狩猟日記 1月28日 コガモに踊らされる日

15時、気温5度、日中気温が上がらなかったのか、いつも行く小さな池は皆凍っていた。全面凍ってしまうとカモはついていない。

大きめの池に行くとコガモとカルガモ発見。アプローチを仕掛けてみるものの移動中に飛ばれてしまう。コガモは反応が鈍いが、カルガモに釣られていってしまった。

また違う池でリベンジ。小さめの池は8割は氷が張っていたが一部だけ水面が見えている。そこにはカモがついているのが見えた。

池の横を通るときに、小さな川の方にもコガモがついているのを発見。ここの川、かなり浅い。カモがついているのは初めて見た。近づけるか試してみることに。銃を持って近づく。しかし、開けたところで銃をレストする場所がない。コガモは警戒しながら上流へと移動。だが、浅すぎるため岸にわざわざ上がってからトコトコ歩いていく。川の中のコガモが左右の岸に上がって上流に向かって歩く姿は可愛らしい。他の池が凍っているから仕方なくここにいるだけなのだろうか?

トコトコ歩いて距離は一定。一旦隠れて先回りをし、コガモたちが上がってくるのを待つ作戦へ。先回りには成功したものの、行き先に怪しい影を見つけたコガモたちは飛んでいってしまった。飛んでいく鳥の中に1羽だけ違う鳥が混じっていた。細長いくちばしに小さな体。シギだ。腹側が白いので撃てるシギじゃないと思うが、シギがいる川でもあるのだなと学ぶ。

池に戻るとコガモがまだいる。狙おうと身を隠しながら近づいてみる。池に近づいたところで覗いてみるとコガモたちがいない。4羽はいたはずだけど。なぜか氷の上に1羽だけオスのコガモが立っている。距離80メートル。ちょっと遠い。しかし、それ以上近づけもしない。

いないと思って立ち上がると飛んでいくと言う事を何度もしているが、見えないことには撃てないので立ち上がる。いない。仕方がない。そうだ、下流の様子も見てみようと下流に向かって歩いてみることにした。池の横を通って川の方へ向かうが全体を見渡せる位置に来てもやはりいない。飛んでしまったのだろうか?

そしてここの川は、ちゃんと見たことがなかった。浅すぎるからカモなんてつかないんじゃないかと思っていたので。でもつくこともあるようだから下流も確認するぞと、下流に向かう。すると50メートルほど進んだところでコガモの群れが飛び立った。いたのかよ。気が付かなかった。また降りてくるか、まだ残ってないかと川を見渡す。

カワセミがいた。カワセミの青さをしばしば楽しむ。でもカワセミ撃てないし、と池へ戻ると4羽ほどコガモ水面に浮かんでいる。いつの間に?戻ってきたのだろうか?

今度は目を離さないよう、カモたちには見えてしまうがコガモを確認しながら近づく。今度は見失わずに銃をレストできる場所へ。やっとスコープを覗く。コガモが小さく感じるのは、距離が50メートル以上だからだろう。でもさんざん逃げられているので試してみる。1発、外れた。

最近調子が悪い。今日は近づかせてももらえない。自分の注意力が散漫なのもありそう。コンディションはいい状態で保っていないとだめらしい。ケンカしてぷりぷりしながら出てきたのは良くなかった。

今日はカモがつく場所を新しく見つけたので良しと言うことにしておく。ここにカモがつくと思って行動すればまたチャンスも巡ってくるだろう。

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