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美容室のサービスレベルアップを支援する講習&スクール特集

1.美容業界の今


今や美容業界はフリーランス美容師が増えてきたり、新しい働き方も広く導入され、年々増加している美容室の数は26万件を超えています(2023年1月厚生労働省発表)。

▼こちらのブログでも美容師の新しい働き方について触れています▼

そんな中、変わらず美容室経営でよくある悩みとして、次のようなものがあります。

  1. 集客問題:新規集客、リピート率、広告費用に関して

  2. 顧客教育:来店周期、顧客の予約キャンセルや時間変更への対応

  3. 人材不足:離職率、スタッフのモチベーション管理

  4. 人材教育:技術力、接客、マナー、人間力

  5. 労働時間:長くなりがち

どれもサロンなりの試行錯誤が必要な課題ですが、今回は、美容室における『人材の教育』にフォーカスします。

2.美容室での人材教育

まず、個人経営の一人サロンは除き、美容室で美容師という人材を採用し育てることは、実に大変なことです。

忙しいサロンワークの中、技術や接客術を教え込むには、マニュアルを作って解決するものではなく、一朝一夕でできるものではありませんよね。

個人的な経験でも、以前美容室に行った際、アシスタントさんに仕上げのドライヤーをしてもらったとき、仕上がりの頭がとんでもないことになってびっくりしたことがありました。ヘアカットしてくれた美容師さんが確認しに来て直してくれたので無事帰れましたが、外に出られない仕上がりに「美容室での施術はカットだけじゃないんだな」と思ったものでした。
逆に、別の美容室では若いスタッフさんがとても丁寧にシャンプーをしてくれたことがあったのですが「シャンプーが好きで、今シャンプーの勉強中なんです」と嬉しそうに話してくれたことがありました。

一言で「髪を切りに行く」と行っても、美容室で行う施術はヘアカットだけでなく、シャンプー、カット、カラー、パーマ、ドライなどいくつも行程があります。

マンツーマンで全て施術するサロンもありますが、そこまでたどり着くためにも練習を重ねたり、アシスタントで割り振りされる場合もあるでしょう。

「シャンプーが好き」「カラー専門でいきたい」という場合もあるかもしれませんが、このようなカット以外の施術についても手際や仕上がりでお客様の総合的な満足度は影響されるものです。

営業中、常に事細かに全ての技術を教えていくわけにもいきませんよね。さらに、経験を重ねないと技術の定着も難しいもの。そんなときの第一歩として、特に若手を採用した場合には、目的に応じて特化した外部講習やスクールに預けてみるのはいかがですか?

一言で美容師と言っても、美容師ができること、またはやりたいことは意外と幅広いもの。シャンプーやヘアカットはもちろん、美容師だからこそ提供可能なその他の技術としてはヘアメイクやアイラッシュもありますよね。

素質に合ったものを選ぶのも良いでしょうし、技術力アップを叶えれば、サロンの総合的なお客様満足度も並行して上がっていくでしょう。こうして好きなことや自信になることを続けられれば、スタッフの仕事に対する満足度や充実度、定着率もきっと上げることにつながります。

3.美容室で活かせる技術を身に着けられる講習・スクール

ヘアカットやカラー技術の習得は、身近に一番のスペシャリストがいるかと思いますので、今回は、オプションメニューやサイドメニューとして利用できそうなカットやカラー技術以外のより専門性の高い講習を調べました。

1.ヘアメイク師講習会

美容師とヘアメイクの仕事を両立したいという働き手は多くいます。しかし、大半の美容室ではヘアメイク技術教育の体制が整っておらず、就職まで結びつきません。
講習では、ヘアメイク師を育成するカリキュラムを提供しています。講師を務めるのは、現役で活躍しているヘアメイク師です。ヘアメイクの実績や技術者がいないサロンでもヘアメイク師を育成することができ、美容師アシスタントの生産性や定着率アップにつながります。

▼詳しくはこちらから
https://puala.co.jp/salon-workshop/

2.シャンプー、ヘッドスパ出張講習

リピート率7割以上のへッドスパ専門店が、全国の美容室を対象に自分のお店の設備で本格的な頭皮マッサージの座学や技術、接遇マナーが学べる「出張ヘッドスパスクール」を提供。
普段使いなれたベッドやシャンプー台に合わせた技術を習得できるため、受講後にスムーズにお客様にサービスを提供できます。

▼詳しくはこちらから
https://kissui.tokyo/school/school-headspa/

3.顔タイプアドバイザー認定講座

「パーソナルカラー診断」や「顔タイプ診断®」はファッションやコスメ選びのスタンダードになりつつありますが、実はヘアスタイルにもとても関係があります。
似合う髪型を見つけ提供するのは経験とセンスと言われていましたが、理論で似合う髪型を学ぶことができるため、スタイリストデビューをして間もないスタッフでも的確な似合う髪型を提案することができるようになります。

▼詳しくはこちらから
https://kaotype.jp/


今回は、美容師として武器になる技術習得についてまとめてみました。美容室で活躍する場面はいくつもあります。美容師さんには努力家の方も多いですが、ご自身の伸ばしたい「好き」や、スタッフ教育で行き届かない部分は、お店の中で学ぶ機会を待っているだけよりも、外部のスクールや講習を利用してみるのも、良いかもしれませんね。

ただ、時間や気力に余裕が無いと学ぶ意欲を高めるのも難しいので、サロンワークを効率よく進め時間の余裕を生み出すには、POSレジシステムの導入がオススメですよ。
長時間労働になりがちな美容室での仕事を効率よく進め、スタッフ教育の時間をつくれますように。

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