だな」と思ったことなので、著者の方が意図したことではない可能性もありますが、この「ほぼ真ん中にある」というのは「開いた瞬間、大事なところがぱっと目に入る」ということなので、本自体が分かりやすくなる、ということだと思うんですよね。ちなみにこのふせん、本屋さんで何かのキャンペーンでもらったふせんですが、結構いい感じに使えました。もう使い切ったけど。残念!

で、ふせんをつけつつ読んでいくわけですが、このふせんをつける、というのはマーキングと一緒です。で、ノートには……このふせんをつけた部分他で、たぶん色々インスピレーションを得ると思うのですが、それを書いていきます。連想ゲームとか、今の自分の仕事に役立てようと思ったらどうしたらいいだろう? とか、明日から、いや今日からでもこれは出来るな、とか。
ふせんはマーカーと一緒なので、特に書き込んだりはしないのですが、ノートに文章を書くときに「〇〇ってすごい言葉だな」とか「△△ = ~~~」みたいな本のどのあたりにあるか分かるような言葉を適宜混ぜておくと、二回目に読んだ時に一度目の思考がよみがえりやすくていいかも知れません。

あと、ノートの使い方。ノートは、私は右側しか使いません(片面、という意味ですね)左側には、後日読み直したときに、その時には気づかなかったこと、こういう考え方もあるかも!なこと、今ならこう考えるな、ということを書き足していきます。あるいは過去の自分を添削、とか。
ノートの片面使いって、一見もったいないんですが、何度も読み直したり、そしてそれに書き足したりしようと思うと、行を空けて書くか、片面使いにするか、しかないと思うんですよね。
私はスケジュールもレフトタイプが好きな「書きたいことを書きたいだけ書きたいタイプ」なのでノートの片面使いが性に合っているようです。

それと、日付(その時とか、左側に追記したときとか)も入れておくと読み返したときに「あぁ、あの頃は〇〇な時期だったから、こういう考え方してたな」とか分かって面白いです。このノートのポイントは、後日何度か読み返す、書き足す、ということでしょうか。

本って読むのが目的じゃなく、読んだことを理解して、実行するのが目的なわけで。読んでもイマイチ実行に移せない、読んだ端から忘れてしまう、という方は、ぜひお試しいただけたらと思います。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。お役に立ちましたら幸いです。 *家飲みを、もっと美味しく簡単に*