国語の早とちりと、人生の早とちり

FEIS運営のばしょうです。


受験の時に、僕はよく国語の問題で、

選択肢が残り2つになってから何度も間違えてきました。


選択肢が2つ残っている時は、特に頭がもやもやしています。

速く答えを出したいのです。


その状態で「えいっっ!!」と答えを選ぶと、

たいてい間違えます。

国語の選択肢は、心理学に基づいて

間違いの選択肢が作られているみたいです。


本当に「これだ!」と思っているより、

「このもやもやした気持ちをスッキリさせたい!」と思って選んでしまうと

選択肢を間違えてしまいます。



これは、受験国語以外にも言えます。


最近よく悩んでいたことがありました。

「自分は、限界を突破できているのだろうか?」

「悔いなく一日を過ごせているのだろうか?」


これらの問いには、明確な答えがありません。

そもそも限界を突破したかどうかということは、明確に定義できません。

もっと言えば、仮に今日、答えが出たとしても、

その答えというのは、その後の人生でいくらでも評価が変わります。


IPS細胞を発明してノーベル賞を受賞した山中教授は、もともと外科を目指していました。

ですが、彼には決定的な弱点がありました。


手先が、あまりにも不器用なのです。

周りからは、「ジャマナカ、ジャマナカ」と言われ、

研究の道に進むことになります。


それでも山中教授は腐らずに、ノーベル賞を受賞したのです。

外科から研究に移る時に、その出来事に対して答えを出さなかったのです。


答えを出さないと、なんだかもやもやします。

スッキリしないのです。


「これってどういう意味なんだろう?」と、もやもやします。

ですが、そこで答えをすぐに求めないことです。


そもそも人生の答えなんてものは抽象度が高すぎて

すぐに答えられないのです。




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