安心して性について話せる場、「embrace」を立ち上げます。
こんにちは。詢川華子と申します。
この度、#noteクリエイターサポートプログラムに応募させて頂きます。
2023年1月より、女性の性や身体のことを気軽に話せる場所「embrace」オンラインサロンを立ち上げます。
「embrace」とは
「embrace」とは、包み込むという意味。世の中の女性の悩みや不安を大きく「包み込む」ような雰囲気・暖かい場所を作りたいと思い名付けました。
女性の活躍が増えると共に、多くの女性が悩んできた生理、PMS、妊活、性、セクシャルウェルネス、更年期、デリケートゾーンなど、身体や心の変化や不調などの悩みが表面化してきました。
この流れを受け、女性特有の悩みや不調を解決するフェムテックやフェムケアが注目されるようになってきましたが、「性」について話題にすることは差別や偏見も含まれたスティグマだと感じ、家族やパートナーにさえ話せず、ひとりで問題を抱えてしまう人も多くいます。
それは、誰にも話せずひとりで悩み、孤独になっている人がいる、ということです。
「embrace」は、そういった自分の心と身体に向き合おうとしている女性が安心して性や身体のことを話せるオンラインサロンを目指します。
フェムテックやフェムケアの魅力
フェムテック(Femtech)とは、「Female(女性)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語。そして、フェムケア(Femcare)は「Female」と「care(ケア)」を組み合わせた造語で、どちらも社会で活躍する女性を支援するために広がっています。
例えば、生理周期や排卵日を予測する月経管理アプリや、シリコンのカップを腟の中に入れて月経血をためる月経カップ、月経血を吸収する機能を備えた吸水ショーツなどもフェムテック、フェムケア商品です。
また、“性や生殖に関する健康”という考え方には“性行動を健康に保つこと”や、“性の快楽を自分で楽しむこと”も含まれており、セルフプレジャーグッズなども体や心の健康につながっています。
日本人の「性」に対する意識について
日本人女性にとっての性はどこか後ろめたく、ネガティブなものとして捉えられる傾向にあり、日本人男性にとっての性は、アダルトなイメージが先行する方が多いとわたしは感じています。
しかし、「性」の定義は広く、以下のような内容も含まれます。
このように、「性は〇〇だ」とはっきり定義することができないため、よくわからない=意識しない・考えないもの、となっているのではないでしょうか。
そのため、いざ身体の変化などが生じた際に戸惑ったり、よくわからず悩んでしまう方も多いと思います。
しかし、身体や心を含めた自身の「性」がわかるようになると、悩みや不安の原因がわかるため、生きやすさに繋がります。そして、友達や恋人、家族にも自分の身体、心について説明できるようになるため、コミュニケーションが取りやすくなります。
また、もっと踏み込んだ話をすると、性に対する意識が変わることは人間関係だけでなく、働き方・社会・経済のあり方にまで深く影響を及ぼします。
事実としてこのようなデータがあります。
世界経済フォーラムが発表するジェンダー・ギャップ指数では、日本の順位が146か国中116位と先進国の中で最低レベルなことや、日本社会の生理に伴う症状による労働損失が年間4911億円(医療費の負担や通院費用まで含めると6828億円)に達するという試算があるということです。
「性」に対する意識が変わることは生き方、そして働き方の変化を後押しし、経済の損失さえも軽減できると考えて良いのではないでしょうか。
なかなか話せなかった性を話せるように
女性は生理、更年期、妊娠出産などがあり、その症状は個人差も大きく、人それぞれ悩みや不安なども違います。
そのため、これらの話を周りの人と共有しづらく、仕事にも影響が出るなど、ひとりで悩みを抱えている方も多くいます。
そして、男性も女性の身体の仕組みや性に関する知識が無いせいで、「理解できない」「サポートの仕方がわからない」など困っている人は多くいます。
これらのことを受け、私は今までnoteを通じ性について発信を続け、Zoomやリアルで性を気楽にオープンに話すお話会や皆さんから記事を募集するなど企画を開催してきました。
参照マガジン「心とカラダ。生理と私」▼
活動を通して、性別、年齢、国籍などを超えた様々な意見や考え、性に関する悩みを聞くようになり、「性」がどれだけ近く、遠い存在にあるか、ということを感じています。
日本で話せる環境が圧倒的に少ない
悩みや不安を打ち明けた時、批判、否定されることはとても傷付きます。
日本人にとってナイーブなトピックである性の話は特にそうだと言えるでしょう。
それゆえに、性の悩みや不安を打ち明けた際、何らかのジャッジを恐れている方は多いのではないでしょうか。
− どう思われるだろう?
− 理解されないかもしれない。
そんな不安から、大切なパートナーや家族、友人だからこそ性について話せず悩んだ経験をしたのは、私だけではないと感じています。
しかし、性はタブーな話ではなく、むしろ一番身近な話です。性に真正面から向き合うことは身体、そして心と向き合い、自分自身を理解することに繋がり、毎日を軽やかに過ごすことができるようになります。
そのためにも、フェムテックやフェムケアを上手に利用することは有効です。
そこで私自身、国内外のフェムテック関連の企業やサービスを100社以上リサーチして気付いたことがあります。
それは、日本では商品という”モノ”にフォーカスして課題解決する企業が多いということでした。
モノで解決する課題は、生理やPMS、更年期関連が主になっており、心のケアの部分が抜けています。
そして、私は「安心して性を話せる場所」を作りたいと思っています。
一人ひとりの課題に向き合い、肯定し、理解し合えるような関係性を作ることで、安心して話せる場所は創れるはずです。
「性」のオンラインサロンとして市場を切り拓く
性という話題は、身近な人に話しにくく、また相談した際に、何を言われるか怖いなどといった不安があるからこそ、同じ悩みや理解ある人が集まる場所を作ることで、相談や解決への近道へつながると信じています。
また、オンラインサロンというクローズドな環境、かつ場所に囚われない環境にすることで、どこにいても気軽に交流が図れると考えています。
性に関する知識や情報、悩みや考えを共有し安心して話せる場の創出は、心と身体に向き合うキッカケを作り、一人一人が自分に合った商品やサービスを選択できるようになるだけでなく、人生や生き方までも選択できる力となるはずです。
オンラインサロン「embrace」の概要
女性の性や身体のことを気軽に話せる場所「embrace」オンラインサロンの概要を紹介をします。
■ビジョン
■ミッション
■対象
■コンテンツ
性について安心して話せる交流の場を作ります。
■将来的展望
noteクリエイターサポートプログラムに応募した理由
「性を通して世界を知る、自分を知る」をテーマに、身近な性に関する記事や情報をnoteで書き始め3年弱が過ぎました。
「性」という繊細なテーマで書いているため常に配慮が必要なことや、誰かを傷つけてしまうのではないか、という不安と共に歩んできた3年は大変学びの多い豊かな時間でした。
なかなか話せなかった生活の延長線上にある性、そして情報や教養を誰かにシェアすることは、価値観や考え方が広がり、様々な視点で物事が見えるようになります。
そして、身近だけど見向きもしなかった自分の心、身体と向き合えるようになり、一人で抱えていた問題が解決する糸口になるだけでなく、仲間との出会いによって人生がより一層豊かになることを私自身の経験を通し感じています。
この経験をより多くの方とシェアしたいと考え、性を気軽に話せるコミュニティを作ろうと思ったのはnoteを開始して直ぐのことでした。
おかげさまで理解ある方々と繋がることができましたが、まだまだ偏見を持たれることもあるため「どうやったら知ってもらえるか」、「仲間とどうしたら出会えるのか」、「活動資金はどうしたらいいか」という問題に直面し、中々行動に移せずにいました。
しかし、今回のクリエイターサポートプログラムに応募するにあたり、現実的に今、自分が必要としていることがわかりました。
今回の応募は、やってみたい想いを遠慮せず、素直に自由に表現する挑戦でもあります。
この企画を実現させるために、お力添えください。
■希望するサポート時期
■支援してほしい内容
■私について
詢川華子。東京都生まれ。神奈川県横浜育ち。大学で北欧文学を専攻。中央公論にて学生記者を経験。
大学卒業後、ジャーナリスト作家に憧れ世界中を放浪。帰国後は都内にて会社員として働きながらエッセイ、脚本、ライティングを学び、サスペンス、ノンフィクション作家、森村誠一氏を塾長とする山村正夫記念小説にて本格的に小説を学ぶ。
自分自身の生きづらさの根本にある「性」に向き合い、4年以上の歳月を掛け性をテーマにした小説を執筆。性を語る難しさを乗り越えKindle、そして自費出版を果たす。
もしも、わたしの活動に賛同して頂ける方がいらっしゃいましたら、引き続き一緒に創造していけたらと思います。
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コミュニティ▼ 女性が安心して「じぶん」を話せる場所【embrace】
「性、ジェンダーを通して自分を知る。世界を知る」をテーマに発信しています^^ 明るく、楽しく健康的に。 わたし達の性を語ろう〜✨