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みんなのフォトギャラリー公開 黄昏色の空

夕陽が沈んでいく風景は、誰でも一度は見たことがあるでしょう。
水平線や山の稜線に、太陽が少しずつ少しずつもぐっていく様子を見ると感動します。大きな宇宙の天体の一部に生きているということを思い出します。

いまでこそ人間は、煌々と夜通し照明をともし、昼も夜も関係なく営みを続け、当たり前のように生産力や経済力を高めることで豊かになろうとしています。
(余談ですが、私の父親は三交替勤務という過酷な労働条件で会社に雇用され、家計を支え子供を育ててくれました。しかも当時はまだ週休1日の時代。これには感謝の念意外ありません。)

しかし、こうなる前の黄昏時というのは、大地が暗闇に向かっていく緊張感と不安の訪れ。無償のエネルギーを与えてくれるお天道様とのしばしの別れを惜しむ儀式で、今日という一日を仕舞うエンディングテーマだったのではなかろうかと思います。
わたしたちの生身の身体は、それをまだ覚えているから、いまでも夕焼け空を見ると言葉にならない感情が湧き上がってくるのではないかと思います。

こうしてみると、夕陽は海(もしくは湖)で目にしている割合が多いですね。それもそのはずで、平野の陸地はたいてい建物が立ち並んでいて、なかなか地平線というものにお目にかかれません。写真のシゴトを軌道に乗せて、シゴトで平原に沈む夕陽を写真に収めるような旅に出たいと思っています。

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