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校内研修における共有ノートの可能性

先日、私の勤めている学校で授業研究会がありました。
校内だけでなく、他市からも参観に来られるなど少し大きめの発表会でした。

私は発表者ではなかったので、その授業をiPadを片手に前から横から後ろから子どもの間から(邪魔笑)授業を参観しました。

授業参観中のメモ

その時に思っていたことが、他の先生方はどんな視点で授業を参観し、何をメモしているんだろう?
ということです。

この思い自体は、ずっと昔から持っていて、若手の時に思い切って他の先生に聞いたこともあります。

その先生は、教師の発問と子どもの反応を書いていると教えてくれました。

ただ、授業によって違うとも教えてくれました。

私自身も、流れをメモしたり子どもの発言をメモしたりと授業や教科によってまちまちです。

授業の見方

コロナ禍の数年間、他校での研修がオンラインで参加になったり、そもそも研修が縮小されたりとなかなか教室に大勢集まることが減ってしまいました。

その間、新採校の三年間での「授業を見る技術」というものの伝達が薄れていったのではないかと危惧しています。

実際、今年の校内研修での研究協議はどこか手探りな感じがありました。

さて、話を本題に戻します。

みんなで共有する方法

この研修会のときの他の人は、何を書いているのか問題ですが解決の方法がありました。

ある研修会でGoogleの方のお話を聞いている中で、教わりました。

やり方は単純で、共有をかけたドキュメントにそれぞれがメモを書いていけば良いのです。

しかしこの方法には少し難点があります。
私の学校ではChromebookを使用しているのですが、Chromebookは授業を参観する時に操作するには少し重たく、またドキュメントに文字を入力するためのキーボード、音声どちらも授業参観中には使いづらいのです。

そこで思いついたのはロイロノートの使用です。
共有をかけたロイロノートであれば、授業参観の時に付箋で気づきを貼っていくことができるので割と現実的です。

先生方も使い方には慣れていますし、今すぐにでもできそうです。

更にもう一つ思いついたのはcanvaです。
坂本先生の著書にもありましたが、校内研修をcanvaでオールインワンするのはとても理想的です。

どちらで行うにしても、授業中や講演中のメモをみんなで見ることは、若手の育成という面や多様な考えに触れるという点からもメリットが大きいように感じます。

これからは共有の時代

ただでさえ教員の研修は(自主研修を除き)研修の成果を共有しなければならないのですがなかなか難しく、ICTの力を使って改善していく余地へまだまだ多そうです。

このあたりは、現在の情報主任としても手がつけられそうですし、欲を言えば研修主任とのタッグで実現ができそうなので、冬休みにしっかりとブラッシュアップして導入していきたいなと思っています。

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