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エミリーと不思議なペンダント

エミリーは普通の10歳の女の子だった。学校では優等生で、友達もたくさんいた。家ではペットの猫と仲良く過ごしていた。でも、彼女には誰にも言えない秘密があった。それは、彼女が超能力を持っているということだった。

エミリーは生まれつき超能力を持っていたが、それをコントロールする方法を知らなかった。彼女は感情が高ぶると、物を動かしたり、火を出したり、電気を消したりすることがあった。それが原因で、彼女は何度もトラブルに巻き込まれてきた。だから、彼女は自分の能力を隠そうとしていた。

ある日、エミリーは学校から帰る途中に、古いおもちゃ屋に立ち寄った。そこで、彼女は不思議なペンダントを見つけた。それは金色のチェーンにつながれた青い宝石で、中に星の形が浮かんでいた。エミリーはそのペンダントに惹かれて、少ないお金を払って買ってしまっていた。

家に帰ってから、エミリーはペンダントを首にかけてみた。すると、不思議なことが起こった。ペンダントが光り始めて、エミリーの頭の中に声が響いた。「こんにちは、エミリー。私はアストラと言います。あなたの超能力を助けるために作られたペンダントです」

エミリーは驚いてペンダントを外そうとしたが、外れなかった。アストラは続けて言った。

「私はあなたと一緒にいることになりました。あなたの能力をコントロールする方法を教えますし、あなたの友達にもなります。私を信じてください」

エミリーは戸惑ったが、アストラの声は優しくて親切だった。エミリーは少しずつアストラに心を開いていった。

それから、エミリーの生活は変わり始めた。アストラの指導で、エミリーは自分の能力を上手に使えるようになった。彼女は物を浮かせたり、空気を操ったり、念写したりすることができるようになった。それだけでなく、アストラはエミリーに色々なことを教えてくれた。宇宙や歴史や科学や芸術など、エミリーが興味を持つことを全て教えてくれた。

エミリーはアストラと一緒に冒険したり、遊んだり、笑ったりした。彼女はアストラを最高の友達だと思った。でも、彼女はまだ誰にもアストラの存在を明かせなかった。アストラは言った。

「私はあなただけに見えるし聞こえるし話せるようになっています。他の人に知られると危険です。私はあなただけの秘密です」

エミリーはそれを納得したが、時々寂しく感じた。彼女は自分の能力やアストラを他の人と分かち合いたいと思った。でも、彼女はアストラを失いたくなかった。だから、彼女は黙っていた。

そんなある日、エミリーは学校で大きな事件に巻き込まれた。彼女のクラスメートの一人が、校長先生の車に火をつけてしまったのだ。そのクラスメートは、エミリーと同じく超能力を持っていたが、それを悪用していた。彼はエミリーにも能力を使わせようとして、彼女を脅した。

「お前も超能力者だろ?俺と一緒にやろうぜ。楽しいぞ。先生や生徒や親に復讐しようぜ。お前も嫌な思いをしたことがあるだろ?」

なんで知ってるんだろう。そう考えながら思い出した。

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