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くじらぐもに子どもたちを乗せて旅をしてみたよ!(canva×ロイロ×GoogleEarth)

先週、以下の実践を紹介してみました。

私の投稿した記事の中では、最も多く観覧されていました。
canvaとロイロノートのどちらの需要が強いのかはわかりませんが、この記事が少しでも役に立てたり、考えるきっかけになっていたりするのであれば嬉しい限りです。

今回はその続報になります。
実践のまとめを中心に成果と課題について大まかに述べていきたいと思います。

実践について

①音読、読みの確認、場面の確認→単元のゴールを共有
②場面ごとの出来事の確認
③「」の使い方と台詞の確認
④前半の場面の音読の仕方
⑤山場の音読の仕方(天までとどけ・・・)
⑥雲の上での様子→上にある写真を使いました。
⑦帰った場面のこと&音読録音 (←今ここ)
⑧各自の声で作品を完成させ、保護者に見てもらえる形にする

大まかに書くと上記のように授業を進めました。毎時間音読の時間はしっかりと確保しました。単元のゴールでは自分たちのオリジナル音読動画を作ろうと伝えていたので、音読には自然と力が入っていました。

第4時の終わり10分で撮りました

また、6時ではこの写真のように子どもたち一人一人を雲に乗せ、canvaのアニメートの機能で動かしました。子どもたちは狂喜乱舞でした。
ポーズを決めて教室で撮った写真をcanvaの背景リムーバで背景を消し、貼り付けただけです。本当にワンクリックでできます!

追加で下の写真のようにGoogleEarthのスクショも追加し、実際に学校から空を飛んでいるように映像をつなげました。
子どもたちは「ドローンで撮ったんですか?」と言っていましたが、あながち不可能ではないな・・・と、くじらぐもからの映像だよと紹介する時代が来るのかなとも思いました。

ちなみに子どもたちは校歌を歌いながら動画を見ていましたので、歌っている音声も採用しました。

成果

私は2年前にも1年生を担任しているのですが、そのときとは子どもたちの音読に取り組む姿勢が違いました。今回はかなり前のめりに音読に挑戦していました。
正直、一人での音読に自信がなく、録音を嫌だなと感じている子どももいました。しかし、自分が乗っているくじらぐもが嬉しいらしく音読が上手になりたいという思いをもって練習に取り組み、16日(月)にはとても上達していました。

また、様子を思い浮かべるのにもとてもいい手立てとなったのではないかと思いました。
単元の最初の方で子どもたちに「海や町や村で何が見える?」と聞いたときに見えるはずのないものを言っていた子どもたちですが、上空からの写真で自分たちの住んでいるところを見ると、まるで本当に空を飛んでいるように感じることができたのではないかと思っています。

課題

実は、課題も多く見つかりました。
大きく分けてまとめると3点です。

①担任の負担が大きい
まず、これについては大きな反省です。私自身「働き方」をキーワードに挙げているにも関わらず、この動画を作成するのにかなりの時間を要しました。
また、同学年の先生方へもプレッシャーになってしまったのではないかと思っています。
言い訳が許されるのであれば、2つほどさせてください。
一つ目は私のcanva活用歴の浅さです。(2ヶ月)二つ目は、確かに時間はかかりましたが、今後、同じような実践をするときには大きく時間短縮をすることができるだけの財産は得たと思っています。
また、何より私自身楽しみながらできたということは大きかったです。

②場面ごとの音読の上達が動画に生かされない
例えば「天までとどけ、一、二、三」の台詞は全員で読みました。一人一人の読みの工夫がわからないので、作品としては○でも評価面では難しいなと思いました。結局もう一度その場面は録音するしかないのかな・・・

③これは、①の負担ともつながります。ロイロで録音した音声をcanvaにアップロードしたのですが、一人ずつ提出箱に提出したものを一度提出箱から出さないと出力ができませんでした。作業自体は簡単なのですが、提出箱からノートに出し、出力を約30人分するのはちょっと持続可能な感じではありませんでした。
他のクラスの先生方には、班などで担当を決め、まとめて録音して提出してもらうと楽です、と伝えました。

まとめ

以上のように成果も課題もはっきりとあった実践ですが、私個人としては授業も放課後の作業もとても楽しく行うことができました。

この実践を用いて、canvaを校内でもステルス展開していくべく、紹介しようと思っています。

まだまだ、canva×ロイロについても思うところは何個かありますので、チャレンジしてみたいと思います。

長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!

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