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狩猟日記 11.19 キンクロハジロ一羽

晴れ、気温12度。

1つ目の池に行くと昨日と同じ場所にアオサギが鎮座している。お前一昨日からいるやつと同じだろ。

違う池、カイツブリ……もぐっちょ親子のいる池へ。今日も仲良く泳いでいた。カルガモもいたけれどもぐっちょファミリーを驚かすのもなんだか忍びないのでスルー。

スズメかなと思ったら違った。カワラヒワっぽい。飛び方ちょっと違う。移動。

池の真ん中にキンクロハジロがいるのを確認。去年もそうなのだが、やたらキンクロハジロがつく池なのだ。銃をセットし近づく。こちらを見ているがじっと動かない。体を木に密着し安定。相手は動く様子がないのでゆっくりと落ち着いて姿勢を整える。距離計を利用、キンクロハジロには合わせられなかったので対岸の木へ合わせると75メートル。向こうの岸に近いから50メートルかちょい手前か。空気は朝入れてきたので十分なことを考慮しメモリ1つ下に、今まで獲物を越してしまうのでもう1つメモリ下に、キンクロハジロの頭から首、胸にかけての垂直線を狙う。体は右側になるが、今までも若干右に着弾しているので好都合。一発、ヒット。少しバタついたが息絶えた。

50メートル離れた池の真ん中にプカプカ浮いたままのキンクロハジロ。仕方ないので風で岸に吹き寄せられるまで待機。近寄ってきたところを回収した。ネックショットだ。

ということで猟期最初の獲物はキンクロハジロでした。

金色の目に黒い頭と体、両端が白いカモで「キンクロハジロ」と覚えていたやつ。黒い頭に黄色の目はなんだか目つきが悪く見える。でもそれが、目があった瞬間、あいつだってなる。頭にはチョコっと伸びた飾り羽。お腹から脇にかけて白い羽。キンクロハジロがとれたのは初めてだ。食べるのも初。

実のところ、キンクロハジロはまずいと言われる海ガモ類。

カモは大きく「陸ガモ」と「海ガモ」にわかれており、色々と細かな違いがあるのだが、特に食性の違いから「海ガモ」はうまくないらしい。食べたことないからなんとも言えないけど。食べてみないとね。

帰り道電柱の上にタカ類?猛禽類は全然わからないのだ。

帰るといつもはそっけないネコちゃんがニャーニャー言いながら近寄ってくる。ふふふ、美味しそうだろ。獲物を持って帰ると犬でも猫でも急にモテ始めるので困ってしまう。

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