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東大女子が教える、推薦入試必勝法! (1/3)

◇ この記事を読むとわかること ◇ 
・ 推薦入試に向けてやっておくべきこと
・ 非スーパー高校生が、一般入試と並行で東大推薦に合格した秘訣
・ 「会いたくなる!」志望理由書のコツ
・ 「選ばせる」面接のポイント 
・ グループディスカッションの奥義


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▶︎ 「 書こう 」 と思ったわけ

「東大に限らず、推薦入試を考えていた人って、コロナで学校がなくなってかなり困っているんじゃなかろうか?」
 
一言で言ってしまえば、この問題意識が執筆のきっかけでした。
 
私が東大推薦入試に合格したのは、もう3年少し前のこと。
あれから毎年、「東大の推薦を考えてるんですが……」という相談を受けてきました。
今年も、4月のうちから相談してくれた女の子がいたんです。その子のおかげで、私は「この状況下で推薦を狙っていた高校生って不安なんじゃないかな」って気づくことができました。
 
5月。
微力ながらも、「少しでも推薦を考えている高校生がいるなら、その力になりたい!」と思って、この記事を書いています


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▶︎ 単なる合格体験記ではない

私は経歴やスペックなどだけを見ると、私は東大推薦どころか推薦受験にそもそも向いていないんです。

「どうして私が東大に?」

推薦入試で合格してからずっと、まさにこんな心境でした。

→ 詳しくは、
東大女子が教える、推薦入試必勝法! - エピソード0 - 

そんな私が、大学入学後に受けた選考の経験と就活で得た知識を活かして、ようやく言語化できた「自分が東大推薦に受かった理由」が、このnoteになっています。

すでに推薦入試を考えている方はもちろん、
「推薦入試、ちょっと興味はあるけど、大変なんでしょう」
と思っている方にも、選択肢を広げる一助としてお読み頂ければ幸いです。


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▶︎ 少女漫画育ちなので……(?)

本題に入る前に1つお断りさせてください。

私は、「 推薦入試って、恋愛に近い 」 と思っています。


相手にアプローチして、気に入ってもらえたら成功みたいな。 

志望理由書ってラブレターだし。
面接は初デートだし。
ぶっちゃけ普通に話してもあんまり面白くないし、分かりにくいので、恋愛に例えたりしながらお話ししていこうかなと思います。

この説明だとちょっと面白くて、すごーく忘れにくいと思うので、こんな感じでお話しさせてください。 

① 君に届け!「志望理由書」編 
② どきどきの!「面接」編
③ 決め手の!「グループディスカッション」編


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▶︎ ① 君に届け! 「 志望理由書 」 編

① 君に届け!「志望理由書」編 ← イマココ!
② どきどきの!「面接」編
③ 決め手の!「グループディスカッション」編


はい、志望理由書を書いていきましょう。
早速こんな例えをしてみますが、志望理由書って、ラブレターみたいなものだなって思ってます。

「 会ってもいいかな 」 と思わせることができたら、及第点。

会ってもいいかなと思わせるポイントは2つ


◀︎◁ 安心 ▷▶︎

まず、相手に安心してもらう、ある程度信頼してもらう必要があります
危険そうな人となんて会いたくないわけです。

◀︎◁ 相性 ▷▶︎

そして、ある程度「相性がいい人」っていうことも大切。だって、「絶対合わないな」と思う人とは会わないですよね。
ここで参照すべきは「募集要項」。
そこに書いてある「求める人物像」です。
「求める学生像」と重なる自分の長所を、全面に押し出していきましょう。

ちなみに、東大法学部の推薦入試では「リーダーシップ」「グローバル」「知的好奇心」がある人を求めていたように思います。
で、自分にそういう面があればアピールした方がいいよね。
→ここに関してはもう少し詳しい記事を書いています!
東大女子が教える、推薦入試必勝法! 超基本編
*近日公開予定

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「会ってもいいかな」と思わせたところで、

「 会ってみたい 」 と思わせたら、勝ち。

そう思わせるには、あと2つポイントを押さえる必要があります。

それは、

「 期待させる 」 と 「 執着を見せる 」



◀︎◁ 期待させる ▷▶︎

「会ってみたい!」と思わせるには、
「何かしてくれそう!」って期待をしてもらう必要があると思うんです。

「あの子なら、素敵なところに連れて行ってくれそうだな」とか。
「この人なら、話面白いし、たくさん笑わせてくれそうだな」とか。
「A君は、将来有望で結婚も考えられるな」とか。

さて、こんなふうに思ってもらうには、どうしたらいいでしょう?


・「やりたいことをしっかりアピールする」
これが、まず考えられます。
やりたいことや夢がある人には、なんだか期待できそう。話すことも尽きなさそうだし、魅力的。

この「やりたいこと」っていうのが、どれほど切実なもの、自分にとって譲れないものであるかが重要です。
夢を語るだけなら誰でもできる。
相手は「容易に放り出さないくらいの信念があるのか」を試してきます。

そこで、「どんな経験をして、どういうきっかけで、『やりたいこと』に巡り合ったのか」も話せると、大人は「おお」となるわけです。


・「人生のドラマ性をアピールする」
1つ目と関連しますが、こんな戦略もあります。
「並大抵ではない人生を歩んできたこの学生なら、何かしてくれるだろう」という期待をしてもらうのです。

ちなみに、私は母子家庭であることを最大限活用しました。

 
とはいえ、「普通の人と違う人生」なんて、そんなに簡単じゃない。
ジャンプの主人公みたいに、勝ち続け、どんどん上に行く人生ばかりではないと思います。
まずは「やっちまったなあ」ということを、探してみてください。

それから、

・苦労・失敗したこと ( やっちまったなあ )
・そこから学んだこと
・ それを現在に生かしている例

これをしっかり書ければ十分ドラマチックです。
(ここに悲劇のヒロイン的な、ハンデ的な要素が加わると、「強いドラマ性」をアピールできるという話。)

というか、
「これをいかにドラマチックに書けるか勝負」
みたいなもんです。 

山も谷もない人生を送ってきた学生じゃなくて、
「谷底から這い上がってきたライオン・キングなんだぜ」ってね。
ワイルド〜。

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◀︎◁ 執着を見せる ▷▶︎

さて、もう1つのポイントは、執着を見せるということでした。
「あなたじゃなくちゃダメなんだ」という執着を見せてよねっていうこと。

つまり、
「どうしてその大学じゃなきゃダメなのか」
を書こうということ。

志望校の特性と、自分の個性と「やりたいこと」を結びつけながら、
「〇〇な自分が、〇〇
するためには、絶対に、あなたの大学じゃなくちゃいけないんです!!」
って訴えてあげる必要があります。

だって、同じ条件だったら、より自分を必要としてくれる方を選ぶと思うんですよね。


◆ 「会いたい!」と思わせる志望理由書のポイントまとめ ◆
・ 安心
・ 相性
 ( 求める人材像との合致 )
・ 期待させる
 ( 将来性・ドラマ性 )
・ 執着を見せる 
 ( どうしてその大学じゃなきゃダメなのか  )


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ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます!
次回は、推薦入試の肝・面接の必勝法を伝授したいと思います!

「落とされない」ポイント、そして「選ばれる」ポイントをお話ししていきますので、ぜひご覧ください!

→ 続きはこちら
東大女子が教える、推薦入試必勝法!(2/3)


まだの方はこちらも、よろしければ!

→ 焼き餅の受験期のお話
東大女子が教える、推薦入試必勝法! - エピソード0 - 


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