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みんなのフォトギャラリー公開 秋紅葉 京都

今週の秋紅葉は京都から。
#7から#11が高台寺、#12が嵐山の宝厳院で撮影したものです。

紅葉は、木々たちが厳しい冬の近づきを感じとり、越冬に備えて、葉を枝から落として土に還す営みを始めるサインです。

次にくる季節は暖かい春でも暑い夏でもなく、確実に寒い冬です。
季節のサイクルを幾年も繰り返してきた古都、京都の寺院であれば、紅い紅葉から感じられる寂しさもまた、ひとしおです。

人生の山谷は、季節にも喩えられることがあります。
厳しい季節に入ったとしても、ただ寂しさに打ちひしがれるだけでなく、暖かくなる時期を迎えるためにいまできることが何かある。活動を抑え、木々たちでさえ、冬の先の季節のために葉を土に還すという、いまできる仕込みを行います。

いますぐに実を結ぶことはなくとも、例えば心身を労わるとか、旧交を温めるなど。調子が良い時にはなおざりになりがちなことに目を向け、体勢を整えよという巡り合わせかもしれません。そうしているうちに暖かい季節も巡ってくる、道はなんらか開けるということだと思います。

作品は「みんなのフォトギャラリー」に公開中です。
「写信家 うみやま」で検索してお使いください。
(複製・改変は禁止。みんなのフォトギャラリーからご利用ください)


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