ズーキャンプに申し込み、落ちたけど。

なんだか久しぶりにお泊り企画でちょいと面白そうと思った企画を見つけたので応募してみた。

ZOO CAMP

静岡にある日本平動物園内でのキャンプ企画だ。

私自身の体験で、ペンギン飼育上でのキャンプ、サメ水槽前でのお泊り、両方ともなかなか楽しめた。泊まりじゃなかったけど閉館後の水族館探索ができた企画もなかなか面白かった。

今はあちこちで行われているお泊りイベント。参加するにしてもこれといったものがないとなかなか参加しにくい。ペンギンキャンプは飼育場の中にテントを貼るというレア企画だったし、水族館はちょいと大人のお話ということでお子様禁止のトーク聞けた上に酒も飲めたし、深海魚を食べてみるという企画とお話自体が面白かったと。

泊まるだけでなく、何かこれといったものがないとなかなか参加に踏み切れない。お金もかかるし。

そんな中で興味を引いたのが今回の企画。

夜の動物と一緒に眠る『ZOO CAMP』

子どもも大人もワクワクな一夜。

テントの中で寝袋にくるまって、

夜の動物の声に耳をすませながら眠る夜。

日常からほんのちょっとだけ踏み込んだ

夜の世界は、非日常への入り口。

昨日まであったあの動物園が

前よりもっと近く感じる。

昨日までなんでもなかった場所が

とびきりの空間になる

キャンプしたいなと思いサイトに飛んでみたけれど、どうも私の思っていたものとは違っていた。だからこそ興味を覚えたのだけれど。

 

まず動物園でのお泊り企画となれば、参加者限定の動物関連イベントが思い浮かぶ。例えば、参加すれば飼育員さんの話が聞ける、バックヤード見学ができる、えさやり体験ができる、普段は見られない閉園後の動物たちの様子、開園前の動物たちの様子を見られるなどなど。

人の少ない園内を時間外に回るというのは特別感を感じさせる。飼育員さんの話やバックヤード見学はイベントに参加したという満足感が得られる。昼間はねてばかりの夜行性の動物が動き回り、朝の活動はじめの動物たちの動きはまた朝の体操と言わんばかりに生き生きと動き回る。開演時というのは案外準備運動が終わったあとなのだと知ったのはお泊り企画に参加してからなのだ。

ではこのZOO CAMPでは何を見られるのだろうか?タイムスケジュールを確認してみる。

動物園での開催にも関わらず、動物園絡みのイベントがない。

前日12.00-16.30と翌日9.00-15.00までは園内散策となっている。通常の動物園トークなどのイベントは見られるのだろうが……正直なはなし1つの動物園に10時間近くとどまるというのはただの動物園巡りでは厳しいぞ。イベント目白押し、もしくは大規模動物園でないと。

目玉企画はマルシェがやっているよとのことなのだが、これは別に泊まり企画に参加しなくても利用できる。音楽イベントも同じだ。宿泊者限定のイベントとなると映画上映しかない。一応動物関連の映画を流すということなのだが。

動物園で行う企画なのに動物園側が企画としてかんできていない。ちょっとしたトークショーぐらいあっても良さそうなものだ。一応、もしかしたら聞けるかもみたいなことはちょろりと書いてあるけれど正式には組み込まれていない。

どうもこのスケジュールだと、閉園後と開園前の動物園散策はできなさげだ。キャンプ地となる場所には動物展示施設はないとのこと。現地を知っているわけではないのではっきりとは言えないが、近くに動物はいないんじゃないかと思った。というのは企画した方自身が、キャンプする場所には「何もない」とおっしゃっているのだから。

とはいえここ日本平動物でのキャンプイベントは初めてのことだという。テストとしての開催ということであれこれ詰め込むのは難しかったのか。しかし、夏にはナイトズーもやっているらしい日本平動物園なので少しぐらいのサービスも期待したいところだ。

ここまでの確認で動物園好きとしての参加動機はかなり下がってしまう企画だ。

 
 

次にキャンプとしてはどうだろうか。

せっかくなのだ。動物園を回ったあとにそのままキャンプできればありがたいじゃないか。ということでキャンプ利用として確認してみる。

よく読むとキャンプ経験者しか参加できないとある。

応募条件
■キャンプ経験者であること
■テント、寝袋、ランタンなどのキャンプに必要な備品類をご用意頂ける方
このキャンプは日本平動物園内のふしぎな森の城エリアにて開催します。そのため通常のキャンプ場施設とは違い水道の利用方法やテントエリアサイズに制約があることから、この条件でご協力いただける方のみお申し込みください。

キャンプ場として作ってないので不便がある。キャンプなれしていなくても助けられないし、道具の用意もできないということで、キャンプサポートができないという点でキャンプ経験者に絞ったのか。

3月中にキャンプというハードルが高いのもあり、経験したことのない人はやめたほうがいいという判断は私もする。標高の高いキャンプ場で寒さで撤退したファミリーを見たことがあるし、撤退しなくても寒いとしか言葉が出ないグループもいた。寒さ対策は必須だけど経験無しで想像するのは難しい。流石に3月中には私もやったことがないが。

条件をよく読んでからもう一度サイトの写真を確認する。イメージ画像として載せてあるキャンプ。これはファミリーキャンプやグランピングに近い。かなり設備が整っているとイメージしてしまうが。

実際の条件を見てみると写真のようなキャンプは難しさがでてくるのではないかと考えた。

道具はすべて用意することは仕方ないとして。車で近くまでは行けるが50メートルは荷運びが必要なこと。これだけで整ったキャンプ場をメインにしている利用者はめんどくさいと感じるかもしれない。他にもタープが張れない、水は使えるが食器は洗えない、生ゴミと灰以外は持ち帰り、テントサイトと調理場所と飲食場所が別れている等がある。どうにかできるとは思うがちまちまとめんどくささが感じられる。

こう見ていくと、もう少し実用的に移動のことを考えたゴミの出ない調理や移動に慣れているキャンパーたちじゃないと利用しづらいんじゃないかと思う。

音楽イベント、映画上映、イメージ写真等で想像させるのはフェス、ファミリーキャンプやグランピングなど設備が整ったキャンプ場、または車での乗り入れで電源利用もするよというオートキャンプ場を利用者を想定してしているように見える。

けれど実際は制限があるので、どちらかというと安めのキャンプ場や山、川といったサバイバルキャンプじゃないけどそれに近い装備や経験が求められるんじゃないかと感じてしまった。

 

プレテストをやるのであれば一泊キャンプより、デイキャンプで動向を見てからのほうが良かったんじゃないのか?

昼間ならトラブル対応しやすいし、一泊よりも気軽に参加してもらいやすい。管理も楽。夜にたいしたイベント企画していないのだからテント利用の面で様子をみたいのであればデイキャンプで良かったのに。

 
 

とはいえ、私はこの程度なら問題ない。登山用に用意したテントやシュラフなので持ち運びは楽だし、水利用に制限があるのも経験済みで対応できる。

利用料金はと確認。

【モニター価格】
1エリア1張(4.5m×4.5m)
・・・5,000円
最大6人まで
+その他別途以下の金額がかかります。

①入園料(2日間合計額)
大人・・・1,220円
小人(小・中学生)・・・300円

②オートチェア及びローラースライダー2日間乗り放題代
大人・・・400円
小人(小・中学生)・・・200円
幼児・・・無料
※オートチェア
○3歳以下は大人の方の付き添いが必要
※ローラースライダー
○4歳から利用可
○未就学児は大人の方の付き添いが必要)

③駐車場代(1台)・・・1,220円

大人1人キャンプをするとして7,880円。正直高い。

1エリア5,000円ってオートキャンプの値段では?車乗り入れ不可、キャンプ用品すべて持参で貸出なし。テントサイトも狭い。利用させてくれるのは水とトイレ利用、バーベキューサイト利用、やってくれるのは生ゴミ、灰の処理だけだよね。映画上映イベントやる、普段置かないスタッフもおくから人件費かかるけどこの設備でこの値段はちょっと。食事も出ないし。キャンプ関係は自分でやってねという丸投げにしては強気な値段設定。動物園の入園料や駐車場料金もしっかり取る上での1エリア5,000円。しかもモニター価格でこの値段。本格的に乗り出したらいくら取ろうとしているのか。

動物園、水族館でのお泊り1万前後の値段設定だと、だいたい一泊2食付き、入園料、駐車場代込みだったりするよ。テントや寝袋も貸し出したり、なんだったら参加したお土産くれたり、特別ガイドやイベントしてくれるけど。

値段の表記はセット価格で表示してしまったほうがよかったかもしれない。きっちり2日分の入園料とっているなんて知りたくない情報だよ。かといって赤字になるような値段設定も良くない。お得かもと思われるくらいだといい。

 

なんだか魅力に欠けるプラン。でもなんで面白そうなのか。

はじめてのことだからゴタゴタしそうで予想もつかないことが起きるかもしれない。予備段階だから実は細かなイベントを企画しているのかもしれない。キャンプだって来てくれた人を歓迎したいと色々準備しているかもしれないと期待する。

期待はずれならそれはそれでいい。ただの過酷なキャンプ経験として語り継ぐだけだ。

 

ちなみに、応募は抽選でなく選考。インフルエンサーがいればそちらを優先して迎え入れたいとのこと。応募フォームにSNSのアカウント名入力する場所がある。インスタグラム、ツイッター、フェイスブックのみ。noteはないよ。SNSを限定する理由はなんだろう。

また、外部に情報発信を期待するということは、企画に魅力がなかったとときにはそのことを書かれてしまうのだけれどそれでいいのか?わざわざ呼び寄せたのでなく、金をとって参加させた上で都合のいいことだけ書いて宣伝してね、はない。ということはいいことを書いて人にも教えてあげたい、みんなにも知ってほしいと思えるような企画なんだろうか。もしくは心付けとして色々用意されているのだろうか。応募はしてみたけど受かるのは厳しそうだ。

随分ふわふわしたプラン。大丈夫か?この企画。だからこそ何が起こるかわからない。

全然関係ないけど可愛い子ヤギの写真。

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ケノユメ

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