狩猟日記 1月26日 風が強くて寒い日の場合

風が強い。風速5 M 程度か。気温、昼間でも5度以下。14時頃から猟場へ。

今日は4羽のカワウを発見。距離60メートル。ちょっと遠いがカワウは警戒心が強いためすぐいなくなってしまうだろうと考えそのまま狙う。

4羽とも、池にせり出した枝の上に止まっている絶好のチャンスだ。1発、左にそれてしまった。高さはOK。風もある中でそれなりに狙えている。

いつもならこのまま飛び立ってしまうだろうカワウは4羽とも池に泳ぎだした。池をスイスイと泳いでいるのでそのまま続いて狙ってみる。

4羽は潜ったりしながら移動。カモと違い体の殆どは水面より下にあり狙いにくい。2発目。手前に落ちる。びっくりして潜っていった。また浮いてくるはずと待っていると予想通り浮いてきた。でかい魚を咥えている。……魚とってただけ?

とりあえずもう一回、ハズレ。もぐらたたきのようにあちこち潜っては浮いてくるという4羽のカワウに手こずる。5発撃ったが当たらなかった。

カワウとの対戦は初だったのだがチャンスをものに出来ず終了となる。

次の池は風が強く吹き付けていた。
水面も一部を残してほとんど凍っている。ここにはいないかと思ったらコガモの群れが飛んできて着水した。これはチャンスと狙う。距離50メートル。枝が多く狙いにくいが1羽こちらに流されてくる。1発、ハズレ。みな飛んでいった。……チャンスはものに出来ず。

また次の池、コガモの群れがいた。数もオスの割合も多いので先程のとは違うと思うが。
相方がいたのでこっちの方に追い立ててくれると背を向けた瞬間こっちへ集団で泳いでくるコガモ。急いで撃つ体勢に。距離50メートル。固まっているので左右にずれてもどれかに当たりそう。1発、ハズレ。戻るかなと期待はしたが、皆頑張って上昇していった。

近くに似たような池が点在している場所なのですぐ隣の池に。カワウが泳いでいる。逃げ出すかも知れないが、一応狙ってみる。1発、狙ったところには撃てたが、離陸体制に入って駆け出したのと同時だったためハズレ。4羽のカワウが飛んでいく。よく考えたら最初の池と同じ数……あいつらなのか?気のせいか。

また隣の池にはコガモが4羽ほど。小さい池でカモがついているのは初めて見た。池の土手をよじ登り伏せた状態で構える。距離40メートルほど。オスのコガモに狙いをつけ1発。ハズレ。

当たらない。スコープは信用している。風のせいか?体勢が悪いのか?距離が遠いのか?馬鹿みたいに外している。着弾点がよくわからないのも多いので修正が難しい。近いところには落ちているので距離の調整だけだとは思うのだけど。

次の池へ移動。カワウが1羽いるのが見えた。狙ってみるかと思っていたら10羽以上いるコガモの群れが降りてきた。……これ私が飛ばしたやつじゃないの?風が強いから遠くに行けないんじゃ。

少し離れたところに車を止めて池に近づく。雪の残る畑をほふく前進で近づくと、コガモ達は岸に上がっていた。けっこう疲れてる?距離45メートル。対象は動かない。狙う。時間をかけて安定した格好を取る。風は強い。気持ち下を狙う。深呼吸してから息を止め1発。外れた。

ここまで来て当たらないとか本当にどうしたのかと悩む。仕方がない。チャンスが多すぎて空気もだいぶ消費した。近くの池を回れば延々とコガモに出くわす気がしないでもないけど、空気入れもないし、運もあるようでないし、技術がないのか?とにかく何もなしで終わる。

チャンスのめぐりが多い珍しい日だった。

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