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エルデンリング古竜信仰RP #10

・前回

エルデンリング古竜信仰RP #9|えびやろう (note.com)

前回はラダーン祭を開催、完了するまで進んだ。
今回はノクローンの都を探索していく!

プレイヤー・ネーム:Thorvald
素性:放浪騎士

・今回のプレイ記録

Thorvaldは、ラダーンの隕石が落ちたリムグレイブの地を訪れていた。

ハイト砦の西方。元は原っぱだった土地には、地下へと続く大穴が開いていた。
位置関係を考えれば、恐らくはこの大穴が、ノクローンに続く道なのだろう。星がラニの運命を切り拓くという話だったが、まさか隕石による破壊が起因になろうとは……。

大穴を下る道中、ブライヴの書き置きを発見した。
彼は別の仕事を任されたとのことだが、このタイミングでとはあの男もツキがない。

ブライヴについて、念のためイジーにも確認を取ったが、やはり先にノクローンへ向かってくれとのこと。
ならば、一足先に探索の足を進めてしまってもよいだろう。

大穴を抜け、地下へ出ると、すぐにノクローンの都の一端が目前に広がった。

地下空洞にノクローンの建築物が連なっている。

ノクローンの道中には、自在に形を変える泥のモンスターが蠢いていた。
それと、市街には肌が白い小人たちがおり、こちらを外敵と認識したのか、気がつくや否や攻撃を加えてきた。

さりとて、さほど困難な道程ではなかった。
Thorvaldは歩を進め、石畳の広間へと出るが、そこでは奇妙な体験をすることになった。

広間にポツンと置かれていた泥の塊。それがこちらの姿形を模して、襲いかかってきたのだ。

すごく……弱かった。

この写し身の雫は、コピーした相手の能力をも模倣するようであった。
こちらと同じ武器、同じ祈祷、同じ戦技。

雫はThorvaldを真似て攻撃を加えてきたが、やはり本物には及ばない力しか持たなかったようだ。
(というか、弱すぎて若干のショックさえあった)

それからThorvaldは歩を進め、夜の神域と呼ばれる街並みを視認した。

椅子に腰掛けた巨大な遺骸が見える。

神域へと下る道中、Thorvaldは些か道に迷い、奇妙な広場へ辿り着く。
そこには巨人とおぼしき遺骸が倒れ伏していたのだが、迂闊にもこれに近づいたところ、それが起き上がって襲いかかられることとなった。

竜人兵と呼ばれる巨人は、竜になりそこなった……合成生物とも言える代物だった。
人を形どる雫といい、竜の混ぜ物の巨人といい。
このノクローンの都は、お世辞にも行儀がよいとは言えない研究をしていたと見える。

突くべし!

巨大な竜人兵の攻撃は強力で、二度も殴られてしまえば死が見えた。
だが、この兵の動きは重く、また足元はがら空きだ。
Thorvaldは巨体の足元にもぐりこみ、腿を戦斧で突きに突いた。

目も突くべし!

どれだけ巨躯の相手だろうと、幾度となく切り刻めば弱るというもの。

幾度目かの攻防を経て、竜人兵は地に伏した。


折よく強敵を討ち果たしたものの、どうやらこの道はここで行き止まりであった。
Thorvaldは探索をやり直し、それから隠れるようにして繋がっていた夜の神域への道を発見した。

夜の神域は、不気味、の一言に尽きた。
なにかから逃げ惑う人々の遺骸がそこかしこに連なっており、この都に住んでいた民が、どうしてこのような結末を迎えたのか、考えられずにはおれない。

襲いかかる敵を打ち払い、ノクローンの地を抜けていくと、Thorvaldは橋からも見えた巨人の遺骸の足元に辿り着く。

巨人の椅子の下部には宝箱が置かれており、ラニが求めたノクローンの秘宝は、その箱の中にあった。
手にした秘宝の性質を感じたThorvaldは、しばし言葉を失った。

それは、大いなる意志や、その使徒である二本指を殺傷せしめる、黄金律の下では禁断というほかない呪物であった。

Thorvaldは、この刃をラニに届けるかどうか、迷わざるを得なかった。
陰謀の夜の起因となった月の王女ラニ。そんな相手に、この刃を渡してしまって、よいものなのか。

……。

Thorvaldは、結局のところ、ラニに刃を渡す決断をした。
理由は、ラニにはいつぞや教会で援助してもらった借りがあることが一つ。
それともう一つは、ロジェールの望みを果たしてやるためだ。

ラニの下を訪れると、彼女は秘宝を巡って起きたことを、全て承知しているようであった。

彼女は秘宝が届けられたことに満足すると、『カーリアの逆さ像』なるアイテムを、こちらに手渡した。
その像が、彼女の肉体の在り処へと、導いてくれるらしい。

ラニは最後にこちらを労い、それが別れのやり取りとなった。
こちらは呪痕のためにラニを利用し、ラニは秘宝のためにこちらを利用した。その関係も、ここで終わりであると。

帰りの道すがら、イジーの下にも立ち寄った。
彼は、ラニが暗き道に旅立ち、己の役割ももうすぐ終わりなのだと感慨深げに話した。
そして、最後までラニに仕えてくれと、そう頼まれた。

イジーと別れた後、Thorvaldは己の中に気がかりがあるのを感じた。
ブライヴのことだ。結局、彼とはノクローンで合流しないままであったのだが、あの義に厚い男が、仕事を任せたっきり姿を見せずにいるのが、どうにも気になった。

ブライヴの姿を探したところ、彼は以前共に戦った封牢の中に閉じ込められていた。
話を聞くに、彼を牢に閉じ込めたのはイジーで、ブライヴがラニの危険となる恐れがあるため、封じられたのだという。

ブライヴはイジーの仕打ちに困惑していたが、ラニは己の運命と戦うために旅立ったのだと語り、その助けに向かうため去っていった。

正直、カーリアの者たちと別れるのは、後ろ髪をひかれるものがあった。
陰謀の夜を引き起こしたラニ。彼女に仕えるイジーやブライヴ。

ラニの思惑こそ不穏だが、彼女の臣下たちと関わっている内、この者たちがただ陰謀を企てるばかりの輩だとは思えなくなっていた。

とはいえ、Thorvaldには先にやるべきことがあった。
元はと言えば、ラニたちとはロジェールの依頼があったがゆえ、関わりを持つこととなったのだ。

Thorvaldは円卓に帰還し、ロジェールに会いに向かった。
仕事は順調。もう少しで呪痕を手に入られると、報告したかった。
だが────

ロジェールの命は、すでに燃え尽きていた。
Dの弟の消息を記した、手紙だけを残して……。

次回へつづく。
エルデンリング古竜信仰RP #11|えびやろう (note.com)

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