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祈りの杜へ、やっと。

やっと祈りの社を訪ねた。
電車で通る度に神妙な気持ちになる、マンションが取り残された芝生と白。

就活のときの印象といまの仕事と

就活のとき、JR西日本を志望するにあたって調べた。
小さい頃TVのニュースで見た、
実はいま住んでいるところから身近だった、
凄惨な事故(個人的には事件と言ってもいいと思っている)について。

文字を追い、写真を見るだけで苦しかった。
ふつうに通勤・通学していただけの100余人が一瞬で明日を奪われたというのに、
その原因は組織的なパワハラに苦しんだ(と私は理解した)運転士の焦りだった。

鉄道は1度にたくさんの人を運べる。
たくさんの人を運ぶって、強みであり、
一方で大きなリスクだ。

自分の仕事だって、たくさんのお客さまが一堂に会す。
たくさんの人の笑顔に繋がると思って志望したけれど、
表裏一体のリスクにちゃんと向き合わないといけない。

負の遺産

訪問して、3.11の遺構が脳裏をよぎった。

3.11の震災遺構、私は残すべき派。
でも、生活のすぐそこにのこっている辛さは、
当事者の気をわかったつもりにすら到底なれない。
この、祈りの杜も。
あの場に立ったり線路脇を通ったり…。

全ての、鉄道に関わる人はそこへ何か感じに行くべきではないか?
考えていた鉄道の強みがひっくりかえるような衝撃を味わうべきではないか?
そのためにのこされているのではないか…?と考えた。

訪問される方へ

私はジーンズやスニーカーは避けたけれど、
気にしすぎる必要はない程度、
気持ちが大事ではと思いました。

自転車で行きました。
駐輪場所は指示してくださいます。

入り口で記帳が必要です。

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