見出し画像

年の差で結婚するということ

入籍してから少し日が経ってしまったが、祖母の家に2人で挨拶に行った。

これまでいろんなことがあったと思うけれども、この子が幸せならそれでいいと私は思っている。素直になれなかったり、口下手だったり、甘えるのが下手なところがある。それはこの子が治すべきところでもあるけれど、そこも理解してこの子を守ってほしい。年の差がある分、その分あなたは甘えたらいい。
と言ってくれた。

一番に心配の言葉じゃなくて、私の幸せを考えてくれたことがとても嬉しかった。
祖父にも仏壇の前で2人で挨拶できてよかった。


祖父と祖母も同じくらいの年の差で結婚した。
祖父が亡くなって10年以上経つ。
私も同じくらい遺されるのかと思うと苦しい


もしかしたら、私がまだ元気でぴんぴんしていて、さぁこれから残りの人生楽しもう!と思っている時に夫の介護や看取りが被るかもしれない。
他の夫婦が余生を楽しんでいる間、私は世界で一番だいすきな彼とお別れしなければならないかもしれない。
祖母と祖父にきちんと報告できた嬉しい日だったのに、悲しい未来を想像して泣いた。
泣いている私を見て、泣いている訳を聞いた彼も
「そんなこと考えさせてごめんね」と泣いた
その分たくさん楽しい思い出をつくろうと約束した

子どもがいてもいなくても、私より先に逝かれても、どんな道を辿っても、この人と一緒にいてよかったと思えそうだから結婚したのだから、こうしていつ来るか分からない時を思い浮かべて嘆くのは辞めようと思った。

祖母だって、いつまでも祖父のいない時を嘆いているわけではない。
思い出は思い出として大切にもっていて、今を楽しんで生きているように見える。


自分が逝く時に、ステキな人生だったと思い返せるような思い出をこれからもつくっていこう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?