ダウンロード

ぶざまな退職/現実に戻るまで(後編)

地元に戻ってから

退職手続きを終え寮を引き払って久しぶりに実家に戻ると、父からはすぐに次の就職先を探して働くように厳しく言われました。ただそうしたくても体も心も頭ももう動かない。

怠けているとか甘えている、そんな次元の話ではなかった。

とにかく病院に行かせてくれと大きな総合病院で診察や検査を受けた結果、「過労が主な原因でしょう、内臓の機能も低下しているようですから、しばらく通院して療養されるのがよいでしょう」という事でした。

その時に過労に至る話をした担当医から「自分が本当に何が一番好きで何がやりたいことかをこの療養中にゆっくり考えてみたらどうですか?」という言葉が私の人生を変えることになりました。

画像1

一番好きなことは英語とバスケット。バスケットで生計は立てられない、その時から昔から好きだった英語を一からやり直してみようかと思い始めた医師からの言葉でした。

「過労死」という概念の欠片もなく「男は根性」、そういう時代に一度社会に出た成人男性が英語の勉強なんか父が許すはずもありません。

ここから先は

1,814字 / 2画像

¥ 500

※全身痛再発7年目で外部の学校には指導に行けませんので、サポートは本当に有り難いです。投稿内容にご納得の上、何らかの形で英語指導の機会を与えて頂ければ幸いです。よろしくお願いします。 HP⇒https://feedback01.webnode.jp/ 福岡県 北九州市 小倉南区