翼をください。まっ白になりたい、、、  ☆★

いつまでたっても、飛べない
翼が生じない
以前、あの歌をよく歌った
翼をください、と
もちろん、今でも好きだ

現実と言われるこの世界では
何かが、足を引っ張ってる
足が浮かない

重力 ? 
それもあるかもしれないが
違うような気もする
そう、自分の中にいるものが、それを許さないような
手放なさないような気配がある
なぜなんだろう

飛ぶことを、一旦許してしまえば
雲の上の世界へ飛びさって、帰ってこないことを
知っているからなのかもしれない
いや、こんなことを、声を出して、言ってはいけない
気づかれてしまうから
知られてしまうから

飛びたい気持ちが本気ならば
慎重に計画を進めなければいけない
自分の中にいる飛ぶことを許さない頑固な主人を、目くらまし
関心を別なところへ向けさせ
この世界で生きるため、幾重にも身にまとった古い約束事を
知られないうちに、一気に脱いで
燃やしてしまわなければならない

誰にも話さずに、手順を踏み、タイミングをはかり
全てをひとりですませなければいけない
飛びたつ瞬間までは、従順なシモベのように
にこやかに無表情に、振る舞わなければならない
これが、できれば
背中に翼がなくても
手放した赤い風船のように、空へ舞い上がるだろう


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