全く関係ないときに、いいアイデアが生まれる現象について

図書館で、パッと目についてこの本を借りて、読んでみた。

朝出勤し、一番最初にメールをチェックするサラリーマンは多いのではないだろうか。

私の会社は、メールソフトを立ち上げている時間でログが取り、勤怠管理に使う仕組みになっている。従い、半ば強制的にメールソフトを立ち上げさせられるようになっており、一番最初にメールチェックをするのは自然な動きである。

それを否定されるもんだから、何が書いてあるんだろう?って思って。

本の中身としては、脳科学の観点から仕事のパフォーマンスを上げるための方法論が記載されていて、参考になりそうな内容もあった。
(朝一メール→残業増の因果関係は正直”?”。アイキャッチと捉えよう)

で、表題の話。

外を歩いていたり、家でシャワーを浴びていたりするなど、思考を積極的に働かせようとしていない時が、誰でもあると思う。

そういう時に限って、頭がクリアな状態で無意識的に思考が深まって、急になんか考えがまとまったり、新しいアイデアが出てきたりすることがあるが、これは皆共通なのだろうか。

そして、この現象は脳科学的に、これ説明できる現象の模様。

脳の働きには2種類あって、(正確な表現ではないかもしれないが)ここでは「情報収集モード」と「まとめモード」とする。

脳はずっと同じモードを続けることは出来ず、無意識的に行き来していて、バランスを取っているらしい。

例えば、何かに注視しているとき、脳は情報収集モードとなる。例えば、スマホを見てたりするとき。脳が自分の外側方向を向いているとでも表現できるだろうか。


その逆がまとめモード。即ち、目の前のモノを注視していなく、脳が自分の内側方向を向いていると表現できるだろうか。このモードの時は他人から見ると上の空に見えるらしい。

外を歩いていたり、家でシャワーを浴びていたりする時は、目の前のモノを注視しなくてもその動作が無意識的に入る。その結果、脳が勝手にまとめモードになり、意識が自分の内側に向いて、急になんか考えがまとまったり、新しいアイデアが出てきたりすると考察できそう。

ちょっと前に、こうやっていい思考が無意識的に生まれ、書き留めたりできぬ間に脳内からすぐに消えていくのは勿体ないなぁって思った。

こんな欠陥とも解釈できそうな特性も脳科学的に説明できそうな現象だとしたら、なんだか面白いなって思った。

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