見出し画像

【Audiostock2023】音楽配信とTikTok報酬に関する考察

Audiostock経由で音楽を配信すると、年に4回報酬が入る。2023年分は今月が最後ということで、10月ならではの振り返りをしようと思います。

今年の音楽配信とTikTokの報酬振り返り

まずは今月入った音楽配信TikTokの報酬に関する考察。報酬はそれほど多いわけではなく、金額は載せないので期待せずに読んでほしい。

昨年と比較してみたところ報酬額は、前年比650%になっていました。6.5倍!?驚きの伸び率ではないでしょうか。Audiostockの楽曲審査通過率ゼロ%の私にもまだ伸びしろがあった。

内訳を見てみると、全ての作品がまんべんなく試聴・利用されるというより、いくつかの作品が突拍子もなく再生されている。経験上、この再生スパイクは長く続かないが、もし配信を迷っているようならこちらの記事を読んで取り組んでみてはどうだろうか。

<10/23追記> 1曲だけ特に再生数が多かったのは、BytedanceのTikTok以外のサービスでも利用されていたことが理由だった。日本版TikTokではあまり使われていないので一瞬「分配ミスではないだろうか?」と心配になったが、問い合わせたことで確認できてよかった。別の場所で一気に人気が出ることもある好例。

Audiostockでは、コンピレーションアルバムとオリジナルアルバムで同じ作品を配信することもできる。私の作品の分析では、両方のアルバムで配信することによりその曲の試聴数は多くなることがわかっており、オリジナルアルバム配信のメリットは大きいと考える。

近況としては、Audiostockの登録が進まない状況。なのに報酬だけは入ってくる。そんなありがたい話があるんですね。あるんですよ。

作曲を始めてから数年(2019〜2022年)に自分がやりたいように種を蒔いておいて良かったと思える。趣味で続けている本当は稼ぐつもりで作ったHPのサーバー代はAudiostockからの収入で十分にまかなえています。そのほかの報酬はすべて食料に代わっている。

一般的にストックサービスは新規作品を投稿し続けることで数字が伸びていくものですが、ある一定の登録数を越えると数字が安定してくるものもあります。

私の定額制プラン報酬がまさにそれ。報酬率(報酬パーセンテージ)が35%になっても額が変わらなかったことは意外な結果だった。他のAudiostockerはどうだったのだろうか。気になるところだ。

YouTubeショートで試聴のチャンスが広がればもっと嬉しいです。先日の投稿内容と重複するのですが、YouTubeショートのBGM選びは「作品タイトル」で行われるので「一行説明」で検索されるTikTokとは仕組みが全然違うのです。

SNSでビジネスが加速する

音楽シーンにおいて、一昔前との大きな違いはSNSの存在であることは明らかである。SNSを通じて作品が広く世間に知れ渡り、そこからカルチャーが生み出されることをバイラルヒットと呼ぶ。

今やSNSはコミュニケーションのツールとしてだけではなく、我々がどのように音楽と出会うのかまでも変えてしまった。SNSのレコメンデーションから出会った音楽は数知れない。

日本のアーティストでは岐阜出身のシンガーソングライターであるimaseを思い浮かべると、バイラルとは何かがイメージしやすいだろうか。ちょっと前に木曽川(長良川?)の上流っぽい川辺で歌っていたピュアな彼の姿は記憶に新しい。

しかしちょっと見ない内に岐阜のimaseが、世界のimaseになっていた。TikTok投稿で作曲していた男性シンガーが世界へ羽ばたく、そんな世界線もあるのだ。音楽経験がないから作曲出来ないとか言ってられない時代。作曲したいなら今すぐに始めるべき。

Yahoo知恵袋によれば、彼が使っている機材はこちらのNative Instruments MASCHINE MK3らしい。

10代でSNSに出会っていたら私の人生はどう変わっただろうか…どう考えても全く勉強が手に付かなそうだし、受け身の世界では思考力が身に付かなかったと思う。思考力が低下してから出会えたという意味では、かえって幸せだったのかもしれない。

テキストで人となりが判断される時代

SNSのバイラルヒットと炎上は紙一重。今週はX(旧Twitter)でも色んな事件があって、あまり見ないようにしていたけど自分の仕事に重ね合わせて考えることはあった。

怒りに任せて書いた投稿があれば、一晩寝かせてから、仲間に相談してから公開するのも良いだろう。積み上げてきた信頼を崩すことはさほど難しくない。

SNS投稿では、自分ですべて責任が取れるかどうかということを考えながら常に戒めを課していきたいものである。生きている限り、ネガティブから解放されることなどあり得ないのだから上手に付き合うに限る。

得意な事務作業で力を発揮する

自分にとっても意外な発見だったが、Audiostockで音楽を登録するうちに、音楽を作るよりも文章を書く方が向いていることに気づいた。作曲しなくても趣味の文章を書く意欲はあまり変わらない。

タグをちまちま直すとか、登録するとかの軽い事務作業もまったく苦にならず、何かあるごとに文章化するのも楽しい。結果的に、そのような地味な作業の下支えにより、音楽配信やTikTokからの報酬が得られているようだ。

この記事が参加している募集

振り返りnote

読んで下さりありがとうございます。読みやすいコラムを目指します。