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英文の「塊と塊のつなぎ目」に文法必要/大切なのは塊の中/第15弾の後半

※step up「強化する」credit「単位」ですが、下記英文①のcareer-orientedの意味を考えてみます。

① Universities are stepping up their support for foreign students in finding jobs at Japanese companies by establishing career-oriented classes for credit.

私は子供の頃、orientationって遠足のことか?と思ってましたが、「方向づけ」のことを表します。だから学校に入ると遠足より前にすぐorientationがある訳ですね。

そのorientを使ったself-orientedは自分に方向が向くので「自分本位の」でself-centeredと同意語。※私のような「方向音痴」はdisorientedです。

いきなり話が逸れましたが、それも踏まえて上記の英文を読んでみます。
肝心なこと忘れてました。よってcareer-orientedは「キャリア志向の」とカタカナ使って訳しておきます。

Universities are stepping up their support for foreign students/ (in finding jobs at Japanese companies)/ by establishing career-oriented classes for credit.

そこまで複雑な英文の作りではないですから、/ だけで理解できますよね。よって、この英文は3つの「塊」から出来ています。

つなぎ目のin~ingはwhen S+Vで、by以下は~することによってですからstep upにかかっている(修飾している)と分かれば、または(      )の部分を一旦外してみてもいいかもしれません。

全体の和訳はそんなに難しくないので①に関してはここまでにしておきます。

英語が苦手な人は、まず音読が不可欠ですが、英語に関することを一つ一つの知識を覚えるというよりも、何かと何かを最低2つ以上関連付け(体系化)をしながら慣れていくと、最初の段階では階段を一歩ずつ上がるように上達するので辛抱も必要かと思います。

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② In the coming academic year(学年/年度), this university will establish a course {in which instructors, (including Chinese lecturers who have experienced job hunting in Japan themselves,) will conduct mock job interviews.}
まず上記英文②の作り(塊)を確認してみます。

一度に英文全体を見てしまうと、何か複雑に見えて嫌になりますよね。

まず英文の大きな塊部分(幹)は、This university will establish a course in which~です。この時点で英文内に分からない単語があっても意味に拘らずに、空所のままorウソつき和訳状態でok。

次に、中程度の塊部分(枝)がin which以下なのでそこの英文を一部除いて戻します。

This university will establish a course {in which instructors (who have experienced job hunting in Japan themselves)/ will conduct mock job interviews}. 

途中の 小さな塊部分(葉)のincluding Chinese lecturersを除いて、英分に区切りを入れた上の英文の直訳的和訳は「この大学はwho以下のinstructorsがmock就職面接をconductするコースをestablishする」となりますが、

この時点でかなり分かってくるのでは!?

英語得意な人は何を紛らわしいことをと思いますが、これが模試や本番下線部和訳なら,including Chinese lecturersを無視してでも幹・枝部(塊内)の「空所部ウソつき和訳」に集中した方がいいです。

決して自慢ではなく、私の知る限りこの方法で英文読解力が伸びなかった生徒はいませんでした。

②の(和訳例)⇒来(新)年度から、この大学では、日本で自ら就活経験のある(中国人講師を含む)教師たちで就職「模擬」面接を行うコース(教科/科目)が開設される(設けられる)。

※mock test/exam(s)は「模擬試験」という意味です。

このように英文を分解してみると大中小部分(幹・枝・葉)の塊をつなぐところが文法事項が関連しているのが分かると思います。

そのつなぎ目自体に拘るよりも、つなぎ目を目安に「塊」内の内容から全体の意味を推測していく方が、英文が読みにくいと感じている人には「読む力(話す力書く力)」がついていくと思います。

下記に本稿の前半がありますので参考にされて下さい。


※全身痛再発7年目で外部の学校には指導に行けませんので、サポートは本当に有り難いです。投稿内容にご納得の上、何らかの形で英語指導の機会を与えて頂ければ幸いです。よろしくお願いします。 HP⇒https://feedback01.webnode.jp/ 福岡県 北九州市 小倉南区