Judge Appsケーススタディ調査

はじめに

愛知L1のそーすいです。
L2への勉強方法として、私のメンターより「Appsのケーススタディを現行ルールで使える/使えないを振り分けていくと、勉強法としていいよ」とのアドバイスを頂き、少しずつですがケーススタディの読み解きと現在との比較を行うためのページです。

なお現在進行形でリアルが非常に多忙なため、5月末のPC愛知までに完了することを目標としております。随時更新していくので、生暖かく見守っていただけますと幸いです。

【概要】
Apps内の”ケーススタディ”トピックを、一度Appsが活動休止した2020年までのものまですべて見直す。
その中で、IPGやCRなどの変更に伴って「現在でもその裁定で問題ないもの」と「その裁定や処理は出来ないもの」に分類し、後者についてどのような変更があったか、どのように裁定を行うべきかを考えていく。


本題の前の注意点

以下、実際に当時の裁定の内容がどうであるかを見ながら、2024年4月現在での私なりの裁定見解を出していきたいと思います。

・多少私なりに文脈が読み取りやすいように文章や人物名(APNAP表記や仮名表記など)を概要程度に変更しています。
・「あなたはジャッジの立場であり、HJなど変則的なシチュエーションが記載がなければコールを受けたフロアジャッジ」としての視点です。
・特に記載がない場合は、インタビューにおいて不正および累積はなかったという前提となります(文字数節約のため)
・「当時の裁定」については当時の議論の内容を査読した上で、適切と思われる裁定を記載してある。根拠等はトピック主が記載があるものが大半であったので、リンクよりご確認の程願います。
・当時と裁定に変化がないと考える場合は判断理由は文字数の関係で省略しています(着地点は変わらないが経緯が違う場合のみ記述)

誤っている点、要議論な内容がありましたら、是非ご指摘をお願いいたします。


【ケーススタディ】ドムリ・ラーデ(2013年11月)

https://apps.magicjudges.org/forum/topic/6882/

(概要)
ルール適用度:競技
APは≪ドムリ・ラーデ≫の1番目(+1)の忠誠度能力を起動し、NAPにカードを公開することなく手札に加えたためNAPがジャッジコール。
APは事実を認めた上で、ジャッジに手札が全てクリーチャーであることを見せてきた。

(当時の裁定)
AP:その他一般のゲームルール抵触行為(GRV)
懲罰:APに【GL】を与える

(現在のルールで出すべきだと考える裁定)
AP:非公開カードに関する誤り(HCE)
懲罰:APに【警告】を与える
(追加措置)
APの手札をNAPに公開し、いずれのカードが手札に入っていても適正であることをNAPが確認、手札は戻さずに再開。
※HJに確認の上で実行する

(判断理由)
「手札にカードを加える際に、公開すべきカードを公開せずに加えた」という行為は現在はHCEに該当する違反であり、APには警告を与えるべきである。(IPG2.3)
NAPはAPが手札にカードを加えた時点でコールを行っていることから特に罰則はないものと考える。
追加措置としてベッドジャッジに裁定を確認の上で、APの手札をNAPに公開する。このとき、NAPが「ドムリの効果で手札に加わったであろうカード」を選んでもらい、それが手札に加わることが不適正であればデッキに戻して無作為化が妥当だと考えるが、今回のケースの場合は手札が全てクリーチャーでありいずれのカードが手札に加わっていたとしてもルール上適正であることから、公開のみに留めるべきと判断した。


【ケーススタディ】割れない針(2013年11月)

https://apps.magicjudges.org/forum/topic/7096/

(概要)
ルール適用度:競技
APは≪沼≫を指定した≪真髄の針≫をコントロールしている。
NAPは≪地下世界の人脈≫をエンチャントされた≪沼≫をコントロールしており、また赤マナを出せる土地は全てタップ状態である。

APのエンドフェイズにNAPは≪摩耗+損耗≫の≪摩耗≫側をAPの≪真髄の針≫を対象に唱えて解決、針は墓地に置かれた。
その後、NAPは≪沼≫を≪地下世界の人脈≫により得た能力を起動した。このときAPはNAPが赤マナを出せず≪摩耗≫を唱えることができないことに気づきドローを制止しようとしたがNAPはすでに引き終えていた。

(当時の裁定)
AP:違反の見逃し(FtMGS)
NAP:その他一般のゲームルール抵触行為(GRV)
懲罰:両者に【警告】を与える
(追加措置)
NAPが≪摩耗≫を唱える直前まで巻き戻す。
NAPの手札からランダムに1枚をデッキの一番上に置き、NAPの≪地下世界の人脈≫をエンチャントされた≪沼≫をアンタップし、≪真髄の針≫を墓地から戦場に戻し、≪摩耗+損耗≫を墓地から手札に戻し、摩耗を唱えるために使ったマナを発生させた土地等をアンタップする。
※HJに確認の上で実行する

(現在のルールで出すべきだと考える裁定)
当時と変わらず


【ケーススタディ】デッキ/リストの問題(2014年4月)

https://apps.magicjudges.org/forum/topic/10251/

(概要)
ルール適用度:競技
スタンダード(M14+ラヴニカの回帰ブロック+テーロス・神々の軍勢)

Akiraの提出したデッキリストには、60枚のメインデッキと、15枚のサイドボードが書かれていた。しかし、メインデッキに「4 タッサ」と「2 ジェイス」という記述があり、さらにサイドボードには「3 ジェイス」という記述があった。
→Akiraのデッキをチェックすると、実際のメインデッキには《海の神、タッサ》が4枚あり、《思考を築く者、ジェイス》が2枚あった。
サイドボードには《思考を築く者、ジェイス》が無く、代わりに3枚の《急速混成》が入っていた。

(当時の裁定)
Akira:デッキ/リストの問題(D/LP)
懲罰:Akiraに【GL】を与える
(追加措置)
デッキリストを実際のデッキに合わせた形に修正する。
メインボードの「2 ジェイス」は「2 思考を築く者、ジェイス」へ、サイドボードの「3 ジェイス」は「3 急速混成」と修正する。

(現在のルールで出すべきだと考える裁定)
Akira:デッキリストの問題(DLP)
懲罰:Akiraに【GL】を与える
(追加措置)
デッキリストを実際のデッキに合わせた形に修正する。
メインボードの「2 ジェイス」は「2 思考を築く者、ジェイス」へ、サイドボードの「3 ジェイス」は「3 急速混成」と修正する。

(判断理由)
デッキ/リストの問題は現在のIPGにおいては「デッキの問題」「デッキリストの問題」に別れており、今回のケースではどちらの違反を適用すべきかを考える。

当時のスタンダードには「ジェイス」と名のつく伝説のクリーチャーもしくはPWは≪思考を築く者、ジェイス≫と≪記憶の熟達者、ジェイス≫が同居しており、デッキリストに「ジェイス」のみよ区別がつかない形で記述するのはDLPに該当する違反である。(IPG3.6)

また、サイドボードの「3 ジェイス」と記述があった部分が実際には≪急速混成≫であった部分についても、デッキとデッキリストが違う部分でありこれも同様のDLPに該当する違反行為である。

2点の違反があるが一度のデッキチェック内で判明した同種の違反であることから、AkiraにはDLPでGLを1つ与えるのが適切であると考える。


【ケーススタディ】オブゼダートの戻し忘れ(2014年6月)

https://apps.magicjudges.org/forum/topic/10649/

(概要)
ルール適用度:競技
(現在のAP:Nara)
Adachiは前のターン終了時に、自身のコントロールする《幽霊議員オブゼダート》を自身の能力で追放していた。
Naraがターンを返してAdachiのターンになり、Adachiは戦闘開始ステップに《幽霊議員オブゼダート》を戦場に戻していないことに気づいてジャッジを呼んだ。

(当時の裁定)
Adachi:誘発忘れ(MT)
Nara:特になし
懲罰:両者ともになし
(追加措置)
Naraは≪幽霊議員オブゼダート≫の追放領域から戦場に出す誘発型能力を「次にAdachiが優先権を得るとき」か「次のフェイズ(この場合は戦闘後メインフェイズ)の開始時、Adachiが最初に優先権を得るとき」のいずれかにスタックを積むことを選択する。

(現在のルールで出すべきだと考える裁定)
当時と変わらず


【ケーススタディ】誤った対象の指定(2014年7月)

https://apps.magicjudges.org/forum/topic/10876/

(概要)
ルール適用度:競技
(現在のAP:Ayase)
Ayaseは《開花の幻霊》(2/2)と《ネシアンの狩猟者》(3/3)で攻撃指定を行い、Nicoは《開花の幻霊》を《ロクソドンの強打者》(4/4)でブロックした。
ブロック・クリーチャー指定ステップで、Ayaseは4マナ分の土地をタップして奮励コスト込みで《アジャニの存在/Ajani’s Presence》を唱え、《開花の幻霊》を2回対象とした。
Nicoはしばらく考えた後、その対象の取り方はできないのではないかと指摘しジャッジを呼んだ。

(当時の裁定)
Ayase:その他一般のゲームルール抵触行為(GRV)
Nico:特になし
懲罰:Ayaseに【警告】を与える
(追加措置)
≪アジャニの存在≫が唱えられる直前まで巻き戻しを行う。
≪アジャニの存在≫をAyaseの手札に戻し、マナを支払うために寝かせた土地を全てアンタップする。

(現在のルールで出すべきだと考える裁定)
当時と変わらず


【ケーススタディ】電子機器の使用(2014年7月)

https://apps.magicjudges.org/forum/topic/11143/

(概要)
ルール適用度:競技
(現在のAP:Ayanami)
あなたはフロア巡回中に、Ayanamiが《思考囲い》をNagatoを対象にして唱え、Nagatoが手札を公開したところ、Ayanamiはスマートフォンを使用してNagatoの手札の内容をメモに取っているところに遭遇した。
あなたはこのゲームに介入するべきだろうか。もしそうならば、何をするべきか。

(当時の裁定)
一度介入してゲームを止めるべきである。
電子機器を使用は競技イベントにおいては禁止されている(MTR2.12)
IPG上では電子機器の使用に関する違反分類はないため、一度「注意」を出す。
その後も繰り返し使用するようであれば「非紳士的行為(軽度)」等の懲罰を与える等を検討する。(IPG4.1)

(現在のルールで出すべきだと考える裁定)
当時と変わらず


【ケーススタディ】くっついたカード(2014年8月)

https://apps.magicjudges.org/forum/topic/11444/

(概要)
ルール適用度:競技
(現在のAP:Aoki)
Aokiがカードを引こうとした際に、デッキの一番上のカードが引こうとしているカードにくっついて裏返ってしまい、二人はジャッジを呼んだ。
ジャッジは調査の結果、故意の違反ではないと確信した。
追加のインタビューで、Aokiのライブラリーの中で内容が判っている箇所が無いか尋ねたところ、Aokiは「占術で3枚のカードをライブラリーの一番下に送った」と主張したが、Nakajimaは「Aokiが下に送った回数は2回の気がする」と主張した。
また、Aokiは下に送ったカードが具体的に何であるかを正確には覚えておらず、Aokiのライブラリーのその他の部分については両者ともに無作為であると主張した。
なお、ライブラリーにはまだ充分な枚数のカードがあるものとする。

(当時の裁定)
Aoki:過剰なカードを見た(LEC)
Nakajima:特になし
懲罰:Aokiに【警告】を与える
(追加措置)
Aokiのライブラリーを下から3枚を除いて無作為化する。

(現在のルールで出すべきだと考える裁定)
当時と変わらず


【ケーススタディ】クルフィックスの指図忘れ(2014年8月)

https://apps.magicjudges.org/forum/topic/12217/

(概要)
ルール適用度:競技
(現在のAP:Ajani)
Ajaniは《クルフィックスの指図/Dictate of Kruphix》をコントロールしている。
Ajaniの戦闘後メインフェイズに、現在のAjaniのターンと直前のNissaのターンにおいて、それぞれ《クルフィックスの指図》によるドローを忘れていたことに気付き、ジャッジを呼んだ。
ジャッジは調査の結果、両者の違反が故意ではないと確信し、また両者とも忘れていたのでありどちらかが気づいていたがあえて指摘しなかったのではないと結論した。

(当時の裁定)
Ajani:誘発忘れ(MT)
Nissa:特になし
懲罰:Ajaniに【警告】を与える
※Nissaのターンの誘発忘れが一般的に有害な誘発忘れであるため
(追加措置)
Ajaniのこのターンのアップキープに誘発するべきであった≪クルフィックスの指図≫について、Nissaはスタックに載せるかどうかを選ぶ。
(Nissaのターンの誘発はすでに1ターンを過ぎているため、誘発させずにそのまま進行する)

(現在のルールで出すべきだと考える裁定)
当時と変わらず


【ケーススタディ】ひいちゃった(2014年9月)

https://apps.magicjudges.org/forum/topic/12728/

(概要)
ルール適用度:競技
(現在のAP:Awara)
Awaraは《タッサの二叉槍》と《審判官の使い魔》をコントロールしている。
Awaraは戦闘フェイズに《審判官の使い魔》でNozakiを攻撃し、Nozakiはブロックせず《審判官の使い魔》はNozakiに戦闘ダメージを与えた。
戦闘後メインフェイズに、Awaraは《海の神、タッサ》を唱え、自分がコントロールするパーマネントの青のマナ・シンボルを数えた。
その際、Awaraは《タッサの二叉槍》に気が付き、「あ、二叉槍のドローを忘れてたよ」と言ってカードを引き手札に加えようとし、Nozakiはその行動を止めようとしたが間に合わず、ジャッジを呼んだ。

(当時の裁定)
Awara:過剰なカードを引いた(DEC)
Nozaki:特になし
懲罰:Awaraに【GL】を与える

(現在のルールで出すべきだと考える裁定)
Awara:非公開カードに関する誤り(HCE)
Nozaki:特になし
懲罰:Awaraに【警告】を与える
(追加措置)
Awaraの手札をNozakiに公開し、なんらかの理由で元々手札にあることが確定しているカード以外のカード1枚選び、デッキの固定されてない部分と合わせて無作為化を行う。
※HJに確認の上で実行する。

(判断理由)
この違反は「≪タッサの二叉槍≫の誘発を忘れた」というのが原因であるが、誘発忘れ(IPG2.1)での処理を考える場合、
・≪タッサの二叉槍≫の誘発はAwaraにとって一般的に有害な誘発忘れではない。
・誘発の解決は任意の効果であり、その誘発タイミングを逃したのちに対戦相手の許可を取ることなくドローを実行している。
以上の点から、これは誘発忘れではなく「本来手札に加えるべきものではないカードを手札に加えた」という扱いであり、非公開カードに関する誤り(HCE)を適用すべきだと考えた。(IPG2.3)
AwaraにはHCEで警告を与えた上で、追加措置を行う前にヘッドジャッジに裁定の確認し、Awara・Nozaki両者に手札及びデッキの公開されたカードや占術などにより固定されている部分がないかを確認し、手札にあることが確定していないカード1枚をデッキの無作為部分と合わせてシャッフルする。


【ケーススタディ】本来ないところにあるオブジェクト(2014年10月)

https://apps.magicjudges.org/forum/topic/13169/

(概要)
ルール適用度:競技
(現在のAP:Ami)
Amiは戦闘前メインフェイズに、Naotoのコントロールしている≪海の神、タッサ≫を対象に≪存在の破棄≫を唱えて解決した。
戦闘フェイズを終えて戦闘後メインフェイズに入ったあと、Naotoは本来追放されているべき≪海の神、タッサ≫を墓地に置いてしまっていることに気づきジャッジコールを行った。
Naotoに不正の意図はなく、またAmiもタッサが追放ではなく墓地に置かれていたことに気づいていなかった。

(当時の裁定)
Ami:その他一般のゲームルール抵触行為(GRV)
Naoto:その他一般のゲームルール抵触行為(GRV)
※Amiは呪文を適切に解決することを怠ったこと、Naotoはカードを適切な領域に移動させなかったことが違反
懲罰:両者に【警告】を与える

(追加措置)
部分的な復元として、≪海の神、タッサ≫を墓地から追放領域へ移動させる。

(現在のルールで出すべきだと考える裁定)
当時と変わらず


【ケーススタディ】トランプルを忘れているようです(2014年11年)

https://apps.magicjudges.org/forum/topic/13756/

(概要)
ルール適用度:一般
あなたの立場:HJ
観客の1人から声をかけられ、「さっき、APが+1/+1カウンターが1つ乗った《牙守りの隊長》(修正込み3/4トランプル)で攻撃して、NAPは《族樹の管理人》(1/1)でブロックして再生しました。
《牙守りの隊長》はトランプルを持っているので、NAPに2点貫通すると思うんですけど、トランプルを忘れているみたいでNAPにダメージが入っていません。私がゲームを止めてもよいか分からなかったので、まだゲームは止めていません」と告げられた。
ゲームの状況を見ると、APの戦闘後メインフェイズに入っており、双方のライフメモを確認するとズレは生じていなかった。
この状況にあなたはゲームを止めて介入するべきだろうか。

(当時の裁定)
介入すべきではない。
トランプルを持つクリーチャが防御クリーチャーへの余剰ダメージをプレイヤーやPWに与えるには「プレイヤーが攻撃クリーチャーがトランプルを持っていることを認識している」ことが前提であり、それが明示されないのであれば全てのダメージをクリーチャーへ割り振ったと見なされる。
MTR上でゲームの誤りは発生していない以上、ゲームの進行を止めてこれを指摘した場合はジャッジによるAPへのプレイ補助となる恐れがある。
観客がゲームを止めずにジャッジに伝えたことも正しい判断だったと考え、これに謝意を伝えるべきである。

(現在のルールで出すべきだと考える裁定)
当時と変わらず


【ケーススタディ】変異の表を見てしまいました(2014年11月)

https://apps.magicjudges.org/forum/topic/14309/

(概要)
ルール適用度:競技
(現在のAP:Asai)
Asaiは戦闘フェイズに、≪高原の灰色熊≫と変異状態の≪長毛ロクソドン≫の2体でNaitouを攻撃した。
Naitouは自身のコントロールしているクリーチャーでどのようにブロックを行うかを考えカードを並び替えているうちに、おもむろに裏向きの≪長毛ロクソドン≫の表面を見てしまい、これに気づいたAsaiがジャッジコールを行った。
調査の結果、Naitouは不正の意図はなかったが裏向きのクリーチャーが何であるかを認識している状態であることが判明した。

(当時の裁定)
Naitou:過剰なカードを見た(LEC)
懲罰:Naitouに【警告】を与える

(現在のルールで出すべきだと考える裁定)
当時と変わらず


【ケーススタディ】本来とは違う解決順(2015年1月)

https://apps.magicjudges.org/forum/topic/14685/

(概要)
ルール適用度:競技
(現在のAP:Araki)
Arakiは第一メインフェイズに≪アナフェンザの伝令≫の長久能力を起動した。
能力が解決され、≪アナフェンザの伝令≫の上に+1/+1カウンターが1つ載せられたあとに戦士トークンを場に出そうとしたため、Nakamuraはすでに誘発のタイミングを過ぎているのでトークンは出せないはずだと考えジャッジコールを行った。
Arakiはインタビューにて「本来は先に誘発でトークンが出るのはわかっているが、普段のFNMの感覚で先にカウンターを置いてしまった。特に相手が何か対応できるマナがないのでそのようにしてしまった」と回答している。

(当時の裁定)
Arakiの行動はMTR4.3の「順序違いの連続行動」に該当すると判断できるため、トークン生成は行われる。
両者共に違反、懲罰なし

(現在のルールで出すべきだと考える裁定)
当時と変わらず



その2に続きます

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