見出し画像

確定申告今年もまじめにやってみた(保険解約返戻金・ロボアド・ソシャレン・ふるさと納税返礼品)

家族3人分の確定申告(e-Tax)をようやく済ませた。
私は前年に引き続き保険の解約返戻金が大きかったため、例年の還付申告以外に一時所得や雑所得も申告し税金を納める(相殺する)という、あまり楽しくない確定申告となった。

↓こちらは昨年の確定申告の記事。

ただでさえややこしい確定申告だが、一時所得や雑所得に関するネット情報はとても少ない。
そこで今年も申告のポイントをかいつまんでご紹介してみたい。(間違った記述があった場合はご容赦を)

①配当控除(NISA口座除く)

まずは配当控除。
源泉徴収有りの特別口座は原則確定申告が不要だが、申告を行うことで配当金にかかる所得税が(収入によっては)戻ってくる。
※NISA口座は非課税なので申告不要。

その入力画面はこんな感じ。

配当控除の申告画面

②雑所得(ソーシャルレンディング)

クラウドバンクやレンデックスといったソーシャルレンディング(以下ソシャレン)の分配金は、雑所得扱い。

サラリーマンは給与以外の収入が90万円以下(所得では20万円以下、つまり収入90万円から控除50万円を引いた1/2以内)であれば非課税だが、前述のとおり私は保険(積立年金)の解約返戻金が多額だったため、雑所得の申告を行った。

またソシャレンの分配金は、所得税は源泉徴収されるが住民税は別途申告が必要。
私は確定申告で住民税の申告も済ませたので、後日市役所から追加徴収のお知らせが来る。

ちなみにイギリスではソシャレンがISA(日本のNISAに相当)対象商品となっているそうで、イギリスをお手本にしている日本でもNISA対象となる日は近いかも??

■クラウドバンク分配金

クラウドバンクの分配金

■レンデックス分配金

レンデックスの分配金

③一時所得(保険解約返戻金・ふるさと納税返礼品)

②で述べた通り保険の返戻金が大きいため、ふるさと納税の返礼品も一時所得として申告を行った。
返礼品の評価額は昨年同様ふるさと納税額の3割、ただしコストコの年会費など定価がはっきりしているものはその額を記入した。

※給与所得以外に申告すべき収入がない人は、返礼品が50万円相当(寄付額で167万円以上)の高額納税者でない限り返礼品の申告はしなくてもよい。

一時所得の申告画面

④還付予定金額

入力後の結果は以下のとおり。

■私の還付予定金額

所得税はかろうじてプラス(還付)。
ただし一時所得・雑所得にかかる住民税が後日請求されるので喜べない。

■夫の還付予定金額

夫は配当所得のみ還付申告

■トラ(未成年口座)の還付予定金額

未成年口座は配当・譲渡益とも申告

わが家の未成年口座は旧ジュニアNISA口座と源泉徴収有り特定口座の2本立てなのだが、収入のない未成年の特定口座は、譲渡益と配当金の両方を申告した方がお得になる場合が多い。
一般的には利益が48万円以下であれば源泉徴収済の譲渡益・配当金にかかる所得税は全て取り戻せる。
ただし利益が48万円を超える場合は扶養から外れてしまうので申告しないほうが良い。

※本来未成年口座は、源泉徴収無し口座で利益48万円以下に抑えるのが手っ取り早いが、私は万が一48万円を超える可能性に備え源泉徴収有りとしている。(源泉徴収あり口座なら利益にかかわらず申告するかしないかを選べる)
とはいえ利益48万円を超えるような嬉しい誤算となった年は未だかつて一度もない。


確定申告をすることで税金が還付される反面、保育料や社会保険料などの算定に響く場合もあるので、申告はくれぐれも慎重にお願いします。
この記事が確定申告で悩むどなたかの参考になれば幸いです。

この記事が参加している募集

確定申告やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?