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デカすぎる釣り針にあえて食らいついてみる






どうもー「Q」でございますー

今回はリアルワールドでの体験を

サクッと書き連ねてみようかと…



ところで皆さん

インスタとかXとかフェイスブック等

SNSは普段から最も閲覧する事でしょう?

そういうの見てると

広告の類が沢山流れてくるんですよね

皆さんは聡明なので

流し見てすっ飛ばすわけです

ところが僕は

まあまあガチで信じちゃうほどの

ザコ脳なんです

それゆえに悪徳業者(普通の業者さんも)の目には

鴨が葱はおろか、鍋も!カセットコンロさえも!

背負ってるように映ってる事でしょうねぇ…

まあ、それは仕方のない事として




さて、今回目指したのは

なんと!美容整形でございます

とかく人間は育んだ文化や価値観の中で

美しいものに惹かれ、憧れ、手に入れたいと

願う生きものでございましょう?

いや、それはもう醜さへの憎悪と言える

つまるところルッキズムみたいなものか…

そして僕は現代の若き乙女たちの

ほんのりとした違和感の正体を知る事となる






ある時僕はSNSで流れてきた広告に

ふと目を止めた

ほんとネットの広告ってのは

昔の(今もか?)漫画雑誌の広告の何倍も

多い情報量で迫ってくるから厄介だ

内容も時代性を如実に反映されていて

非常に巧妙な手口だ(言い方悪っw)

昔の雑誌の裏の広告なんて

やれち◯ぽの皮を切れーだの

筋肉つけろーだの

一攫千金できる数珠買えーとか

ちん◯おおきくしろーとか
(あれ?二回目?)

ギターやれーだの

髪の毛増やせーだの

日焼けせーとか…

…と、まぁなんともインチキ臭いモノ?

胡散臭い感じの愉快な広告で溢れてました


近年になり世界中の人々がネットに常時繋がり

その膨大なデータは分析され

特定の個人が何を欲し何に興味があり

どんな物に対価を支払っているのかを

解析してはピンポイントで効果的な

広告をぶっ放すのが定石

そりゃあそうでしょうよ

何処にいようと何をしていようとも

広告を無限に流せるデバイスを

肌身離さず持ってくれているのだから

業者にとってこれほど便利な事は

未だかつてなかっただろうと思う
(話がちょっと脱線してしまいました)


そう、僕の目に止まった広告は

「切らない、ダウンタイムゼロ、パッチリ二重」

(美味い、早い、安い!みたいなのに人は弱い)

そして超破格!施術15分!

5〜6千円で出来ちゃう事に驚いた

そんな事が可能なら

話を聞きに行ってみるか?と、

休みに合わせて予約した

人生初めてシリーズを実体験するのは

思いの外楽しくもあるが

恥ずかしさも伴う

前日に「明日遅れずに来いよ!?」

みたいなメッセージが届く(詰めてくるねぇ…)

予約日当日、目的のクリニックへ向かう

が、しかし、見つからない(はい、迷ったー)

すぐ電話してみた

と、言ってもこれから向かうクリニックには

繋がらない

カスタマーセンター的な所に繋がる

「あのぅ…予約している者ですが…場所がわからなくなりまして…」

「近くに何か目印になるものはありますか?」

すぐ目の前に巨大なビジホ

それを告げると電話の向こうから

マウスのクリック音

あーグーグルマップでも見てんのね…

「他に何か建物がありますか?」

「あるにはありますが…このホテル以上に目立つ建物はありませんねぇ…」

「一度駅まで戻って頂いて…」

はぁあ?なんでやねーん(ねーんねーん…)

「あのぅ近くにいる事は確かなんで直接電話してみますので連絡先を…」

「それは教えられない事になってます」

??なんで??…

(もうええわ)

らちがあかないので早々に切って

少し行き過ぎていると考え戻ることにした

しばらく歩くとアーケード内の商店街

まさかこの中にあるなんてことは………⁈

あーるぅうううううううううううううう

初めからアーケード内だと言えよ‼️

いきなりダルい思いをさせられ

些かムカついたがなんとか気を取り直した

目的地は3階か…

すぐにエスカレーターがあるが2階まで?
(なんで?…)

奥にあるエレベーターに乗る

3階に着くとすりガラスの扉
(これが入り口ね…)

そっと開けようとしてドアノブに手を伸ばす

と、同時に向こうから開く

シルエットで見えてたのか?

肉付きの良い女性に案内される

問診票を手渡され奥にある待機室へ

ウォーターサーバー、デカいモニター

同じ方向向いた椅子が並んでる…

(まるで風俗の待機室w)

質問事項や個人情報を書かされる

書き終えてカウンターへ持っていくと

個室へ案内された

狭い部屋には小さなデスクとPC

白い壁には注意事項なんかが貼ってある

なになに…1人で勝手に院内を歩くな?

ほぅ…誰にも会わない配慮か…

すると、エロい…いやいや、もとい!

素敵な白衣の女性がやってきた

顔立ちの整ったオジサン受け良さげな感じ

客を見てチョイスしてるのかしら?…

早速彼女は問診票を手にして

カウンセリングが始まる

「今日は何を見てこられました?」
「埋没法にご興味が?」
「本日施術をご希望されます?」

問診票に書いてる事を重複して訊かれる

「SNSの広告に5千円とかで出来るみたいだったので話を聞きにきました」

理解してくれたようでカウンセリングは続く

手鏡を手渡され己の顔の前にかざす

鏡で自分の顔を写すと見慣れた顔
(鏡は悟りの具あらず、迷いの具なり…と心が呟いている)

金属製の器具で瞼を抑えられる

「目を開けてください」

目を開けると目の前に二重の自分がいた

(どっちみち人相はよろしくねぇな…)

自分の面が曲がっているのに
鏡を責めてなんになる

おっと心の声

ここから本題に入ってくる
(ほらきた…)

「基本的に埋没法は黒眼の両端の上の瞼を2点止めといって二箇所縫うんですが…◯◯様の場合は不十分というか…二重瞼にならない可能性が高いです」

何⁉️

「人生で3回は埋没法が可能なんですが…瞼の皮膚が落ちて来ているので…線止めといって広い範囲で4箇所縫うのと6箇所縫うのがあります」

ほーう…(なんで人生で3回なのだ?)
で?おいくら万円?

訊くと4箇所で20万ほど、6箇所で40万ほど

僕は思わず笑った

「いや…凄い破格でっていうから来たんですよね…そんな金額なら僕の一存では決められない」

そう告げるとドクターを呼ぶので待てと言い

中々の安産型の尻を向けて出ていった

ちなみに彼女は二度の埋没法を施術済みだとか

そりゃあそうよねと妙に納得した

しばらくするとドクターが入室

さっきの女性とおんなじ事言うわけ

線止めじゃなきゃ厳しいとかなんとか…

費用がね…と告げるとローンもあるので

検討してみては?と早々に退室

再度先ほどの女性が現れて

「モニターになってもらえるならば3万円ほど安く出来るのですがいかがですか?」

モニターって?

「ビフォーアフターの写真を撮らせていただきまして掲載させて貰います」

(晒されるのに三万ポッチ!)

い、いや…金額が金額なので家で相談して

また来ますので…

「ヒアルロン酸の注射とかでしたら4〜5万で可能ですが…」

おいおい、趣旨変わっとるがなw
この人たちは出来高制なのか?

半笑いでお断りすると

それでは本日はお見送りさせていただきますと

僕を引率して退室した
(何にもしないとなると素っ気ねぇなw)

入り口すぐのカウンターには若い女性スタッフが
7、8人もいた

僕は少々驚いてすりガラスの扉を出た

こんなに雇えるほど稼いでるのね…



結果として

僕の年齢に伴った皮膚のたるみによって

軽く縫うくらいじゃあ二重瞼にゃあならん!

と、いうことが理解できたし、やろうとしたら

50万近くは必要だそうだ…

一番の良かった事と言えば

30歳のカウンセラーが僕の年齢を改めて見て

びっくりしてたって事くらいか…


広告に踊らされて来てみたものの

何もせず一文たりとも使わず街に戻り

なんだか知らないが

謎の虚無感に包まれて若干の賢者モードで

帰路に着いた




次回!人生初めてシリーズ第二弾!!
矯正歯科に突入‼️(cv 立木文彦)



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