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新しい詩「カメラ アイ」


『カメラ アイ』

たとえば

花は咲いていないと
美しくないだろうか

カメラをよせたときに写る
ただの葉っぱ
肉眼では見られなかった
葉脈やら
複雑な色の変化やら
いや、そんなことばではあらわせない
なにかが
写ってなくはないか

人はふだんから
見ているはず
見ているようで
見ていない

それが
まさに人生
だったりしないだろうか

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