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クラミジア、淋菌について

皆さんこんにちは

産婦人科医の内田美穂です。

皆さんの疑問に思っていることにお答えしていきながら、産婦人科を身近に感じていただくことでかかりつけの婦人科を探す際のご参考にお役に立てればと思っています。

今回は、「クラミジア感染症、淋菌感染症(淋病)」についてお話したいと思います。



Q1.「クラミジア」はセックス後どれくらいで検査できる?


診療をしていて「セックスをしてどれくらいで検査ができるようになりますか?」と、よく聞かれます。

  •  早くても1週間程度あけてからの検査をお勧めしています(長い場合は3週間程度かかることもあります)

  • 症状は半数以上が無症状です

  • おりものが増えたり、不正出血、下腹部痛などの症状が出ることもあります

クラミジアが怖いのは、将来不妊症や子宮外妊娠の原因となってしまうことがあるからです。

セックスをするようになったら症状がなくても、たまに検査することをお勧めします。

また、オーラルセックスで喉に感染することもあります。喉の検査も検討してくだい。


Q2.「淋菌(りんきん)」はセックス後どれくらいで検査できる?


同じく、診療時によくいただくご質問です。

  •  早くても2~3日程度あけてからの検査をお勧めしています(長い場合は2週間程度かかることもあります)

  • 症状は女性の場合40%程度が無症状です

  • おりものが増えたり、不正出血、下腹部痛、膀胱炎のような症状が出る人もいます

淋菌も将来、不妊症や子宮外妊娠の原因となってしまうことがあります

セックスをするようになったら症状がなくても、たまに検査することをお勧めします。

また、オーラルセックスで喉に感染することもあるので、症状がなくても喉の検査も検討してくだい。

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