※『ビリー・ザ・キッド、最後の日々』に関する説明は「はじめに—コンテンツ紹介」でまとめています。

今日、私は彼の話について語る覚悟を決めた。ビリー・ザ・キッドに関して多くのことが言われている。1878年8月14日以来、私はビリー・ザ・キッドと知り合って、その日以来、パット・ギャレットが彼を殺害する日までほとんどすべての時間を彼とともに過ごした。何人かの人々によっていくつかの話が展開されるのを見てきたが、リンカン戦争の間におけるビリーと仲間たちに関する多くの事柄についてそうした話は多くの点で間違っている。

私は、彼が何をしたか私自身がその目で確かめた知識と彼の仲間たちによって私に伝えられた話に基づいて、ビリー・ザ・キッドに関する話を語ろうと今日、決心した。何人かの情報提供者が間違った情報を伝えたと言うつもりはないが、もし彼らがそうしたのであれば、彼らは誰かから聞いたこと以上のことを知らないだけである。私が今回、語ろうとしていることは、私自身の知識とビリー・ザ・キッドと彼の仲間たちが私に伝えた情報とまったく同じであると保証する。

私が一緒にいる間にビリー・ザ・キッドがしたことを見たまま言っているのだと読者に信じてもらいたい。 そして、私は、ビリー・ザ・キッドの人生について彼から直接聞いたのだと言っておきたい。話を始めるにあたって、いくつかの部分はビリーが裁判にかけられた法廷の記録を参照にしていると言っておく。

※第1章に続く