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退院後の日常生活

退院しても、普通からは程遠い。

コンロは火が使えない。
お風呂1人で入れないので、娘が見守る。

買い物は近所の友達がしてくれたり、
火を使う間 居てくれた。

チャイムが聴こえないし、来客に不安なので、ドアフォンを付けてもらった。

歩くのは少しずつ、
主人に捕まりながら。
目は二重に見えるので、目の運動も欠かさない。
少しずつ、亀の歩みほど。

家の中で6割ほど聴こえた。

あの頃(発症から1年半)

やっと1人で過ごせるようになった頃

このまま、何もしないと全く成長がないな!?
何か吸収出来ること無いの??

脳がやっと字を追えるようになって、そうだ!映画をみよう!!って思った。
洋画なら字幕を読める。
色んな世界を見ることが出来るから、何もしない自分よりプラスかも?
毎日毎日あさるように映画を観た。

同じ頃、電車で1人で行ってみよう!と、大阪まで行く。

それが自信になって、
冬には東京へ行ってみた。
去年(発症6年)は、娘と2人、息子がいるカナダとアメリカに行った。

これだけ聞くと、全然大丈夫そうに思われるけど、
全く大丈夫じゃない。
相変わらず、聴こえにくい、しびれてる。
自分の中での精一杯の挑戦。

なんで?
やめとけばいいのに?
と思うだろうけど、

自分の可能性を試して、それを確認したい 。

3年近い頃には、運転再開の講習を受けて、クラクションが聴こえて踏み返えがOKで合格した。

少しずつ運転再開、
慎重に。
世界が広がった。

今の時代はありがたいなーと思う。
スマホや、パソコンでコミュニケーションが取れるし、情報を取る事も出来る。
映画もレンタルや、配信がある。
ただ右手が使えない私は、利き手では無い、フリックも逆の左打ちに修正するのは大変だったけど、必死に変えた。

#細菌性髄膜炎 #日常 #努力 #感謝


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