iyu（アイユー？と、思ったらイユウだった。イユと読みたくなるおじさんに優しいww） というアーティストをご存じですか？

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最初に知ったのは、たしか世田谷スーサイドのMVだったと思います。

良い曲だなと思ったんですけど、MVって実はあまり好きではなくて。どうしても視覚に引っ張られて曲をしっかり聴くことが難しい。あらためてSpotifyで聴き直し。最初はまぁ、なるほど…と。でも、これは当然。聴いていたイヤフォンは汎用で音声がメインのもの。少し中低音を厚くした調整でヘッドフォンから聴くと、これが実に良い。

ほぼ同じ時期に Serph のEP 『Singing Fruits』でボーカリストの ずん さんの声を聴く。

このEPでは公募で選ばれた女性ボーカリスト3人が同じ曲（Citrus）にそれぞれの詩で歌う三曲が収録されているという企画もので、どの曲も良いんだけどパッと聴いた時に一番好きだったのが ずん さんのバージョン。ただし、この時点では iyu の ずん さんと Citrus の ずん さんは一致してません。

情報を探っていたら、あれ？これ同じ人？ってことになって iyu へ注目していったわけですね。

iyu の作品は当然、iyu がアレンジやミキシングしているだろうし、それに比べて Serph は実績のあるプロらしい音作りで、しっかりとVo.の美味しいところが聴けていて、こっちから入ると iyu と ずん さんの魅力がわかりやすいのかもしれない。Spotifyで聴いた世田谷スーサイドはMVよりもVo.が埋もれてない感じ？だけど、やっぱりちょっと魅力がもう少し前にほしい！って欲求不満気味にはなる。Citrus とか Daniel を聴くとね。

曲のアレンジや音づくりなんかも洒落ているので、決してVo.とその他って感じではなくて、このメンバーの音がしっかり聴けるけれど、でも、ずん さんのVo.に引きつけられる部分は大きいので、他のアレンジや音で作品ができたらどんな感じなんだろう？って興味はずっとあります。

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Spotifyには『世田谷スーサイド』と『No wonder』のEP二枚しか配信されていません。まだ4曲。でも、この4曲が実に良いんですな。同じテイストなので、一つ好みに合わなければどれもピンとこないと思いますが、これは好き嫌いなので当然。私はこの感じがストライクだったので全部好き。

タイトル曲の 世田谷スーサイド も No Wonder も良いんだけど、聴きこんでくとカップリングになる jose と Daniel がめちゃくちゃ良いんですよ。メロディー、ボーカルはキャッチーだし、特に Daniel はイントロ一発目の音からしてパッと気持ちを持って行かれる。

エレクトロポップな加工も少しかかっていて、それはそれで今風に良い感じだし、なんといってもサビの高揚感が気持ち良いし。

joseはまだMVはないかな。トレーラー映像はこちら

jose の美味しいところが「もっと聴きたい！」ってところでブチッと No Wonder に切り替わっててね、これはSpotifyとかでフルを聴いてほしい（笑）腹立つかな？と思ったけど、すぐに繋がる No wonder のメロが良いので聴いてるうちに忘れちゃうんだよね。

定期的に iyu のヘビロテ週間が訪れて、この4曲をシャッフルで延々と流すなんてのはしょっちゅうで、でも音が心地良いので1，2時間それやってても気にならないんだな、これが。

欲を言えばもっと作品が聴きたい！ライブに行きたい！ってのが不満（笑）