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女の価値ってなんだろう

女の価値って、なんで決まるんだろうと考えていたんです、ぼんやり、考えていたんです、で、思ったんです、男の人に性器をぶち込まれた時のよがり声で決まるんじゃないかって、男の人に性器をぶち込まれた時に、どんな反応をするか、どんな声を出して、喜びを、快楽を、情愛を伝えるか、表現するか、爆発させるか、それはもう、女として生まれたものの、一世一代の晴舞台です、見せ場です、だって、男性器をぶち込まれているのに、無表情で、なんの反応もしないなんて、そんな女に、生きる価値はありません、愛される価値はありません、泣くなり、悔しがるなり、ポジティブなものではないとしても、ネガティブなものだったとしても、それはそれで生きています、生きる情感に満ちています、イヤイヤという、必ずしも嫌ではありません、ダメダメという、必ずしも駄目ではありません、女の使う言葉には、何重にも保険がかけてあります、必ず裏があります、含みがあります、そこになんともいえない、人間らしい、女らしい、心の綾が、切ない愛憎が、映し出されるのではないでしょうか、そこに男の人は興奮し、もっともっと男性器を硬くして、幾度も幾度も、こらえきれず、射精するのではないでしょうか、誰に教えられたものではないにしろ、いえ、ひょっとして遺伝子に刻まれているレベルで、私たち女は、男性器をぶち込まれることに喜びを感じ、無限の情愛と、無限の恥辱を持って、その突入に応えます、応えて、そして、さらなる深い突入を期待するのです、私たち女が全身全霊を持って、一発一発、男性器をぶち込まれるたびに、あたりかまわず、高らかに嬌声を上げ、はしたなくよがり狂うことこそ、女が本当に女らしくあることだと、私は思うんです、私は思ったんです、2月の静かな雪の日に、バレンタインのチョコレートの、華奢で品のいい紙箱に、薄いピンク色の飾りリボンを結びながら。

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