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争点をまとめる

なんか、うみゆき氏ほか適当なノリで今件を解説してる人が多いので
こちら側から見た争点をまとめる。

いやいや「らしい」とか、
適当なノリで訴訟沙汰を解説しないでくださいよ。

俺はIT技術に対してオモチャなどという不真面目な概念なんか
1度たりとも持ったことありません。

スケブ側の主張
この度、AI生成データに一定の加工を施すことで、AI生成データを検出するAIの検知を故意に逃れるための手法をブログ上に記事として公開し、
記事の閲覧者に対して、積極的にSkeb上でイラスト生成AIを使用するように促したアカウントの運営者に関して、発信者情報開示請求訴訟を提起いたしました。
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まず「一定の加工を施す」という言葉なんですが
まずレイヤー分けツールで絵を色情報で大量に分解して、全レイヤーを1ピクセルも残さずに単色で塗り直して、ここからどうにか実力で塗る」が一体何をどう解釈したら「一定の加工を施す」になるのでしょうか?

スケブさんは「塗り」とか「仕上げ」いう技術を相当甘く見てませんか?
イラストレーターさんの「塗り」なんて「加工」と一緒だろ?みたいなノリなんですけど?
マジで絵師100人展に選ばれた絵師のLoRA相手に、単色からの塗り再現などやれるものならやってみろと言いたいんですが。


例えば荻poteのLoRAから生成されたこのAI画像。
これを単色から実力で塗り直しなんか簡単に出来るか!?

自分としてはむしろ逆に
「スケブのなるがみ氏が言う通り、生成されたAIの画像からちょっとやそっとの加工や編集じゃ絶対にHIVEにはAIと判定される」
「様々な加工、編集、考えうる限りの方法を自分で試したが全てAI画像からの加工と見抜かれて、驚異的なAI検出率でパニックになった」

検証を進める上でその検出率に対して絶望的とも言える心境を記事にそのまま書いていたはずです。
一貫してAI画像とその加工された画像はHIVE社のAIにほぼ100%検出されるとしか主張していませんし、現在でもそう考えています。
むしろHIVE社のAI検出技術を反AI側よりも信頼してます。
HIVE社は手書きイラストをAIと判断することはあっても、AI画像を検知出来ず見逃すなんて自分からは一度も言ってません。

未だに「一定の加工を施すことで、AI生成データを検出するAIの検知を故意に逃れるための手法」なんて自分自身見つかっていません。
そんなもんがあったらこっちが教えてほしいくらいです。

現在はイラスト制作経験に基づく塗り直しとかなりの手間が必要になります。

イラストの全塗り直しというのは、もうそれはAI画像じゃないんですよ。
全塗り直しでHIVE社が検知出来ないのは、それはもうAI画像じゃないからです。

自分はツイッターでもどこでも、ただの一度とすら、AIを拒絶する相手に、気付かれないようにAI画像を納品出来るなどとは主張していません。
それが本当に出来たらこっちは笑いが止まらないゲームエンドなんですよ!


「積極的にSkeb上でイラスト生成AIを使用することを促した」のは事実です。

というか、絵を描く際に「イラスト生成AIを使用する」ことを促しているのは、さいとうなおき氏をはじめ現役のイラストレーターにも沢山居ます。
それを使わなければ今後クリエイターは生き残れないのです。

CGWORLD 2023年 1月号では我らが深津貴之氏ほか現役のクリエイターの皆さんがちゃんと真面目に語っています。


田島光二氏とかも大真面目に語っています。
「アーティストがAIを活用する」と言って
違法なAI画像を納品するってコト!?とか
猿みたいな主張してる人は買って読んでください。


それで「使用する」ということは、それを「納品」するとイコールにならないのです。
だってAI画像を納品したら検出AIに100%引っかかるのです。物理的に納品出来ないじゃん。

クリエイターはAIを活用してはいけない。なんてルールはスケブに存在しません。
「イラスト作成の全工程でAIを使用していないとスケブに証明しない限り、納品を完了させることは出来ない」というルールにでも変更したらどうですか?

「絵師さんはAIなんて使用しないで欲しいなぁ~」
こんな印象論だけでスケブは動いたのでしょうか?

おあそびで、たのしくおえかきしてる、ゆめみがちなひとたちと、
仕事で真剣にIT技術に向き合っているプロたちとを一緒にするな。


検出AIに引っかからないAI画像でもスケブは目で見て主観的にAIイラストだと判断できる」というスケブの主張ですが…


1枚4000円でリクエスト募集していた。
リクエスト機能はスケブが承認しないと出来ない。
この場合はアイコンからもうAIだと疑うべき


にじジャーニーV5にしか見えないイラスト


AIの可能性95%


マジでスケブはこれを承認して通したんですよ?
普通にTwitterで炎上してたんですよ?
いやこれがAI生成画像とスケブスタッフが疑えないのなら逆に何だったら「見て分かる」のですか???
確証が持てなくともHiveでチェックすればすぐ分かるはずなのですが?
Twitterで炎上した後にスケブはすぐに当該ユーザーのリクエスト機能を停止させたのは一体どういう判断したからですか?

そもそもHIVE社のAI検出技術に対してスケブ側から未だ何の説明もないというのが問題なのです。
それをSkebが導入してからすぐに誤検出報告が上がってきた以上、
HIVE社が一体どういう原理でAIを判定しているのか検証と説明をする人間が居なければむしろクリエイター側は安心など出来ないのです。

「HIVE社のAIでAIイラストか否か判別できる!!
仮にAIがAIイラストと判別されなくても
自分の目で見て主観的にAIか否か判断できるもん!!
疑いを晴らして欲しければ自分たちが納得できる証拠をお前が出せ!!」

こんな主張をしてる人たちが現在ネット上で大量発生してクリエイターの信用問題に発展してるんですけど?
AI画像と似ている絵柄だというだけで吊し上げに遭う人が続出しているのですが?
「クリエイターが安心して制作出来る環境を提供している」と主張しているスケブさん、今あなた達がどんなやり方してるのか自覚してますかね?

こんな連中を商売として相手にしている以上、絵柄変更LoRAなどを使ってどうにかAIを使用してないようなポートフォリオを通さないと今後クリエイターは生き残れない状況になってるんですけど???今後のクリエイターは自分の実績を証明するのが難しいって話はもう良く聞く話なんです。

自分としては、どんなにAIっぽい絵でもHIVEに引っかからないのなら全て完全無罪にすべきです。引っかかったらとりあえず説明と弁明をするべきとは思いますけど。


Skebではクレジットカードの不正利用等を防止するため、イラスト生成AIの使用を禁止しており、納品物はAI生成データを検出するAIの導入とスタッフによる目視確認の両方の工程によって不正利用を防止しています。
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スケブはこのワケわからん理屈をそろそろちゃんと説明して欲しいのですが?
何をどう考えても意味不明です。
スケブのシステム的には短時間で描いた絵を納品してはいけないという規約はありません。棒人間を描いて納品しても、納品された相手にはそれを拒絶することも文句を言うことも一切出来ません。
マネーロンダリングや不正送金を防ぎたいのならシステム的にどうにかするべきです。
例えばクリエイターとクライアントは1日1回しかリクエストや納品が出来ない回数制限を付けるとか、
1ヶ月で1度だけまとめて入金されるようにするとかそういうシステムにするべきです。

何で攻撃されやすいと分かっていながら
10秒で入金するシステムなんだよ


何でクリエイターの絵の描き方を規制することがマネーロンダリング防止になるのかマジで謎です。

…という話がスケブと担当弁護士にあったのでしょうか?
意見照会書には不正送金、マネーロンダリング、それに類いするような言葉や主張は一切出てきません。
「SkebにはAI画像は一切存在していないという社会的評価が存在する。」という主張が長文で長々とひたすら続いています。
でもTwitterやサイトでは利用者に対して「マネーロンダリングの防止の為です」という主張です。
コレなんなんでしょうか?
何でこんなに利用者相手と法廷とでは主張が食い違うのでしょうか?

法廷で「Skebではクレジットカードの不正利用等を防止するため、イラスト生成AIの使用を禁止している」という主張はよほど都合が悪いのでしょうか?


さて、Note運営局はスケブと裁判で争います。
NoteといえばCXOの我らが深津貴之氏ですよ。
インタラクション・デザイナーの深津氏のNoteですよ。

CGWORLD 2023年1月号で
「アーティストとAIの共創関係を考える」なんて記事に一番大きい写真で載ってる
あの深津貴之氏ですよ?


何故か深津氏だけ2倍大きい

Stability AI Japanのアドバイザーの深津氏のNoteが裁判で争うわけですよ!

絵のこともAIのことも、もうてんで分からんスケブに対して、
AI技術のプロ中のプロの大本が闘うわけですわ。

こらもうやる前から勝ったも同然ですな!ガハハハハ!

きっとNoteさんは凄い弁護士を連れて裁判に臨むはずです!!!!!!!!たぶん!!!!!!!!!


こら勝ったな!!!!ガハハ!!!!!!!