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狩猟日記 12.24 キジバト一羽

強風。めちゃ強。気温が下がらないから空っ風も吹かない中でやっと吹いた風。でも昼頃には落ち着いて風速7メートル程度か、もっと落ちてきた。こんな日でも猟に出る。

風の強い日はメリット、デメリットがある。

空気銃の弾は小さく軽いので風に流されやすい。狙っても当たらない可能性が高くなる。しかし、獲物に近づくには楽なのだ。まず近づく時の茂みの音がかき消される。風が強いと飛びたがらないので、すぐに逃げなくなる。発砲音も風の音で聞こえにくくなるのか、すぐに飛び立たないことが多いので、二の矢、三の矢がつげる。

普段とはちょっと違う条件での勝負。

本当は風の影響がない山や林を選んだほうがいいのだけど、ついつい近くの開けた畑の方に行ってしまった。風が強いと散歩の人も少なくて楽なのだけど。

ハトにカラスにムクドリに。飛んでいるのは見るけどちょうど良い感じに狙える場所にはいない。いい場所ないかと車を走らせる。畑に黒光りするゴミ袋のようなものがいた。一応と双眼鏡を覗く。だいたい畑になにかあると思い確認しても、土塊や草、ゴミだったりするのだけど。確認してみたらオスキジだった。畑で餌をつついている。遠回りしてキジの後ろの茂みに回り込む。キジが動いていなければここから見えるはずなんだけどと茂みの裏から覗いてみるもすでにいない。残念、しかし逃げ込むとしたらここの茂みだと検討をつけて少し探してみる。

下草は枯れてだいぶ見通しが良くなっている。ふっくらした影が見えるので双眼鏡を覗くとキジバトがいた。あっちもこっちもふっくらしているのみんなキジバト。キジは見つからない。仕方ないのでキジバトでも狙うかと目標を変える。

ここのキジバト、みんな地面を歩いて移動、休むのも倒木の上、まるでキジのようだ。多分、風が強いので木の高い方の枝に止まる気にならなかったのだと推測。林の中なら風の影響もすくなるしこちらとしても好都合。狙いやすい一羽にスコープを合わせるの。キジバトはこちらを気にしているが、じっとしていたほうが得策と考えたのか動かない。更に好都合。距離20メートル。近いが空気残量が少し少なめなのでスコープ中心、半メモリも落とさないところを狙う。一発ヒット。コテンと落ちた。他のキジバトたちは地面から木の上に移動。林から飛び出したキジバトはいない。

じっと狙っていればチャンスも巡ってくるだろうけど、人目につきやすい場所でもあった。木の上にいるやつ狙うと小さい林だったので、反対側の畑に突き抜ける可能性もあるので狙えない。回収し、ひとまず退散する。

他の畑にもキジバトいっぱい。しかし風よけもなし。これは条件が悪すぎる。まあ、でも狙ってみるかとやってみる。向かい風、落ちた瞬間を狙って一発、惜しいが後ろに着弾。他の鳩がこっちを見ているが飛ばない。やはり風の強い日は反応が鈍い。続けて打ち込むが5発全部撃っても当たらなかった。風のタイミングをみず続けてうつのは難しかったか。しかし、長い時間は待てないから仕方ないか。

今日はキジバト一羽。

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