滑走屋の人生〜友野一希〜

久しぶり?の投稿である。

私も大好きな表現者の一人である高橋大輔氏プロデュースの『滑走屋』。
初めてこのタイトルを聞いたとき
鳥肌が立った。 
何て巧い言葉を生み出したのだろうと。
流石、大輔さんだな、と。

その氷のステージに友野一希選手は
優美に華やかに
そしてまた逞しく
舞った。

私は実際のショーは観れていない。
とりあえず早く様子を知りたくて
ファンの方が録られた様々な動画を
ワクワクしながら
あれもこれも(笑)観まくった。

テレビ映像でもなく
配信動画でもない
画像も音もそれに比べればクオリティは高くないだろうが、 
いやいや
最高に愛情がこもった眼で
ファンの方が胸踊らせ
友野一希選手の一挙手一投足まで
追い続けたカメラが捉えた動画は
どんな高画質高音質の売り映像より
この上なく私の胸に沁みた。
(この場を借りて素敵な動画に感謝を…。)

そして勿論
その画面の中で踊る、滑る
友野一希選手は
やはり
期待通り
素晴らしかった。
まず『ブラボー!』と言いたい。

小さな画面でも
引きの映像でも
シルエットだけでも
判るのである。 

一瞬手を動かしただけでも
軽くターンしただけでも
その動きの一つ一つに
相変わらず惚れ惚れするなぁ。
至高の『Halston』も。
(実際会場でご覧になられた方は至福の時であったに違いない。)

どのプログラムでも『友野一希』の存在感は際立っていた。

高橋大輔氏はもうまさにレジェンドの一言。
一瞬にして会場全体を操る魅力。
凄まじいほどのオーラを放っておられた。流石、である。
そして友野選手にも大輔氏の様な魅力があると、私は確信し期待している。

勿論
出演されているスケーターの方達も。
他の追随を許さないエンターティナー髙橋大輔氏がセレクトされた逸材揃い。
きっと素晴らしいショーであったであろうことは想像に固くない。

今回のショーに対する友野一希選手のコメントを読むと
いかにこの『滑走屋』に
心血を注いだかが判る。
演技面でも、そして、メンバーの一員としての自分の立ち位置についても。
語る内容に彼の責任感の強さが感じられた。

そして友野選手の高橋大輔氏に対する想い、言葉、行動の全てに
心からのリスペクトが溢れていた。

友野一希という人は
常に全身全霊なのだ。
手抜きなどという言葉は
彼の人生の辞書には皆無だろう。

きっと人の顔色を伺ったり
悪く思われたくないからとうまく立ち回る様な事もしないだろう。

『滑走屋』という『肩書』。
友野一希選手にまさにハマっている。

彼の人生は
スケートもそれ以外の事に対しても
思いっきり風を切って
真っ直ぐに前だけを見て
穏やかな笑みをたたえ
滑走(はし)り続ける。
そんな人生の゙様な気がする。

そんな疾走感と柔らかさを纏った
『友野一希』という一人の人間に
稀有な才能のフィギュアスケーターに
最大級の実りが訪れますように。

貴方は
『記憶にも記録にも』遺るべき
スケーターだと
声を大にして言いたい。

魂のステージ『滑走屋』
東京公演が叶うことを祈りつつ。

ではでは、また。






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