見出し画像

【自己紹介】ジョブホッピングの末に辿りついたもの

中野です。ご覧いただきありがとうございます。

今回は、なぜ起業することになったのか書きたいと思います(皆越ver.はこちら)。
ベンチャー経営者がブログを書く場合、避けては通れないテーマだと思っていますw

これまでのキャリア

自分はいわゆる会計事務所系のコンサルティングファームに新卒で入社しました。そこから、
コンサル

CVCの立ち上げ

Vtuberスタートアップ

上場企業の投資/M&A担当

NFTスタートアップ

当社創業
というキャリアを歩んでいます。察しの良い方はわかると思いますが、そうです、ジョブホッパーです。

幼い頃から物事を長く続けることが苦手で、小学校~高校までの学年が上がる度に行われるクラス替えのシステムは神だと思っていました。「継続は力なり」を標榜する公文式に通っていたのに。

フィンクリースの創業も、起業を後押ししてくれた方に「自分のような社会不適合者は、一つの会社に長く勤め続けることができない。フリーランスになってプロジェクトベースで働いてみようと思うので、何かアドバイス貰えないか」と相談したことが始まりだったりします。

晴天の霹靂

話は前後しますが、スタートアップで中間管理職をやっていた頃、自分の収入や資産に対する価値観を大きく変える出来事がありました。
当時、言われたことはやるがスピードが遅い、仕事への熱量が低く周りの目を気にせず自分のペースで働く部下がいました。言われたことはやっているので何も悪くないのですが、その会社は急成長中のスタートアップゆえに、彼のようなタイプがいると周りの士気に影響してしまいます。

自分なりに彼のやる気を引き出そうと試行錯誤したのですがどれも上手くいかず、観念して腹を割って話がしたいとサシ飲みに誘いました。そこでもっと熱量をもって仕事をしよう、自分が上手くいけば会社も上手くいく、そうすれば1のインプットに対して2~3となって返ってくるからと話したところ、彼は自分の顔をまじまじと見てこう言いました。
「中野さん、僕は親から継いだ不動産があるので、働かなくても年に800万円くらい入ってくるんです。だから人並みの給料がもらえればそれでいいし、無理に働いてストレス溜めたくありません」

じゃあなんでお前スタートアップにいるんだよという突っ込みはさておき、ビジネスマンとはがっつり働き能力を高めて収入を上げるものだ、と考えていた当時の自分には殴られたような衝撃でした。と同時に、やはりPLではなくBSしか勝たん、「r>g」は正しいということが頭の中を駆け巡りました。またこれを機に「てかそもそもなんで働いてるんだっけ?」と考えてみると、結局は老後に不自由なく暮らすためだという結論に達しました。これは多くの人にとっても当てはまることかと思います。

つまり、本当に自分の人生で必要な金額をあらかじめ算出し、その金額をいつ手にするのか?それを強力に後押ししてくれるのが資産運用である、という風に考えました。例を挙げると、老後2,000万円問題というのがありますが、子供たちに迷惑をかけないよう施設に入居することまで考えるとおそらく5,000万円ほど不足します。であるならば、5,000万円を早い段階で手にさえすれば、後はどういう人生を過ごしたいかを考えて収入を決めればよい、といった感じです。やっぱりタワマンに住んで豊かなシティーライフを送りたい、となれば世帯2,000万円以上は稼ぎ続ける必要があるし、自分は一人でもサブカルがあれば十分生きていけるのであれば、フリーランスになって最低限の収入を得つつ運用益と組み合わせながら気ままに過ごす、という選択肢も取れます。NISAをきっかけとして一般層の金融リテラシーが高くなり始めている昨今において資産運用のニーズは膨らみつつあり、「r>g」の不等式が一般に浸透するのもそう遠くない未来だと思っています。

この考え方が「資産運用の力で生きる選択肢を増やす」というビジョンに繋がっています。冒頭で自分はジョブホッパーであると書きました。決して褒められるものではないとの自覚はありつつ、そこまで目くじら立てられて煙たがられるのもおかしいなと。とは言えなかなか世論、特に感情的なものを変えることは難しいので、であれば人生における必要金額を意識して逆算する、そうすることで働き方に選択肢が生まれる。この流れはキャリアの自由化/解放をも促すものと思っています。

起業に至るまで

話を創業前に戻すと、フリーランスになるのかならないのか悶々としていた頃、相談した方から一通の連絡を受けます。

※この方とは以前同じ会社で働いていたことがある。彼はその会社の役員だった

この連絡を受けてから1か月待たずして、自分はフィンクリースの代表になりました。
これだけ手厚い環境で起業できるチャンスがあり、ここで起業しなかったらもう一生起業しないだろうと思ったことが決め手でした。上述の通り、ぼんやりと資産運用領域で何かできないか考えていたこともあり、話はとんとん拍子で進んでいきました。

ぶっちゃけ、これ以上の創業に至る経緯はありませんw でもめっちゃスピーディーで現代的だなと思います。しかしながら当初考えていたビジネスは鍵となるステークホルダーの協力を得られなかったことから立ち上げに難航、年を跨いでようやく今のビジネスにたどり着きます。と言っても、今のビジネスも日々マイナーチェンジやアップデートを繰り返してはいるのですが。

今後の方針について

まずIFA法人として認可を受けること、これは会社としての最優先事項です。
では個人単位で何をしていくかですが、今後、AI業界は大きく成長し、Exitを果たす人が増えると思っています。経営陣のみならず社員レベルでSO長者だらけのメガベンチャー誕生、という可能性もあります。
その将来を見据え、今のうちからAI業界でお金のことなら中野に聞け、と言われるようにAI業界に絞って情報発信を続けていこうと思っています。と言っても最初はド素人なので、ぜひ皆さん教えてください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?