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床下が凍ってる…?

こんにちは。
防虫ライターの丸永(マルエイ)です。
本日のテーマは「床下が凍ってる…?」というお話。
床下の湿度が高いと床下の水分が冬場に凍っている場合があります。
しかし、床下の木材まで凍ってしまうといことはありません。
トップ画像の床下では木材が凍ってるのかな?と一瞬見間違えそうになります。
なんとこれ、実は前回お話した木材腐朽菌になります。

腐朽菌でびっしり

見てください。
石から何から凍りついてまるで
「アナと雪の女王」
のような景色です。
しかし、残念ながらこれはアナ雪の現象でもなくナミダタケという腐朽菌があちらこちらに菌糸を伸ばして木材成分を吸い取って成長している状況です。
褐色腐朽菌という種類に分類されます。

ナミダタケの繁殖
指で触れると綿のような感覚

このような状態ではシロアリも食害することはありません。
これは腐朽菌によって木材成分が分解され、シロアリは食べる箇所が少なくなってしまい腐朽菌の一人勝ちになっています。
この現象が起こってしまう要因は、床下の湿気と床上の温度差によって引き起こされています。
この現象により木材には結露を生じ水分を含んだままやがて腐っていきます。
そこに木材の菌の胞子が付着して木材は腐朽していくのであります。
ここまでの床下となればまぁまぁ酷いです。
最近では見かけることはありませんが、まだ布基礎の住宅では起こり得る話です。
いかがでしたか?
あなたのお家の床下は布基礎造りで床下土壌は湿気ってはいませんか?
もしそのような状態にありますと
今晩、あなたのお家の床下に腐朽菌が蔓延るかもしれません。
本日も一読くださいましてありがとうございます。
またお会いしましょう。
バイバイ‼️


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