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Skebの検出AIを突破する その1を再検証する

申立書を提出されたのが5月18日

発信者情報開示等仮処分命令申立書を見直してみたのだが、ひとつ気が付いたことがある。
それは申立書の日付が令和5年5月18日であることだ。


一応相手側の弁護士名は伏せておく


…え?
5月18日?

遅くね?


何故かアーカイブが保存されてた!!!

さて、問題の令和5年3月10日公開(意見照会によると)
Skebの検出AIを突破する その1」なのだが、

…詳細はとりあえず省くが、
なんかNote運営局との間で意思疎通が上手くいかないという謎の状況で、なんだかワケのわからないまま、うっかり反論する為の証拠も残さずに全部のNote記事を削除してしまったのだが…

誰かがなんか知らんけど勝手にアーカイブを保存してくれてた!!!

archive.today
https://archive.vn/9svZ5



誰がが俺のNote記事のアーカイブを勝手に保存したらしい。
マジでありがとうございます!!
たすかりました!!!!


もうAI判定される画像。


令和5年3月10日
Skebの検出AIを突破する その1において
HIVEのAI検出技術を証明するために
いくつか画像を検証していた。


当時は
色総数を減らして何故か手書き率100%と判断された画像

↓当時の記事

当時はTwitterにも同画像を上げていた。


この画像、
当時は手書き率100%と判断された画像だったが、

しかし現在HIVEのAIにアップロードしたら
100%AI判定である。


もう見破られる。
当時99%手書きと判定された画像も余裕のAI判定!!

恐らくこれはAIイラストがノイズ画像から生成されることと関係があると思う。
Hive社のAIは1ピクセルの精度でノイズの痕跡を探し出してAIか否かを判断する。
システムとしてはこれでほぼ間違いないはずである。

当時こんな解説をしていたが、
当時の画像がまったく通用しない以上、
現在のHive社のAI検出アルゴリズムは全く不明である。

結局のところ、どういうアルゴリズムでAIか否かを判断しているのかはHive社しか分からんので100%の攻略法など存在しないというのが事実である。

当時からちゃんとこういう説明をしていた。

この件により、スケブが主張している
Hive社の投資が損失になったという評価はどう考えてもおかしい。
むしろHive社は性能向上の為にがんばっている。

いつから精度が上がっていたのか?

さて、この「Skebの検出AIを突破する その1」に手書き判定されてたのがAI判定されるようになった件だが、
自分はもう5月3日前後には把握していた。


自分と、@sun_ek2氏とはちょっとだけ意見を交わしていた

@sun_ek2氏の5月3日のこのツイートで、
俺は「本当だ、当時の手書き判定画像もAI判定されてるわ」とコメントしていた。
まあその自分のツイートは消えているとはいえ、
5月3日の時点でこの「Skebの検出AIを突破する その1」は他の技術研究者たちからもほぼ参考にすらならなくなったのは事実である。
記事を公開してから2ヶ月足らずのことである。

そのときは「まあそのうち再検証した記事でも書き直すか」などと考えていたのだが。


話を発信者情報開示等仮処分命令申立書に戻す。

この申立書が東京地方裁判所に出された令和5年5月18日には
HIVEの検出AIには
以前は「手書き判定される画像」とされていたものが
ほぼ完全に「AI判定画像」と確実にされていた。

つまり、この解説記事はもう何の意味も無くなっていたのだ。


「権利侵害の説明」には

検出AIにAI生成画像と判定されない方法をサイト上で伝播させ

と、あるが

5月18日時点じゃ
もうそんな方法も解説も
すべて全くのゴミ情報だったのだ。


追記(2023/07/02 18:16)


当時「とりあえずbaseレイヤー単色塗りで作成した画像はほぼ手書きと判断される」
とされた画像


現在の結果。
一応64%で「AI画像の可能性が高い」となる。

まず「base」を単色で塗ってそのままHiveのAI判断すれば1.0か0.999で手書きと判断されるはずである。
ここからどうにかして自分で塗る。

もうそんなこともないです。
残念でした。




・・・・
スケブさん?

ほんとうに
なにも自分たちで検証しないまま
発信者情報開示等仮処分命令申立書を出したとか

言いませんよね?