指先からつま先までもが音を奏でる 友野一希

約一ヶ月ぶりに『再会』出来た。
昨年末にテレビで観たフィギュアスケート全日本選手権で
心震える感動をくれた
友野一希選手の、あの『Halston』に。

国スポ
実は仕事の都合でリアルタイムで配信を見ることができず
少しでも早く見たい気持ちがはやり
仕事の合間やっと動画を見つけた。
が。
環境的に音無しで鑑賞。。

しかし、
しかしだ。

音が聞こえてないのに
音が聴こえてくるのだ

友野一希選手の
指先から
つま先から
表情から

丁寧に慈しむ様に舞う
その姿はこの上なく優雅で美しく
心の深いところまで沁みてきた。

全日本のような色のある会場ではなく
ただただ真っ白なイメージのリンク。
カメラも恐らく何台も駆使するわけではなく。
後で音声入りで観たが音響環境も全日本の様にはいかない。
全てがシンプルな環境だ。
  
このような環境の中では
良くも悪くも本当の力が判ってしまう

例えば
エコー効きまくりマイクで歌うのと
全くオプション無しマイクで歌うのが
明らかに違う様に。
ごまかしが効かないのだ。

だが
友野一希選手の華やかさは
全く薄れること無く
それどころか
シンプルになればなるほど
滑りの美しさ繊細さ
また力強さも
ストレートに際立って見えた。

聞くところによると
今大会前に体調を崩し万全な状態ではなかったとか。

そんな事も忘れる世界観。
友野一希選手は存分に魅せた。
そしてまたひとつ
友野一希選手の『Halston』が
氷上で生き物として躍動した。

音に助けられずして
これだけの表現力で感動させられる。

勿論あとから観た音声入りの
国スポ『Halston』も格別であった。

改めて
やっぱり
『友野一希というスケーターは、只者ではない。』
と確信した。

『フィギュアスケーター友野一希』
もっともっと多くの人に、世界に、
知ってもらいたいものだ。
本当に、知らなきゃソン。
そう断言できる逸材だ。

さぁ。
次は何を見せてくれるだろう。
身体の中から音を奏でる世界を
楽しみに待とう。

おっと。
言い忘れていた。
友野一希選手、
優勝心からおめでとうございます。

再びの感動を有難う!

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