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狩猟日記 12.8

相も変わらず暖かい中出猟。気温11度。

久々の狩猟となったのは一時的にストップがかかっていたため。縁起が悪いから今はやめておいたほうがいいんじゃないかと言われたのだ。

相手の意見を尊重し、一応おとなしくはしてみたもののまったくもって自分にメリットがないということに気づき出かける。

外に出る機会は減るし、趣味は否定されるし、悪いことが起こらないわけじゃないし。がまんしても悪い結果が出たら我慢した分だけ損な気がする。

車を走らせていると畑の木に何かがとまっているのが見える。猛禽類だけど…大きいからトビかな? 止まっている木は畑の境に植えてある木でキジバトが畑に降りる前の一時中継地点にしている木なんだけど、こんなのがとまっていたらハトなんか来るはずがない。次へ。

池にカモを発見、しかし頭の色が見なれない。とりあえず近づいてみることに。サクサクと池の隅に近づいてみる。発見したカモは岸に上がっている。私がいることには当然気づいているはずだが、目標地点に着いた時も逃げず、頭をカリカリ足で掻いている。かなりリラックスしている状態だ。

こちらもリラックスしてバードウォッチング開始。
双眼鏡を覗いてみると小豆色の頭頂に顔のあたりが緑色。体全体は灰色っぽい。これはヨシガモだ。この辺では少し珍しい。

距離は60メートル、空気は180気圧、風の影響はそこまでなさそう。相手はリラックスしてるので十分に時間をかけて姿勢を整える。狙いをつけ一発、外した。カモが飛び立った後には甲羅干しをする亀の姿のみが残った 。弾は遠くに飛びすぎたようだ。まだ 50 M 以上の射撃にはなれない。

しかし、12月でも亀が甲羅干ししているとは。まだ氷も張らないので仕方ないのか。暖冬の年は2月頃にドカ雪が降ることがあるとかないとか。雪にはなれない地域なのでちょっとした雪でも降ると大変なんだ。ただし猟的にはちょっと面白い。

ノネコを発見。2匹。全身白に腰のあたりに黒いぶち模様、しっぽは黒、同じカラーリングの2匹。これは兄弟だな、きっと。

フラフラ回るも1時間程度でお開きとする。まあ、獲物がいなくて撃てなかったわけじゃないから良しとする。

そういえば、近所の罠はやっぱり銃を使われちゃうのが心配というので調べることにした。罠には必ず標識をつけなきゃいけないので、どこかに名前と連絡先を載せた標識があるはず。

罠がかけてありますよといった注意書きを頼りに林の中へ。くくり罠の仕掛けてある実物を見るのは初めてなので、自分がかからないかちょいと不安になりながら探す。しかし、罠はあっけなく見つかった。回収するときに罠の位置がわからなくならないよう人間用の目印があった。近くの木に標識を探すも見当たらない。もしやと思ってくくり罠のワイヤーが繋がれている木の根本を探ると標識がくくりつけられているのを見つけた。

連絡用の標識を罠の根本につけると、獲物がかかっていても連絡できないから罠自体にはつけるなという話は「山賊ダイアリー」で得た知識。まあ、ちゃんとついてるから良かったんだけど。ついてなかったら密猟として通報案件だ。面倒くさくなる。

連絡先をゲット。連絡して終了。もともと銃は持ってなかったとのことでなんだか取り越し苦労だったわけだけど心配事は解決した。めでたしめでたし。

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