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人生迷子。【ある人の一言】

これからも職場を支えてくださいね〜
あとはご自分の人生も大切にしてください

年度末で退職する別部署の先輩に言われた言葉。
ドキッとした。
それと同時に泣きそうになった。

自分がそんなに仕事人間に見えていたのか?
人生を犠牲にしてきたつもりはさらさら無いが、はたから見たらそのように見えていたのかもしれない。
今の職場に就職してからのことが、走馬灯のように思い出された。

疲れていないと言えば、嘘になる。
与えられた仕事は全力でこなしてきた。
今までの看護師人生、2度の休職もありながら使命感と責任感でなんとかやってきた。

コロナ禍に入ってからはがむしゃらに駆け抜けてる。クラスターも経験した。
職員や利用者、御家族にも辛い想いをさせたかもしれないけど、それもみんなの命を守るため。必死に考えてやってきた。
感染対応で休日返上して働いたこともあった。
プライベートの予定が急にキャンセルになることもあった。
なにかをするには、なにかを犠牲にするのが当たり前。職場での自分の役目だと思って踏ん張ってきた。

人に頼られることは嫌いじゃない。
利用者や職員のために頑張る。
それがわたしの生きがいなのかもしれない。
だけどいつも『利用者』『職員』が主語。『わたし』のことは置き去りになっていたことにハッと気付いた。

わたしの人生ってなんだろう。
わたしのやりたいことってなんだろう。
大好きな夫、大好きな家族に、やりがいのある仕事。
それで十分じゃないか。
けれど、心のどこかに満足しきれていない自分もいるのも事実だ。

副業を始めたくて、キャリアスクールに入会して半年。
自分から動くことの大切さを知った。
看護師以外のいろんな世界を見ることができた。
人とのつながりと自分の視野は確実に広がった。
それと同時に、自分はなんて狭いところしか見えてなかったんだろうと思った。

話を戻すが、先輩はこの1文でわたしに一体何を伝えたかったのだろう。
「人生、仕事だけじゃないよ。
もっと自由に生きていいんだよ。」
「頑張りすぎないで、自分のことも考えてね。」
これを伝えたかったのかなと思う。
目先のことにとらわれて、自分を犠牲にしているように見えていたんだ。
自分を大切に、自分をもっといたわって良いんだ。
自分を我慢しなくて良いんだ。
そう思った。

自分の心に正直になって、やりたいことをとことんやろう。
迷ったら、心が躍るほうに舵を切ろう。
まだまだ小さい船だけど、どんどん大きくなって大きな海を渡っていこう。

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