結局ロイロノートに落ち着いてしまう
私の努めている自治体では、GIGAスクール導入当初からロイロノートを導入していて、今年で5年目になります。
私自身は途中で転勤してきたので、ロイロ歴は4年目になります。
とは言ってもその間に1年生を2度担任しているので、使い方にも色々と制限をかけて使用していました。
今年は、算数専科として5年生3クラスで授業をすることになっているので、今までよりは自由に使えるかなと思っています。
しかし、私の今までの感覚では『算数』はあまりICTとなじまないのかなと思います。
特に、低学年ではしっかりと具体物を触らせたいという思いや、式を書く大変さから提示用として私は使っても、あまり子ども達に使う場を設けないでいました。
更に、Googleのアプリやcanva、Padlet等豊富なアプリが周りにあるので、ロイロノートの陰は自然と薄くなっていました。
しかし、今年度高学年で算数の授業をしていると、思った以上にロイロノートが便利であることに気づきました。
以下具体的な例で考えてみます。
1.授業で配布したいものの準備
例えば、体積の問題で図形を子ども達に配布したい場面を考えます。
私は3クラス担当しているので、Classroomで配布しようとすると、全クラスで算数だけのClassroomを作る必要があります。
元々あるものにお邪魔しても良いのでしょうが、それだと少し煩雑になって面倒です。
全クラスまとめて1つのClassroomという手もあるかもしれませんが、100人以上を1つのClassroomで管理するのはちょっと現実的ではありません。
誰が提出物を出しているかなど、確認が難しいです。
その他のアプリでもやはり3クラスある、というのがネックになってなかなか上手い手が見つかりませんでした。
そこで、ある意味消去法的にロイロで「算数」の授業を作り各クラスに配布をしたのですが、ロイロのある機能がとても重宝しました。
それは「自主学習」という、少し下の方にある機能です。
ここでは、通常と同じようにノートを作ることができます。
そしてそこで作業をした教材は「送る」の機能を使って自分のノートに送ることができます。
どこかのクラスで作業をしていると、作業途中のデータなどとごちゃ混ぜになりそうですが、ここではその心配はありません。
2.他のアプリとの連動
また、昨年度「くじらぐも」でロイロ×canvaの実践をしてみました。
他のアプリとの連動もバッチリなのがとても嬉しいところです。
また、別に記事にするかもしれませんが、体積の授業では工夫して体積を求める問題で教科書の図形をもとにしてそれをロイロ上で求め方の説明と式をかきました。
そしてそれをFlipへともっていき、アウトプットするという実践もやってみました。
また、Kahoot!への入り口としてもロイロノートを使っています。
(昨年までFlipとKahoot!をほとんど使っていないのは内緒・・・)
このように、ロイロを入り口として多くのアプリを使用しているのが今の私です。
とはいえ、以前の記事で
「大人が使うツールを子どもが使うことのメリット」について、考えたことを書きました。
ロイロノートは学習者用のアプリなので、一般的な会社ではほとんど使われていません。
しかし、改めて考えると、小学校段階ではそれで構わないのではないかなと思います。
もちろん、Google等の機能を使えるに超したことはないのでしょうが、無理にそれだけでなくとも、色々な選択肢があってもよいのではないかと思います。
そして、ロイロノートは今月になり、スタンプ機能が実装されるなど今なお進化を続けています。
そして、ふと『ロイロ認定ティーチャー』について、今まではあまり意識をしていなかったのですが、学びのチャンスを増やす意味でもチャレンジしていきたいなと思うようにもなりました。
あまのじゃくなので、来月あたりには他のアプリに寝返っているかもしれませんが・・・
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