見出し画像

日本平動物園に行く

近くによる用事のついでに日本平動物園へ行ってきた。

ここはキャンプイベントに応募したのだけど、落選してしまった。残念なんだか一安心なんだかわからないが、とりあえず行ったことなかったので行ってみる。

ブチハイエナ。入口からレッサーパンダなんかがいたがとりあえずバードゲージを見ようと奥に進んで見つけた。ハイエナはあまり展示してい動物園を知らない。埼玉の大宮で一頭みたなと思いきや大宮から来たらしい。

あまり人気が出ないとふまれているのか。ライオンはあちこちで見るのに、ハイエナは見ない。ライオンを語ればハイエナが、ハイエナを語ればライオンがでてくるような関係なのに近くにすら展示もされない。ちょい扱いが悲しい。エサのこととか繁殖や飼育が難しいのかもしれない。

ハイエナ近くで見ると大きい。

猛獣館という立派な建物に迷い込む。

シロクマが延々と水中で回っていた。ガラスに手や足をついたときの大きさを見ると自然界で鉢合わせしたとして勝てる気がしない。大きい。

ここまで動いていると見ていて楽しい。しかし、何をやっているのかは不明。

バードケージを目指す。

どうもこの日本平動物園は動線が悪い。建物が見えているからと進むといき止まりだったりする。ぐるりと回るコースがなく、何回も行ったり来たりを繰り返しながら進む。

バードケージは立派なものが建っていた。

入るとインドアジサシがお出迎え。集団で飛んでいる。インドアジサシがバードケージに入っているのは初めて見た。飛ぶのが上手、集団で飛びまわるので見栄えがある。色はぱっと見地味だけれど、ひげっぽく見える白い羽が顔にあるのが可愛い。

バードケージ内は一面に水が張ってある。一部に水草を植える場所が作ってあり、トキ類が餌を探しに来る。少し離れた木の上に鎮座しているトキ達。バードケージの欠点は鳥がストレスのないところに逃げちゃって観察しにくい事。 こうやってトリが自然に降りてくるような作りは好きだな。

サルの展示もしているけどお昼寝タイムなのか動きを見せず。柵越し出ない展示っていうのはいいな。

フライングゲージ内のアジサシ。飛ぶのが上手。

ヤギではなく羊。

羊とヤギの放牧を一緒にしようと同居の練習中だそうだ。入り口に陣取っているのはヤギ。3頭の羊を牽制している。 羊の方は警戒してしまい外に出られない。 まだ一緒に和気あいあいとしている姿を拝めそうに厳しそうだ。

羊の方がどうしてもビビリだからしょうがないのだけど、その点羊のエース君は頑張ってる。でもエース君は良くできた羊でレアなのだ。

出ましたひよことのふれあい。
大型ネコ科肉食獣を飼っている動物園にありがちなふれあい展示。育てた雛は餌となるはず。絶対にそうだ。 わざわざ飼育員さんに聞いてみることはしないが。

この他にもウサギやモルモットのふれあいができた飼育員さんが常駐して触り方とかもレクチャーしてくれてる。

動物園内に広い池があった大量の鯉が泳いでおり鯉の餌も売っている。 ここにいる水鳥たちは野生のものだろう、多分。カルガモとオシドリがいた。

カモ達を眺めているとカワセミが水面の上を飛んでいく。 光を反射して青く輝く羽が綺麗だ。カワセミがいると相方に声をかける。 相方も綺麗な鳥だと反応してくれる。 しかし残念ながら同じ池を見ていた他の来園者は反応してくれない。カワセミは人里に近い鳥なのだけど。親が興味なく子供も興味がない場合、鳥の名前や生息地情報はどうやって身につくのだろうか。せっかく動物園に来ているのに。

バードゲージを外からぐるりと見て回る。中側から見えなかった場所に鳥たちが休んでいる。 私の好きなカンムリヅルだ。ツルは木にとまらないのだけどカンムリヅルは止まると聞いた。しかし、地面にいるな。

ときたちの 休憩場所。これは小屋の中から覗いている。 やはり鳥たちをおどろかさないで観察するには何か一枚隔てた方が楽だ。

ペリカンたちが固まって休んでいる。 本当は池の中を優雅に進んでいてくれれば絵になるのだろうけど、こいつらにはこいつらの休みたい場所があるのだろう。

ペンギンのもぐもぐタイムがあるということで覗きに行く。 ペンギンが釣れないか持っていたストラップをゆらゆら揺らしてみるも反応せず。 たまたま気が向かなかったのか? ペンギン釣りは 動物園水族館巡りの中の一つの楽しみであるんだけれど。

ペンギンのもぐもぐタイムに合わせて簡単な解説がを飼育員さんがしてくれる。 しかしまさかの拡声器なしでの肉声。 ちょっと位置が悪くて聞こえなかった残念。

しかしこのペンギンブースは不思議な作りをしている。 真ん中にあるこの滑り台何だろう。水が流れているのだけれど。 ペンギンが移動する時に足を滑らせてプールに落とすというトラップなのだろうか?

というのもここにいるのケープペンギンとフンボルトペンギン。てくてくと歩いて、ときに小走りをして移動するタイプである。 坂や段差も何もその、一生懸命短い足で障害物を越えて行く姿は健気であり愛らしい。

私もペンギンについては詳しくないのだが、見てきた限りペンギンは種類によって歩き方に特徴がある。 小型のペンギン達は皆歩く、時には走る。 大型のキングペンギンや皇帝ペンギンに関してはあまり走るのが得意ではないのか走ってる姿をほとんど見たことがない。 代わりに腹ばいになって滑る。 イワトビペンギンはピョンピョン飛ぶ。

そう考えるとここの飼育場にはキングペンギンと皇帝ペンギンを入れてあげれば、あの滑り台のようなものを滑ってプールに降りてくることもあるのかもしれない。しかしあまりそういった動作をしない小型のペンギン達には、あれはただの滑りやすいトラップにしかならないんじゃないかと想像してしまった。

滑ってプールに飛び込んでくれたら面白いんだけどね。でも今のところカワウソでも放っといた方が面白そうだ。

熱帯の鳥たちの様子は施設が古いままだ。 美しい羽を持つ 鳥たちだが実が狭いケージのためにか羽がボロボロ。 施設自体も自然光が入りにくい小さな窓しかなく、 本来なら熱帯の森にいる鳥たちなのだけれど蛍光灯の光に照らされてなんだか……。 新しい施設作ってもらえるといいね。

ワライカワセミ。 鳴き声が本当に笑ってるみたいでとっても面白い鳥。できればガラス越しじゃない方がいいな。 声がでかいから多分聞こえるんだと思うんだけれど。

ビジターセンターも覗く。 動物園巡りのお楽しみの一つ繁殖賞を見つける。 頑張ってる。 印象に残ったのはツチブタかな。 謎の生物ツチブタ。人工繁殖と自然繁殖両方持ってる。 ツチブタ自体他の動物園であまり見ない生き物。ツチブタらへんの解説とかあったら読みたかったな。

レッサーパンダもいた。 随分おしゃれな物件に住んでて住み心地も良さそうだ。

動物園への規模としては大きすぎず小さすぎず回るには程よい大きさ。シロクマやトラ、ジャガーが見られる猛獣館は迫力がある。サイもいて大型の動物が見られる。しかしその反面人気のある動物は集めてみましたという感が拭えないようなラインナップでもある。そりゃ地元の動物園にはライオンやゾウなど人気がある動物というのは欲しくなるのは当たり前だ。 シロクマなども人気がありそうだし、ぜひ展示したいとなるのかもしれない。ここに来ないと見ることができない、知ることができないという点ではちょっと弱い。しかし、人気の動物たちが集まっているということは地元の子供達にとってはとても良いことなのかもしれない。

展示は頑張っているブースがある一方でほとんど説明がないところもあり差が激しい。 動物園好きの大人を満足させるほどの読み物の量ではない。 せっかくビジターセンターもあるのだから、 教育面でも大人向けにもっといろんな情報を読んで回れると私が嬉しい。

そういえば今回は行かなかったのだがリフトで上がっていける先にも何か施設があるようだ。そこには何かあったのかな。

小さい子が遊べるちょっとした遊園地スペースもあり子供向けなのかと思いかし、 園内は坂が多くベビーカーでの移動は少し大変である。

建物を建てるときの配置を考えていないのか動線が悪く、目的の場所に行くのに何度も引き返すことがあった。行き止まりが多すぎる。 また立体的な展示をしている猛獣館も車椅子やベビーカーが出られないという入り口があるため中で迷子になる。

坂が多いために移動が大変だがその点は園内のバリアフリーマップのようなものがありフォローしている。それを見ながら移動した方がいい。
 

 

相方に色々吹き込んだり見せたりした成果。相方がジャガーを見た途端に「ジャガー」と口走った。少し見ていたが、他のお客さんの第一声は「ヒョウかな?」である。黒い輪の中に点が入っている模様がジャガー。体格もなんとなく違う。尻尾なんかジャガーのほうが短い印象。

 

 

基本は小学生ぐらいまでの小さい子かな、園内は広過ぎはしないが、坂と動線の悪さからあまり小さすぎると移動が大変になる。 小学校高学年くらいになると動物の生態などの情報が少し足りなくなるかなという気はした。

カップルでもそれなりに楽しめるのか。 爬虫類館や猛獣館は 綺麗にしてある展示なので、少し時間があるときによるといいかもしれない。

急ぎ足で回ってしまったため、よく観察できなかったところもある。何か面白い企画でもあれば行ってよく見てみたいものだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?