五個で100円を維持していた、ローソンのジェネリック薄皮ミニクリームパンが110円に値上げされてた。かなしい……

映画刀剣乱舞黎明を見てきました。継承が面白かったからね。
……まあ、たしかに継承と比べると肩透かし食らうけど、特撮アクション映画としてはきっちり及第点以上取れてるので、十分面白い映画だと思いますよ。
私はどちらかというと、スーパーヒーロー大戦を見に映画刀剣乱舞見るタイプなので。
以下、めちゃくちゃネタバレしてる。

映画刀剣乱舞、前作の面白さのかなりの部分が歴史ミステリーとしても成立してたことによるんですが、まあ、あれは「山本耕史と八嶋智人を呼べた特大ブースト」だったと思うんですよね。
大河でも通じる俳優陣を刀剣男士と並べることが出来たことで、刀剣男士たちのあまり映画向きではない演技が、非人間的な雰囲気に転換出来て全体の完成度が上がった感じ？
なので、黎明の藤原道長役柄本明と源頼光役津田寛治にめちゃくちゃ期待してたんですけど、両方ろくに刀剣男士と絡まないまま、序盤でいなくなっちゃったからな……

代わりにバディとして動くのが、現代の女子高生と伊吹くんなわけですけど、まあ、その、演技が悪いわけじゃないけど、刀剣男士陣と比べて山本耕史や八嶋ほど別格さを出せてるかというとそうでないわけで、なんかこう、ふにゃっと締まらないんだよなーーーーー。
ぶっちゃけ、この二人回りのストーリーが妙にグダってるのも、演技がバチッと良ければ許されたと思うんだけどなーーーー。
ヒロイン、中盤くらいまではまだよかったんだけど、終盤「この子、何言ってんだろ……今言うことか……？」ってなるんだよな……ふわっとした邦画のヒロインなんて大体ああいうもんなので、いいんですけど……
でもこの映画はスーパーヒーロー大戦で、ヒロインは三日月宗近の主なんだから、あそこで超ヒロイン感出してバチッと事態を解決しても許されたと思うんだよな。
偶然とは言え三日月宗近の主になった少女、さすが格が違う、くらいまで持っていく爽快感が必要だったと思う。

逆にこう、普通の女の子感を貫きたいなら、唐突に説教パート始めるんじゃなくて、「絶対に彼を殺さないと言って」「ああ、俺を信じろ」「……頑張って！」で送り出して、バディ感を強調するとかさ。そういうのがよかったね。

いや、でも、全体として特撮アクション映画としてめちゃくちゃ良かったんですよ。
三日月VS国広VS長義の三つ巴バトルとかめちゃくちゃ良かったし。ああいうの、戦隊モノやライダーでもたまにやりますけど、クオリティが抜群に良かった。

あと、希望を言えばおじさん審神者が登場しただけで終わったので、ギャル審神者と同じくらいのエピソードが欲しかったなって。
他の官僚から刀剣男士をかばう官僚審神者とか、バトル時に結界を張る神主審神者とか、そんくらい欲しかった。
ギャル審神者とへっしーの珍道中と合わせて、ぞれぞれ15分くらいのスピンオフ映像が欲しい。絶対面白い組み合わせだけにもったいない。
長義の退去シーンなんて、もう少し絆の積み上げがあったら絶対泣いてたもんな。

他にも、ちょいちょい「あそこよかったなー」「あそこ、もうちょいこうだったら嬉しかったな」「あれはよかった」とか色々あるんですけど、まあ、それくらい全体的には楽しめたいい映画でした。つまんないと個々のシーンとか全然覚えられねえからな。
生身のチャンバラ特撮映画が見たいよ！ってときには、ちゃんと自信を持っておすすめできる映画だと思います。
ただ、まあ、継承がちょっと出来よすぎただけで。
特撮アクション娯楽映画としては水準以上だと思うんですよね。

ここまで色々言ってきましたが、ゲームの方は、サービス開始の一週間くらいしか触ってません（映画のファン）。

本日はここまで。