主語をパイナップルに話をして

どうしても価値観のすり合わせができないと喧嘩になるもの。

家族問題はデリケートだからまた揉める。自分は親族との関わりは極力したくない、相手は家族だから大切にしてほしい。こっちも向こうもお互いを尊重しているつもりで話すが、結果の行動がどうしてもすり合わせきれない。

まあ、簡単なところでは「今後付き合うのだから定期的に挨拶しなきゃ」と「今後付き合う予定がないのだから挨拶も何もいらない」と。 

世間体も考えてやれるところはやってはいるが、精神的限界があり私は不愉快である。向こうはその不愉快が不愉快である。

これ以外でも根本的なところで色々食い違ってるので、平行線のままどうも話が進まない。

そこで親族関連の話をするときには主語をパイナップルにしてくれと依頼。

パイナップルは向こうの嫌いな食べ物。憎んでいるのではというほど嫌っている。私は好き。

とにかくパイナップルとは仲良くしないと、はじめから拒否してもなんにもならない。世間体的に考えても、この先考えてもパイナップルと一緒に生きていくことは大切。普通はパイナップルと関わって生きていくものだし。

主語をパイナップルに変えた途端上記のことが口から言えなくなる。おお、ちょっと面白い。

「パイナップルは……臭いんだよ。パイナップルは……食べ物じゃないんだ。何でパイナップルなんだよ。関係ないじゃないか。」

パイナップル美味しいじゃん。食べてみなよ。とすすめても絶対に口にしないし。沖縄に行きたがらないのもそのへん関係してるんじゃとか邪推してみている。

と同時に、彼がパイナップルに関わろうと説得しようにもできないことは、私にも当てはまるのではないかと思う。彼がどんなに関わってみようと諭しても、私では必要性を感じられない。パイナップルを拒否する姿は、他人と関わりを拒否する自分に重なる。

相手は主語をパイナップルに変えた時点で、関わりたくないとゴネる私の姿と自分が同じことを言っていることに気づくのだろうか?多分、パイナップルと家族は違うと言われるだけだろうが。

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ケノユメ

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