同担拒否オタク、治療も兼ねて字書きになる

前回記事を出して以降かなり間が空いてしまったうえに、私の動向を簡潔に述べようとしたらラノベのタイトルみたいになってしまいました。自分でも意味わかんねえなって思います。いい意味でこんなはずじゃなかった。

同担拒否と腐思考が同居している

初投稿記事でも書いたのですが、去年夏頃までの私は同担拒否を起こしていました。推しのリプ欄は絶対に見たくなかったし、ツインテールにワンピース、缶バッチを無限回収して痛バを持って歩くような量産型オタクの方は物凄く苦手です。自分含め、オタクは推しという街灯に群がる羽虫だと思っていました。その有象無象に紛れるのが本当に嫌で、そしてそんな思考に至る自分に嫌悪感が募りました。その間にも推したちが出演するコンテンツの人気は高まるばかり。このままのメンタルでは振り落とされてしまう。置いて行かれたくない。
しかし、この負の感情と同じくらい推しCPが尊かった。それがこの状況を脱する希望でした。この間にも私は某サイトで推しCPの小説を読み漁っていました。検索をかければ、そこに広がるのは推しCPがまぐわう楽園のような世界。夢思考の介在しない、推しCPが同じ人たちとなら分かりあえるのではないかと一縷の希望を見いだしたのです。

そして私は推しCPの小説を書き始めました。ここまでの書き方が悪いのですが、同志様方との繋がることが第一の目的ではありません。単純に推しCPの二次創作を見ていくうちに我慢できなくなっていたのと、検索件数を増やしたかっただけです。
そうして書き上げた人生初の小説。自分にも書けるんだ……という達成感から、ほとんど迷いなくサイトに投稿しました。当時は推しCPが成立してまだ半年経つかどうかという状況だったので、作品の量・質ともにハードルが上がりまくっているわけでもなく。何かしら作品があがればそれだけでありがたいような界隈の雰囲気も相まって、拙文にもそこそこの反応をいただけました。
プロットもクソもなく勢いのまま書き散らした文章を読んでくれて、ブクマまでつけてくれる方がいる。通知欄にはこれまで小説を拝読していた字書き様もいらっしゃって、小躍りしそうなほど嬉しかったのを覚えています。

自分、推しCP語りならできます。やらせてください。

小説の投稿と同時に、私はツイッター(現X。未だにRTをRPと言いたくないタイプの老害です……)のアカウントを作りました。もちろん推しCPについて語り、同志の方々と交流するためです。
基本鍵垢で活動するのが慣例となっている界隈であることは知っていたのですが、なにしろ私は創作初心者かつ人生経験も浅い若輩者。サイトに鍵垢のURLを貼っている神々にビクビクしながらフォロー申請を送りました。
こちらもプロフィールに詳しい自己紹介を書き、怪しまれないように推しCPのグッズの写真を上げました。「半年ROMれ」の精神を意識しながら、ここではどこまでがOKで何がNGなのかを慎重に探りました。相互になってくれた神々は割と好き勝手に呟いていて、笑いを禁じえませんでしたが。

ここからちょっとした事件が起こります。徐々に界隈の雰囲気を掴んできた頃、作品投稿サイトがサイバー攻撃を受けてしまったんですね。ここまで言えば私がどこで活動しているかはお察しでしょうが、そこはさておき。
正直かなりビビりました。まだ1個しか小説投稿してないのに幸先が悪すぎる。推しCPの供給はあるのに吐き出す場所を奪われてしまったのですから、TLも大騒ぎでした。やれオンラインイベントが頓挫しただ、移動先はどこがいいかなどと混沌を極めていて。安住の地を見つけた矢先に界隈存続の危機を迎える急展開。そんなんありかよ。

結局、某べったーに作品をあげる代替措置を取りました。読んでくれるのはサイトが生きていた短期間につながった数人だけ。それでも感想が来たときは嬉しくて舞い上がりました。
妄想を吐きだしたら共感してくれる人がいる。その事実が本当に嬉しくて、私はこの界隈に骨を埋める決意を固めました。たとえ今後界隈が衰退しても最後の一人になってしまっても、自分だけは推しCPを好きでいる、かき続けてみせると心に決めたのです。
この頃には同担拒否がだいぶ落ち着いてきました。推しが被っていても腐っているなら問題ナシ。固定であるならなお良い。推しCPってすごい。万病に効くんですね。人生変わった。

さて、私のオタクとしての沿革はまだまだ序盤です。このあとは神が誕生する瞬間に立ち会ったり、推しCPが公式になったり、人生初のライブに参戦したり。
次は元同担拒否オタクが同志たちと交流しまくる話でも書きましょうかね、壁打ち感覚で。

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