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様々なジャンルを行き来する孤高のDIYアーティスト 「Yeek」 【ANTENA #7】

Spotifyフォロワー:165,032
Youtubeフォロワー:2.59万人
※投稿時

LAを拠点に活動するシンガーソングライターで、インディロックとHIPHOP・ソウルを自由に行き来して、ジャンルレスとも言える様々なジャンルを繋いで気持ちのいいサウンドを僕らに聴かせてくれる。

元々はニュージャージー州生まれで、現在はL.Aを拠点に活動している。
キャリアのスタートは、パンクやハードコアバンドで、ラップをしたりしながらビートを作り始めたそう。
プロデュースからレコーディング、ビート、歌、ラップと多くの作業を一人でこなすマルチな才能を開花させながらDIYにサウンドクリエイティブを行う。

本人はインタビューではあえて定義するなら「ヒップホップをベースにした、実験的インディパンク」だと語っているが、個人的印象としては、近年のチルホップをベースにしたインディロックなんじゃないかなと思ってる。

作品としては既に2枚のアルバムをリリースしていて、2017年のAL『Sabastian』はインディロック的な特徴が最も表れていて曲調もキャッチー。
もの悲しげで気だるいギターとダウンテンポのビートが特徴だが、ビーチで日が暮れていくときに感じるような郷愁を感じさせてくれる曲もある。
キングクルーエルに、HIP-HOPのビートを加えた感じとでも言いましょうか。

その後19年のEP発表を経て、今年に2ndアルバム『Valencia』をリリース。
このアルバムはロック感が薄まり、シンセなどを使ったインディポップ+ソウル色が強くなっており、ギターを聴こえなくなったことで作品ごとにだいぶ印象が変わってくる。

この映像も、Macとキーボードを手元において、一人で謳っている姿が印象的な曲になっている。

easylifeを筆頭に、チルポップ/ロックの気運は高まっているように思えるが、このYeekも時が時なら日本のフェスでも、ぜひお目にかかりたいものだ。

【ANTENA】は、今後のブレイクやもっと聴いてほしいと思う海外アーティストを紹介していきます。

※注釈

今回から、冒頭にSpotifyとYoutubeのフォロワー数を参考までに入れてみました。

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